岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

子どもたちの教育守るたたかいますます重要に

2006-12-15 | 教育・子育て充実のとりくみ
 教育の根本にかかわる基本法であるにもかかわらず、衆院では与党単独で採決強行、参院では一方的審議打ち切り、政府与党はもっともひどいやり方で押し通しました。このように議会制民主主義のいろはを否定する勢力に、子どもたちに民主主義を教える資格はないと言わなければなりません。
 国会での審議を通じて、問題点が次々明らかになり、加えて「いじめ」「未履修」「やらせ」「さくら」・・・文科省の失態が次々出てくるなか、政府推薦の公聴人でさえもほとんどの方々が「拙速に通すべきでない」「慎重審議を」「徹底審議を」と求めました。「なぜいま基本法『改正』か」という根本問題にも、「『内心の自由』『教育の自由』という憲法の規定も冒すもの」という問題にも、「いじめは克服できるのか」という疑問にも、まったく答えず、ごり押しする、教育的でないこのような政府与党のやり方は本当に許せません。
 改悪された「基本法」では、様々な方法で教育への政治介入を許すものとなっています。子どもたちの純粋無垢な心が、上記のようにひどいやり方をする政府の都合よいように利用されるなどということは絶対に許してはなりません。
 改悪教育基本法を梃子に、政府与党は、教育関係法規、学習指導要領などの改悪をすすめる予定です。すでに出されている中央教育審議会の答申によると、全国一斉学力テストの実施と結果の公表、習熟度別学級編成、中高一貫校、教職員評価などが当面のねらいです。これらは競争と「勝ち組」「負け組」へのふるい分け教育をいっそう激しくするものです。これだけみても、「教育を良くしてほしい」という国民の願いと反するものであることは明らかではないでしょうか。 
 このような改悪をゆるさない今後のたたかいがますます必要です。その根拠になるのは日本国憲法です。法律との間で矛盾が起こったとき、優先されるのは当然、憲法の規定です。
 学校現場に、子どもたちに改悪基本法を押し付けさせないとりくみ、日本国憲法を守るとりくみを、力いっぱいとりくむ決意です。 
  

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