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昨日(27日)開かれた県議会常任委員会に「おかやま創生総合戦略」(案)が示されました。
この「戦略」は、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を勘案しながら、岡山県での人口減少問題を克服し、持続的発展するための計画を示すものです。総務委員会で私は、戦略の位置づけや内容についていくつか質問しました。
1つは、県には、総合計画としての「晴れの国おかやま生き活きプラン」があり、各施策ごとの計画やプランもあり、それらとの関係について問いました。
担当課長は、「おかやま創生総合戦略」(以下、「戦略」)に書き込まれた施策は、基本的に「生き活きプラン」にも盛り込まれており、「生き活きプラン」の施策から人口減少対策に関する施策を抜き出し、重点化したものとのことでした。私は、数多くのプランを知っている方だけが「戦略」を読むとは限らないので、「戦略」の位置づけや、他の施策(計画・プラン)との関係をわかりやすく書き込むことを求めました。
2つめは、子育て支援策について(総務委員会なので直接の担当課はいませんが)質問しました。
「いきいき子どもプラン2015」策定時の県民意識調査では、少子化の原因として「子育てにお金がかかりすぎる」「仕事と子育ての両立が難しい」との回答が多数を占めていることを指摘し、これらの問題を解決するための施策が、県民の願いに応えるものになっていないことを追求しました。
「戦略」とりまとめの担当課長は、「きめ細かな保育サービス」「多子世帯への経済的支援を実施している市町村もある」などと述べました。私は「きめ細かな保育サービス」「人材の養成」などは必要だが、肝心の保育所の不足、待機児問題など、市町村まかせでなく県としても支援するよう強調するとともに、子どもの医療費補助制度の年齢拡大や障害者(児)医療補助制度の拡充を求めました。
3つめは産業施策について(これも直接の施策の担当課はいませんが)、企業誘致やベンチャー支援、もうかる産業に特化するばかりでなく、困難な中山間地域で地元のために一生懸命がんばっている中小企業や農業への支援にも力をいれること、とりわけ小規模事業者振興基本法では事業継続への支援についても強調されていることも紹介し、「戦略」にも盛り込むように求めました。
最後に、「中山間地の集落のあり方の検討」のなかに、「小中学校を統合または存続を検討・実施する市町村を支援する」ことが書かれている点について、「統合を支援」することは、地域を崩壊させる手助けをするようなものであり、人口減少対策、集落維持に逆行することを指摘し、「統合」をおしつけることのないように求めました。
「戦略」策定の最大の目標が「人口減少問題の克服」とされている関係で、少子化対策として、「結婚・妊娠・出産・子育てへの支援」として、結婚サポーターの養成、結婚・子育てに前向きのイメージをもってもらうような情報発信、妊娠のしやすさ(妊よう性)と年齢の関係、妊娠と出産にかんする正しい知識・情報発信なども盛り込まれ、ある女性は「結婚・出産は個人の問題」「かつての『産めよ増やせよ』を想起させる」「女性は子どもを生む道具ではない」などと述べていました。
「戦略」には、教育についても記述され、全国学力テストの順位を10位以内にする目標や、荒れへの対応として規範意識の確立などについてもあげられています。
この「おかやま創生総合戦略(案)」は、「岡山人口ビジョン(案)」とともに、9月27日までパブリックコメントが実施されています。ぜひ意見を寄せてください。
この「戦略」は、国の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を勘案しながら、岡山県での人口減少問題を克服し、持続的発展するための計画を示すものです。総務委員会で私は、戦略の位置づけや内容についていくつか質問しました。
1つは、県には、総合計画としての「晴れの国おかやま生き活きプラン」があり、各施策ごとの計画やプランもあり、それらとの関係について問いました。
担当課長は、「おかやま創生総合戦略」(以下、「戦略」)に書き込まれた施策は、基本的に「生き活きプラン」にも盛り込まれており、「生き活きプラン」の施策から人口減少対策に関する施策を抜き出し、重点化したものとのことでした。私は、数多くのプランを知っている方だけが「戦略」を読むとは限らないので、「戦略」の位置づけや、他の施策(計画・プラン)との関係をわかりやすく書き込むことを求めました。
2つめは、子育て支援策について(総務委員会なので直接の担当課はいませんが)質問しました。
「いきいき子どもプラン2015」策定時の県民意識調査では、少子化の原因として「子育てにお金がかかりすぎる」「仕事と子育ての両立が難しい」との回答が多数を占めていることを指摘し、これらの問題を解決するための施策が、県民の願いに応えるものになっていないことを追求しました。
「戦略」とりまとめの担当課長は、「きめ細かな保育サービス」「多子世帯への経済的支援を実施している市町村もある」などと述べました。私は「きめ細かな保育サービス」「人材の養成」などは必要だが、肝心の保育所の不足、待機児問題など、市町村まかせでなく県としても支援するよう強調するとともに、子どもの医療費補助制度の年齢拡大や障害者(児)医療補助制度の拡充を求めました。
3つめは産業施策について(これも直接の施策の担当課はいませんが)、企業誘致やベンチャー支援、もうかる産業に特化するばかりでなく、困難な中山間地域で地元のために一生懸命がんばっている中小企業や農業への支援にも力をいれること、とりわけ小規模事業者振興基本法では事業継続への支援についても強調されていることも紹介し、「戦略」にも盛り込むように求めました。
最後に、「中山間地の集落のあり方の検討」のなかに、「小中学校を統合または存続を検討・実施する市町村を支援する」ことが書かれている点について、「統合を支援」することは、地域を崩壊させる手助けをするようなものであり、人口減少対策、集落維持に逆行することを指摘し、「統合」をおしつけることのないように求めました。
「戦略」策定の最大の目標が「人口減少問題の克服」とされている関係で、少子化対策として、「結婚・妊娠・出産・子育てへの支援」として、結婚サポーターの養成、結婚・子育てに前向きのイメージをもってもらうような情報発信、妊娠のしやすさ(妊よう性)と年齢の関係、妊娠と出産にかんする正しい知識・情報発信なども盛り込まれ、ある女性は「結婚・出産は個人の問題」「かつての『産めよ増やせよ』を想起させる」「女性は子どもを生む道具ではない」などと述べていました。
「戦略」には、教育についても記述され、全国学力テストの順位を10位以内にする目標や、荒れへの対応として規範意識の確立などについてもあげられています。
この「おかやま創生総合戦略(案)」は、「岡山人口ビジョン(案)」とともに、9月27日までパブリックコメントが実施されています。ぜひ意見を寄せてください。