文化財の防火について申し入れ

　金山寺本堂は重要文化財であり、いっしょに消失した阿弥陀如来坐像は県指定の重要文化財でした。貴重な財産が失われたことは残念です。文化財は国民共通の財産です。消失すれば再び回復することはできません。それだけに、保存と管理に格段の努力が求められます。
　文化財を担当する教育委員会への申し入れでは主に①文書による通達ですますのではなく、所有者、市町村、県が連携を密にして日常の保守・点検、防火・防災、管理にあたる体制にすること、②専門家を養成すること、③所有者の状況に応じて補助率の引き上げをおこなうことを求めました。竹井教育長が応対し「もっともなことです。金山寺火災を教訓に、どのような対策が必要かしっかり検討したい」などとのべました。
　消防との連携について、角田危機管理監に手渡しました。「文化財の保護についても徹底するよう市町村消防へ文書を届けました。金山寺の火災を教訓にしなければと思っている」と述べました。

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