以前のブログで中南米の変革について書きました。
1980年代、中南米を襲った金融危機の打開と称してIMF(世界金融機構)が支援す変わりに「構造改革」が押し付けられました。その内容は、医療・学校・福祉予算の切捨て、水道料・電気代など公費負担の値上げ、公務員の削減、公務の民営化・・・いま日本で自民・公明がおこなっている政治そのものです。
当時、中南米の各地で「教育守れ」「福祉をとりもどせ」をスローガンにかかげた集会やデモが相次いだといいます。それでも悪い政治は改まらず、貧困層がますます広がり、乳飲み児をかかえて野宿する母親、親に捨てられかえる家のない子どもたちが街をうろつき、お店の食べ物を盗むなど治安の悪化が問題になりました。政府は「治安回復」を理由に、軍隊を出動させ、浮浪する子どもを撃ち殺しました。
切り詰めても切り詰めても政治はよくならない。それもそのはずで、国民によってつくられた富は、すべて世界銀行やアメリカに吸い取られてしまっていたからです。国民は政治を変えようと、立ち上がります。しかし、アメリカの軍隊によって、アメリカ仕込の自国の軍隊によって制圧されてしまいます。アメリカにとって気に入らない政府ができれば軍隊をもって侵攻し、政府を転覆する、これがアメリカの中南米支配の常套手段だったわけです。
「国の富は国民みんなのもの」を掲げて登場したベネズエラのチャべス大統領。財界、マスコミ、軍部、労使協調の労働組合、そしてアメリカが一体となりクーデターをおこないましたが、ついに市民の力がこれを打ち破りました。いま、中南米の変革は「点」から「線」、そして「面」へと広がっています。
「政治は必ず変えることができる」――これを確信に、参院選にむけてがんばりたいと思います。
1980年代、中南米を襲った金融危機の打開と称してIMF(世界金融機構)が支援す変わりに「構造改革」が押し付けられました。その内容は、医療・学校・福祉予算の切捨て、水道料・電気代など公費負担の値上げ、公務員の削減、公務の民営化・・・いま日本で自民・公明がおこなっている政治そのものです。
当時、中南米の各地で「教育守れ」「福祉をとりもどせ」をスローガンにかかげた集会やデモが相次いだといいます。それでも悪い政治は改まらず、貧困層がますます広がり、乳飲み児をかかえて野宿する母親、親に捨てられかえる家のない子どもたちが街をうろつき、お店の食べ物を盗むなど治安の悪化が問題になりました。政府は「治安回復」を理由に、軍隊を出動させ、浮浪する子どもを撃ち殺しました。
切り詰めても切り詰めても政治はよくならない。それもそのはずで、国民によってつくられた富は、すべて世界銀行やアメリカに吸い取られてしまっていたからです。国民は政治を変えようと、立ち上がります。しかし、アメリカの軍隊によって、アメリカ仕込の自国の軍隊によって制圧されてしまいます。アメリカにとって気に入らない政府ができれば軍隊をもって侵攻し、政府を転覆する、これがアメリカの中南米支配の常套手段だったわけです。
「国の富は国民みんなのもの」を掲げて登場したベネズエラのチャべス大統領。財界、マスコミ、軍部、労使協調の労働組合、そしてアメリカが一体となりクーデターをおこないましたが、ついに市民の力がこれを打ち破りました。いま、中南米の変革は「点」から「線」、そして「面」へと広がっています。
「政治は必ず変えることができる」――これを確信に、参院選にむけてがんばりたいと思います。