TPPは関税の撤廃だけではありません。自由貿易を阻害するものも撤廃を迫られます。たとえば、車の排ガス規制です。日本の規制は厳しすぎるからもっと緩和せよ、とか軽車輌税の廃止を求めています。食品に表示される産地や添加物の名前、「遺伝子組み換え大豆は使用していません」の表示も邪魔なのです。日本では使われていない添加物や農薬が入ってくるようになります。ポストハーベストも。また日本の皆保険制度がアメリカの医療関係者には邪魔なのです。消費者金融の上限利息も撤廃されるかもしれません。
日本人が長い歴史の中で培ってきた法律はズタズタにされ,保たれていた秩序はバラバラになってしまいます。そして人を思いやる心も、絆も失うでしょう。資産を持つものが勝ち組として現れる社会です。日本の文化が危ないのです。
TPPにはISD条項というものがあります。投資家や投資企業が相手国政府を提訴できる仕組みです。日本に投資した企業が、日本政府や地方自治体の政策によって損害を被った場合、世界銀行傘下の国際投資仲裁センターに提訴できるものです。NAFTAでの紛争件数は46件中米国が訴えられたのは15件で敗訴はなし。国際投資仲裁センターの歴代総裁は米国人で、世界銀行への最大融資国も米国です。負けるはずがないのです。
TPPはとても危険です。
面白い川柳をみつけました。
今日の笑えない川柳:「TPP 米を 守ると アベが言い」 @「自民党 TPP 断固反対」ポスターが爆笑を呼んでいる。
ウソつかない。
TPP断固反対。
ブレない。
日本を耕す!!自民党