暑いですね。7月初旬にして36度だそうです。体温と同じないしそれ以上の気温は、身体能力だけでなく判断能力を鈍らせます。
バス運転士をやっていると、真夏にクーラーが効かない車両に当たるときがあります。
とはいっても、33度ぐらいを越えると古い車のクーラーはほぼ効かないです。
これは、普通車でもよくあることと思います。
グアムなどの赤道直下の車両のクーラーガスは、外気温が50度位でも充分に効くそうです。
しかし、このガスは日本では使用禁止であるため、事実上今の状態で我慢するしかありません。
真夏にクーラーが効かないと、降車ボタンの見逃しによるバス停通過が増え、乗客に迷惑を掛けてしまいます。
ハッキリいって、脳みそが半ば麻婆豆腐のように茹で上がり、普段ならあり得ないようなミスをする確率が増えます。
前の会社では、熱中症になったドライバーがいて、運行を中止したケースもあります。
基本的に運転席は、クーラーも暖房も客席側よりも効きが悪いです。
今の会社は大手のため比較的新しい車両が多いので、多少空調機器はしっかりしています(それでも、たまにクーラーが効かない車両もあります。)。
しかし、前の田舎のバス会社では、完全にクーラーが壊れたバスで運行をさせられたことがありました。
このときは、窓を全開にしてしのぎましたが、乗客に熱中症がでないか運転中ヒヤヒヤしていました。
特に酷暑の境の季節は、クーラーガスや効きの点検が疎かな車両がたまにあります。
足回りなどの様に事故に直結する部分ではないのかも知れませんが、6月中にクーラーの効きは全車確認をしていただきたいと思いました。