ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

国会図書館 (千代田区) 2015.4.30


(写真は、「続膝栗毛(中山道)」)

連休明けに、中山道・一人歩きを再開したいと
思い、案内書などの準備を始めています。

これまでは、島崎藤村の「夜明け前」と、浅田
次郎の「一路」を読みながら中山道を歩きました。
次は、十返舎一九の「続膝栗毛(中山道)」を
読みながら歩きたいと思い、アマゾンで冒頭の
写真の「木曽街道①追分~大湫」を何とか手に
入れました。
「東海道中膝栗毛」は、色々な出版社から出て
いて直ぐに手に入るのですが、何故か「続膝栗毛
(中山道)」はほとんどが絶版となっています・・・
「続膝栗毛(中山道)」の「追分~大湫」編の前後
の本も読みたいな~!

という訳で、都心に出かけたついでに、「続
膝栗毛」を読むために、久し振りに「国会図書館」へ行って来ました。

有楽町線・永田町駅から徒歩5分の「国会図書館」
は、蔵書38,000,000点を有する日本一の図書館です。
国内で刊行された本、新聞、雑誌などの全て
出版物は、法律により、出版元は「国会図書館」
に提供する義務があり、これに対して5割の対価
と送料が支払われます。
この制度により、国会図書館には、膨大な本や
雑誌が収集保管されています。

国会図書館に入館するためには、受付で、身分
証明書を提出して、写真の「登録利用者カード」
を作成する必要があります。

このカードを使用して、入館、端末での検索、
閲覧申込、印刷注文、返却などを行います。

館内は撮影禁止なので、パンフレットの
説明図を使って、閲覧の手順を説明します。

先ず、館内の端末で、借りたい本を検索して
注文し、窓口で職員から受け取り、近くの
閲覧室で読みます。館外への持ち出し
は出来ませんが、端末から注文して、有料で
コピーすることは出来ます。

(入口の自動改札機)



(検索・注文)


(受け取り)
蔵書の大部分は、立ち入り禁止の書庫に収め
られています。
但し、科学技術や経済情報関係などの本について
は、開架式の書棚にあるので、自由に手に取って
読めます。
私は昔、業務に関する本を筆耕してダイヤモンド
社から出版したときに、下調べのために経済
情報室に足繁く通ったので、凄く懐かしいです!
また、あらゆる漫画や雑誌も創刊号から最新号
まで保管されているので、例えば、「少年
マガジン」の創刊号を端末で注文して、手に
取って読むことも出来ます。
また、新聞閲覧室では、8,900種類もの新聞
(地方紙、スポーツ紙、政党紙などを含む)
がマイクロフィルム等で保管されているので、
端末で検索しながら読む事が出来ます。
また、古地図や古典資料室などもあり、他の
図書館には無い古書も多いので、歴史ファン
や考古ファンには外せない場所ですよ。
また、館内には、食堂や喫茶もあります。
「続膝栗毛(中山道)」を読み終えて、国会図書館を出ます。
最近は運動不足なので、国会図書館の隣の国会
議事堂の「国会前庭」をウォーキングします。



「国会前庭」は、洋式庭園と和式庭園に分かれて
います。
洋式庭園には、三権分立を象徴した高さ32
メートルの下の写真の「尾崎記念時計塔
(三面塔)」があります。


また、日本全国の標高を決定するための基準
となる「水準原点標」を格納してある下の写真の
「日本水準原点標庫」もあります。


和式庭園は、写真の様に素敵なお庭ですが、平日
ということもあり人影がありません・・・
勿体ない・・・



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コメント一覧

ウォーク更家
盗難防止のICチップ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
図書館の本に盗難防止のICチップが埋め込んであるとは、昔を考えると進化したものです。
そして、昔の性善説前提は、性悪説前提に変わりましたが・・・

そうでしたか、昔は、大蔵省通いでしたか。
私は、昔、会社が出す本の原稿を作成していましたが、その内容を資料で確認するために、せっせと国会図書館に通っていたのを思い出します。

そう、涼しくなったら、国会前庭辺りの散歩もよいですよ。
iina
図書館
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/c5231e071dd7b2e768a6fc4c90658495
中山道を日本橋からスタートすると、国会議事堂までなら30分ほど歩くでしょうか。
若いころは大蔵省によく行ってましたから、何度か国会図書館で資料を求めましたが、館内までは入らなかったです。

最近、(更家)さんが国会図書館の隣の国会議事堂「国会前庭」を案内されてましたから、ここを散歩してみたいです。
月末に西洋美術館にアルチンボルド展を当てたので見学に参りますが、真夏は上野からは遠ずぎるので避けます。

図書館の本に埋め込んだICチップは盗難防止になっていると想像したとおりに、きのう玄関でブザーが鳴って呼び止められる
者がいました。普通のおじいちゃんでしたが、困った人です。
もっとも利用カードを忘れてのことかも分かりませんが、職員の作業効率だけに限らず効果がありました。


> 偶然のシャッターチャンスにしては出来過ぎですよね。ヤラセか、合成でしょうか。
牛が瀬戸っふちで止まってますから、人工的なにおいがしますね。どうなのでしょうね("^ω^)・・・。

更家
相馬雪香
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうですね、続膝栗毛まで読みたいという人は少ないのかも・・・

詳しくは知りませんが、尾崎行雄の娘の相馬雪香さんも立派な方だったみたいですね。
みなりん
読書家の更家さん
http://blog.goo.ne.jp/greenblue7778
こんばんは、更家さん。

