U-NEXTの配信で観た。
有名なクマのぷーさんネタにしたホラ―映画で、けっこうグロテスク、ちょっぴりエロあり作品。
どうせなら、映画テリファーみたいにグロテスク描写を特化させて作れば良かったのにとか思いながら見ていた。
ホラー映画としての見せ方と演出は上手くないので、そこは問題だと思うけど・・・。
音楽がマッドマックス怒りのデスロードで流れた曲を連想して、なんか嫌だった。
本作は駄作とか言われたり評判が悪いことは知ってたけど「思ったよりは」酷くはない感じ。
ストーリーは、「大人になったクリスファーロビンは、少年時代「プー、プグレット、イーヨー、ラビット、オウル」の動物たちにに会うため故郷に戻る。しかし、動物たちは人間を襲う人食い怪物化していた」みたいな話。
見終えた感想としては、そんなに酷くはないとおもうけど、駄目ではないかと言えば駄目な映画。
➀クリストファー空気
オリジナルでも重要な人間「クリストファーロビン」が完全に脇役で、主役は女性たちになっている。
クリストファーと動物たちの話が見たいと思っていた人が多いと思うけど、どこぞの知らない女性たちの話を聞かされても「どうでもいいよ!」と思ってしまうのではないだろうか。
終盤に男達が出て来るけど、頭のわるい感じを全面に出して嫌な感じ。
➁動物たちは2匹だけ活躍
「プー、プグレット、イーヨー、ラビット、オウル」の動物たちが冒頭で紹介されるが、実際に出て来るのは「熊のプーと豚のプグレット」のみ。
イーヨーは食べられたという話だけど、ラビットとオウルは出てこなかったような・・・。
それと人気キャラ「トラのティガー」の存在がスルーされているのはどうかと思う。
③プーとピグレットは人間に見える
本作に出て来る怪物「プー」と「プグレット」は、人間のオッサンが動物の被り物を被っているようにしか見えない。
これはクマのぷーさんというネタ物の作品としては、雑すぎ。
元々動物の姿だった2匹が、なぜ人間みたいな状態に変化したのか?ということは描くべきだった。
憎悪と人間を食べることによって体が変異する描写を入れるとか、そういう設定を作るとかさ。
そういうの無いんだよ。
他の映画でも見かける「結果と結論だけを提示している」手法。
プロセスがあって結果があるわけで、それがないので説得力はなく「手抜きと雑な作り」のようにしか見えない。