(写真は、神話をテーマにした「田んぼアート」)
”世界最大の田んぼアート”としてギネスにも
認定された「行田・田んぼアート」に行って
来ました。
横浜から、湘南新宿ライン・高崎線に乗り、
乗り換えなしで、行田駅で下車します。
駅の脇の下の写真の観光案内所で、「田んぼ
アート」への行き方を教えてもらいます。
親切な案内所のおばさんが、バス乗り場へ案内
してくれて、注意点を教えてくれました。
それによると、「田んぼアート」へ行くには、
行田駅東口から、11:30発の「市内循環バス」
に乗りますが、同じ行先の11:30発の循環バス
が2本あり、そのうちの「観光拠点循環コース」
の方に乗らないといけません。
同じ行先のもう1本に乗っても「田んぼアート」
には行かないので注意して下さいとのこと
でした。
「田んぼアート」行きは、1~2時間に1本程度
と、本数が少ないので、事前にバスの時刻表を
チェックしてから出掛けることをお勧めします。
市内循環(観光拠点循環コース)・右回りで
約30分、「古代蓮の里」で下車します。
(150円)
お腹がすいたので、先ず、「古代蓮会館」の前の
食堂で、写真の「ぶっかけ蓮きんぴらうどん」
(560円)を食べます。
「古代蓮の里」の「古代蓮会館」のタワーが
「田んぼアート」の展望台を兼ねています。
(400円)
「古代蓮会館」は、休業日が不規則なので、こちら
もホームページでの事前チェックが不可欠です。
古代蓮の見頃は、6月下旬~8月上旬ということ
もあり、1階の古代蓮の展示には目もくれずに、
田んぼアートの展望台に上ります。
(展望台の1階の古代蓮の展示スペース)
「行田・田んぼアート」は、埼玉県行田市の”古代
蓮の里”に隣接する水田で、2008年から行われて
いるプロジェクトで、田んぼをキャンバスに
見立て、色の異なる複数の種類の稲を使って文字
や絵を描きます。
古代蓮会館の展望室に登らないと、田んぼアート
全貌を見ることが出来ません。
上の写真の周囲の車の大きさと比較すると分かる
様に巨大な田んぼアートです!
展望室の高さは、50mもあるのに、田んぼ
アートが大きすぎて、カメラに完全には収まり
切りません。
上の写真の3つの赤丸印の様に、左から
0メートル、10メートル、50メートルと、
道路にスケールが描かれていますが、何と、
横幅は150m以上もあり、確かに巨大アート
です!
デザインは毎年変わり、その年ごとの趣向を
凝らしたアートを楽しむことができます。
展望室の上の写真の説明によると、ボランティア
や一般参加者の協力により、毎年、この特殊な
田植えが行われます。
一般的な米の他に、古代米、餅米、観賞米などの
7品種の稲が使われています。
これらの稲の葉や穂の色によって、緑、黄緑、
濃紫、黄、白、橙、赤といった色が作られる
そうです。
そして、品種によって異なる生育具合を、肥料の
量などを上手く調整しながら育てるそうです。
7月下旬から8月にかけて、稲が色濃くなり
絵柄がはっきりと映し出されます。
そして、今月(9月)には、田んぼアートは
少しずつセピア色に変化し始め、10月に
入ると終わりです。
稲の成長具合によって、少しづつ絵の色が
移り変わっていくので、時期によって表情が
異なるのだそうです。
前頁の写真が、デザイン画(設計図)だそうです
が、実際とちょっと発色が違うのは、今年の異常
気象で、本来の色が発色しない稲があったからだ
そうです。
今年は、田んぼアート10周年ということで、
2枚の田んぼアートが用意されました。
1枚は、ここ行田の足袋(たび)作り100年の
老舗が、ランニングシューズ作りに挑む、
という池井戸潤の小説「陸王」がテーマです。
小説は、”海もない、空港もない、でも「陸王」
がある埼玉県”が舞台です。
来月(10月)のTBS日曜劇場「陸王」の宣伝用
みたいです。
もう1枚のテーマは「神話」で、スサノウノ
ミコトと、イナダヒメノミコトを描いています。
ここの田んぼアートは、人物の影や文字まで、
非常に緻密に表現されていて、とても稲で
描いたとは思えません。
近くから見ると、どの様になっているのでしょう
か?
気になるので、展望室から下りて、写真の赤丸印
の所へ行ってみました。
写真の様に、複数の種類の稲を使って色の違いを
出していますが、田んぼのあぜ道からは、
デザインの全体像は全く分かりません・・・
こちらは、辛うじて「TBS」の文字が
読み取れます。
趣向を凝らしたデザインに、行田市の本気度を
感じました。
毎年デザインが変わるので、次はどんなデザイン
になるのか楽しみです。
埼玉など近くの方は、見に行ってみてはいかが
でしょうか。
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