今年のニュース（２）

③大増税と負担増

　忘れてはいけないのが今年６月、住民税の大増税が実施されたことです。個人住民税の非課税限度額廃止で１７０億円の増税、個人住民税の年金課税強化で１４００億円増税、老年者控除廃止で１２４０億円増税、公的年金控除の縮小で１１６０億円の増税、高齢者に対してあわせて３９７０億円の増税となりました。この負担増については、私のＨＰニュース「お元気ですか」にも記載しましたが、公明党が発案し、自民・公明で決めたものでした。県条例の改悪には、自民・公明・民主が賛成しました。
　年金が減らされ続けている高齢者には大増税をおしつけながら、一方、大もうけをしている大企業には３７００億円も減税していることが明らかになりましたし、不良債権の処理を税金でおこない、３兆円もの大もうけをしている６大銀行は法人住民税がいまだにゼロです。こんな「逆立ち」を許しておいていいのでしょうか。
　　　　※「美しい国」が逆立ちすると、 「　に　く　い　し　　く　つ　う　」　だって。
　放っておけば、まだまだ負担が増えます。日本共産党の増税シミュレーションで計算してみてください。ますます怒りも大きくなると思います。来年の選挙で審判をくだしましょう。

④教育基本法改悪

　次に、臨時国会最終盤、教育基本法が改悪されたことです。詳しくは今月１５日の記事をご覧ください。
　くりかえしになりますが、改悪された内容はことごとく憲法に違反するというのが特徴です。憲法を変えさせないとりくみが、教育を守るうえからも大切になってきました。幸い、教育基本法改悪反対の運動は、最終盤、党派や労働組合の枠を超えた大きな運動に発展しました。これを力に、憲法を守るとりくみをいっそう大きくしたいと思います。
　それにしても、自民党岡山県議団は４度目の「教育基本法『改正』を求める意見書を採択しました。内容は私のＨＰニュース「お元気ですか」で書きました。本当に「ひどい！」としか言いようがありません。