2024年の時代劇映画、落語なら何でもありか?否か。俺は否。
武士の柳田は、商いの男と出会い碁を打つ仲になる。
ある日、男が現れて柳田の自殺した妻の話をするのだが・・・という話。
落語が原作らしいが、映画として見ると微妙。
途中までは、碁によって考え方が変わっていく物語として楽しんでいた。
しかし、主人公「柳田」の妻がなぜ自殺したのか?という話
50両が行方不明になり柳田が疑われ、50両を借りて返金する代わりに柳田の娘が吉原に入る話
この2つの話が同時に進行する辺りで違和感を感じていった。
そもそも、50両が無くなったことで疑われた柳田が、50両を用意して返金したら柳田が盗んだ犯人と思われるわけで汚名を自分で作り出しているシナリオになっている。
例えば、職場から100万円が行方不明になり、Aさんが疑われた。
Aさんはやってないと否定。
Aさんの娘が夜の仕事に入る際に信用で100万借りた。
Aさんは、100万を職場で返済する。
それはAさんが盗んだことを認めると言う解釈になると思うが・・・。
終盤も碁をやり始めたと思ったら途中で刀のチャンバラが始まったりするが、なら最初からチャンバラやっとけよとか思ったな。
原作が落語です。だから落語なら何でもありか?否か。俺は否。
他に思ったこと
妻の自殺話が、途中で話変わっていい加減じゃないか?とか。
俳優が、そもそも時代劇にあってないんじゃないか?演技コレでいいか?とか。
感情的になり声を荒げるシーンは、映画『スマホ拾っただけなのに』の某シーンと同じ問題だよなとか。
俳優に関しては、國村隼が良い、市村正親が僅かな出演シーンであるにも関わらず「異様に映像的で映えてる」とか。
舞台での演劇を映画にする場合に起きる問題と違う意味での問題が起きていたとか。
色々ノイズが多くて微妙だった。途中までは楽しんでたのになー。残念。