Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

大手バス会社勤務の路線バス運転士です。バス運転士の日常をお届けしたいと思います。

中高年の多い会社で、若い人の立回りの注意点。

2025-03-09 13:44:05 | 日記
若い人と中高年では、同じ仕事や作業をはじめても、覚えや順応のスピードは、明らかに若い人の方が早いです。

性格的にも中高年は、若い人に比べて「ひがみっぽく」なることは、事実です。

これは、仕事の覚えや順応のスピードは、老化と伴に身心のあらゆる能力が若いときに比べて低下し、性格面では毎年社会的に「戦力外通告」を受けることが増える寂しさに起因していると感じます。

この違いが職場にどのような影響をあたえるのかについて、本日は、中高年と若い人の間での摩擦について記事を書きたいと思います。

バス会社に限らず、運転業務の会社は人材確保の面で、中高年層を主なターゲットとして、採用活動を行っています。

もちろん、これらの業界も若い方が積極的には応募してくる状況であるならば、本音のところ若い人を採用したいのは言うまでもありません。

何故、中高年を中心に採用活動を行っているのかというと、あくまでもセカンドキャリアの側面が強いからです。

元々、「運転の業務がしたかった」や、「実家が運送会社を経営している」などの特殊な事情でもない限り、本来は最初に選ぶ仕事ではないということです。

最近では、日本経済の不透明感を肌感覚で感じとり、安定した給与と待遇を優先的に考えて、若い人でも応募してくることはあります。

しかし、若い人も世の中が安定していると感じることが出来るならば、花形といわれる職業への転職をしたいと思うことは、至極真っ当な姿と感じます。

このように、セカンドキャリアの要素の大きい職場には、様々な過去のキャリを持った中高年の人間が入社します。

幸い路線バスの仕事は、公共交通サービスにため、他の運転業務に比べて、反社や違法薬物に対するチェックはしっかりしていますので、違法活動の前歴のある人間は、他に比べて少ないです。

しかし、たまに前の業界でトラブルを起こしたり、家庭や社会的な難しい事案に直面している人間は、散見できます。

例えば、前職で営業職などをして、心身を病んだ方が多く流れてくるのも、この業界の特徴です。

私が本日云いたいことは、「人間には、是もあり非もあり、長く生きていると、色々あるのです。」ということです。

私は以前、バス会社では挨拶程度の距離感で充分との内容を書きました。

運転士、ドライバー業界の人間関係構築について(補足) - Mr.Busーstop(バス運転士の日記)

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親切心で安易に距離を詰めて難しい問題に巻き込まれて、バス会社にいられなくなった「薮蛇」運転士もいます。

特に若い運転士は仕事の覚えも早いため、まごついている中高年運転士を観ると、イライラする気持ちは解ります。

しかし、ここは「何か言いたいことがあっても」我慢して、運行管理者や指導運転士と云った正規の役職者やルートを通して伝えた方が無難です。

中高年には、一見して愚鈍にみえる人間もいますが、その裏側にはとんでもない狡猾な側面や背景を処世術として身に付けている場合もあります。

若い人の浅い経験値で、中高年に対して恐れを知らない態度は、痛い目に会う可能性もありますので、要注意です。

昔から云われる長年の序には、深い意味があります。

腰が低く、気弱そうにみえる後輩中高年がいるからと云って、安易に心を許すことは、特に中高年の多い会社では、若い人は気を付ける必要があります。

若い人も歳を重ねるという自然の摂理があります。

その摂理を、周囲の若い人より早く自分は目撃しているといった、余裕のある態度で挑めば、若い人も摩擦からくるストレスは軽減できると感じます。

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