今議会で大きな話題となったのは「教育県岡山の復活」を重点施策にかかげる知事が提案した「頑張る学校応援事業」(学力向上や不登校の減少等で成果をあげた学校10校に100万円の報奨金を出す)、「登校支援員の配置」(児童・生徒1000人当たりの不登校出現率を10人以下にという目標を設定し、不登校を減らすための登校支援員45人を配置する)、「学校警察連携室の設置」(非行防止対策のため、県独自で10人の警察官を増員、県警本部に「学校警察連携室」を設け、学校と警察の連携を強める)でした。
「頑張る学校応援事業」については、私たちが批判しただけでなく、「学校現場からも疑問の声が上がっている」などと複数の自民党議員からも問題点を指摘する質問が出されました。「登校支援員」についても、不登校の子どもたちを支援しているフリースペースの関係者、不登校を経験した子どもの親御さんなどから「『不登校は悪いこと』と考える人が登校支援をおこなえば、子どもも家族も深く傷つけることになる」などという意見も寄せられました。警察官の増員についても、「非行防止は学校の仕事であり増やすべきは教員や福祉分野の専門家」「先生や学校との信頼関係が築けない」などの声があがっていました。しかし、各事業については、議会での質疑を通じて何ら見直す方向は示されませんでした。
さて、今日の文教委員会。私は上記の問題を指摘し、予算案に反対しました。また、消費税増税を理由にした生涯学習センターなど教育関係施設の使用料値上げについても「安易に住民に転嫁するべきでない」と反対しました。高校の授業料無償化に所得制限を導入し事実上無償化を廃止する条例案についても「民主党政権時代にやっと実現した無償化制度を後退させ、無償化実現と同時に日本も批准した国際人権規約の『教育の漸進的無償化』条項にも違反する」と述べ反対しました。他の議員は一言の意見もなく賛成でした。
「頑張る学校応援事業」については、私たちが批判しただけでなく、「学校現場からも疑問の声が上がっている」などと複数の自民党議員からも問題点を指摘する質問が出されました。「登校支援員」についても、不登校の子どもたちを支援しているフリースペースの関係者、不登校を経験した子どもの親御さんなどから「『不登校は悪いこと』と考える人が登校支援をおこなえば、子どもも家族も深く傷つけることになる」などという意見も寄せられました。警察官の増員についても、「非行防止は学校の仕事であり増やすべきは教員や福祉分野の専門家」「先生や学校との信頼関係が築けない」などの声があがっていました。しかし、各事業については、議会での質疑を通じて何ら見直す方向は示されませんでした。
さて、今日の文教委員会。私は上記の問題を指摘し、予算案に反対しました。また、消費税増税を理由にした生涯学習センターなど教育関係施設の使用料値上げについても「安易に住民に転嫁するべきでない」と反対しました。高校の授業料無償化に所得制限を導入し事実上無償化を廃止する条例案についても「民主党政権時代にやっと実現した無償化制度を後退させ、無償化実現と同時に日本も批准した国際人権規約の『教育の漸進的無償化』条項にも違反する」と述べ反対しました。他の議員は一言の意見もなく賛成でした。