東京は、11月中頃から続く道の混雑から12月25日を境に一転してスムーズな運行が可能になりました。
年末であることも相まって、各所でイルミネーションやイベント等が開催され、運行時刻を大幅に遅れる運行が続き、バス運転士の多くは辟易していました。
特に年末は、走行している車が全体的に速く感じられ、常に煽られているような感覚に陥り、接触事故などの軽度な事故が何時もより発生していました。
私の営業所も、通常より事故率が高く、また、運行時刻の大幅の遅延から、増便等の運転をすることが度々ありました。
こういう危険な時期は、何時もより慎重に、かつ、時間に遅れることに対して良い意味での開き直りも必要に感じます。
結局は、バス運転士に最も必要な能力は周囲に流されず自己を制御し平常心を常に保つことと思います。
かく云う私も、年末に事故を起こしてしまい、運行管理者から大目玉を喰らったばかりです。本当に修行が足りません。
さて、混雑のピークが過ぎてから、嘘のように道が空いている環境に戸惑いながらも、何時もより慎重に運転をしています。
事故が起こる原因のトップが、余裕を失った先急ぎ運転ですが、その次が漫然とした状態の運転です。
目が血走ったような緊張感のある運転も危険ですが、緊張感の欠如した漫然とした状態も危険です。
何時もより人も車も少ない走りやすい環境の時は、逆に練習の意味も含めて基本動作の徹底を行うことにしたいと思います。
今のうちに基本動作を充分に身体に染み込ませれば、忙しくなっても自然に身体が動き、安全確保の自動化がなされます。
また、車体感覚についてもどんな状況でも正確に把握して、正しい取回しをすることが可能になります。
正月期間の道の空いた時期は、自主的な再研修期間として今後の運行に備えたいと思いました。
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