更家さんは、わたしよりも図書館に詳しいと思いますよ。

尾崎愕堂は、晩年、咢堂に書いたそうですが、心身の衰えが理由でりしんべんを取ったというのはほんとうでしょうか。

続膝栗毛を読む日本人が総人口の中で何パーセントいるか思案しても、そうそういないような気がします。

更家さんは読書家。

私はいつも恥ずかしい思いをしていますから、ほめられてうれしいものの、更家さんにはかないません。

尾崎行雄という人も少ない知識しかなく、申し訳ないくらいです。
ただ、娘の相馬雪香さんの本を読んだ記憶があります。

また、いろいろと教えてくださいね。


更家
トム・ソーヤーの冒険
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ああ!、「トム・ソーヤーの冒険」と「ハックルベリーの冒険」、子供の頃、私も大好きで、、アメリカ南部はどんな所だろうと、色々と空想を膨らませていました。

そして、数十年?、子供の頃の夢がようやく叶って、定年間際の夏休みに、ミシシッピ川を外輪船で遡りました。
よっちん
http://blog.goo.ne.jp/harigatake1961
子供の頃に一番好きだった本が
「トム・ソーヤーの冒険」
「ハックルベリーの冒険」
そして「東海道中膝栗毛」でした。

この三冊が私の人格形成に
大きな影響を与えたと思っています。

応援ぽち
更家
旅の楽しさも倍増
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ありがとうございます。

そうですね、やはり、続膝栗毛を読みながら歩くと、旅の楽しさも倍増すると思いますよ。

中山道の残りの区間のブログ、頑張りますので、お楽しみに!
船橋原人
さすが、歩きの名人!!
国会図書館まで出かけて、旅の準備をされるとは・・・
自分も旅が大好きですが、インターネットで調べるのが精いっぱいです。
これだけ下調べをされて出かければ、旅の面白さも大いに膨らむことでしょう。
「中山道」残りの区間、楽しく歩いて下さい。
報告を楽しみにしています。
更家
尾崎愕堂記念館
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
みなりんさんは、国会図書館については私よりも詳しそうですね。

神奈川の尾崎愕堂記念館は初耳で、尾崎愕堂が神奈川出身だという事も知りませんでした、お恥ずかしい・・・
みなりん
図書館
http://blog.goo.ne.jp/greenblue7778
こんばんは、更家さん。

図書館はよく利用します。
国会図書館は、最初はどうも利用しにくい感じでしたが、慣れるといろいろ便利でした。

ところで、尾崎愕堂記念館が神奈川の青根にあるのをご存知ですか?とてもマイナーな記念館で驚きました。

良い休暇を!
更家
図書館に関わる仕事
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
確かに、国会図書館は特殊な図書館なので、話のタネとしては面白かったです。

私は本好きなので、ノルマ競争の仕事から離れて、図書に関わる仕事に就ける人は羨ましいです。

ダイヤモンド社から出版したのは、業務システムについての話で、言わば仕事の解説書なので面白くも何ともないですよ。
更家
十辺舎一九の狂歌碑
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
妻籠宿~馬篭宿間の十辺舎一九の狂歌碑、見落とさない様に、注意して歩きます!

大湫宿の脇本陣家についてのブログ記事が、現在の当主の目に留まってコメントを貰う、なんて凄い出会いですね!
こういう事も、ホントにあるんですねえ!
Komoyo Mikomoti
国会図書館
http://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
>私は昔、業務に関する本を筆耕してダイヤモンド社から出版
本を出版されたことがあるのですね。
すごいですね。

図書館に関わる仕事をしているので、
国会図書館は、話のタネに一度行ってみたいと思っているのですが、縁がありません。
東京までわざわざ出向いて、調べたり読んだりしたい本がないというだけのことですが...
hide-san
十辺舎一九
http://blog.goo.ne.jp/hidebach
妻籠宿から馬篭宿の間に
十辺舎一九の狂歌碑がありました。

「渋皮の むけし女は 見えねども 
       栗のこわめし 爰(ここ)の名物 」でした。

それから大湫宿は、
長い十三峠(十三の峠があるからこう言う)を越えて出た所でした。
その宿場の脇本陣家が時代物の住まいだったので、
ブログに紹介したら、脇本陣家の現在の当主(大阪在住)の目に留まって、コメントを貰いました。


更家
gooのシステム障害
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そうでうね、定年後にはじめた街道めぐりは、もう、ライフワークみたいになってきました。

私は、TVニュースで、佐賀県のオシャレなシステムを見ましたが、アイデアがいいですよね。

私も、gooが不調で、今朝の投稿は、悪戦苦闘していました。
それでも、原因不明なので、gooに照会したら下記の回答が来ましたよ。

■回答内容 メール経由(goo事務局) - 2015/05/01 11:54 AM
こちらはgoo事務局です。
日頃ポータルサイトgooをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先ず、ご迷惑をお掛けいたしまして、大変申し訳ございません。
お問い合わせいただきました件ですが、
gooブログで記事投稿の不具合が発生しておりましたが、
10時頃に不具合解消いたしましたので、
ご報告させていただきます。
iina
更家さん へ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/
更家さんは、きようの 09:38:20  に、ブログ投稿でしたか。iinaが今日の投稿を諦めた直後でした。
gooの不調法で、今朝は投稿が出来なかったのです。いつもは、予約投稿するのに今日に限って「下書(公開しない) 」に
してました。

わざわざ「国会図書館」まで、足を運ぶとは街道めぐりをライフワークにする更家さんならではですね。界隈も面白そうです。

きのうに録り置いた「空から日本を見てみよう」の佐賀県に、民間の協力を請うた図書館の利用者が10倍ほどになったと
紹介していました。ツタヤとスターバックスが入り、コーヒーを飲みながら新書を読めるというオシャレなシステムでした。

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