これも簡単に治ります。

バックカントリーを滑走中に木に激突し
ソール陥没、サイドウォール折損、デッキシート隆起の
負傷したボードをお預かりしました。

『乗っている人間の不注意だったのに、その人間は無事で
板だけが可愛そうな状態になってしまいました。』
と問い合わせメールを頂いた時、負傷した板に対する
暖かい思いやりを感じました。



到着時のボード



　芯材までが割れてサイドウォールと一緒に
　　欠け落ちています。


　エッジ際のソールが10センチほど陥没し歪んでいます。



接着部分が板のしなり運動に負けないように
　　接着面を広く確保する為、この部分は芯材を
　　もう少し深く綺麗に切り取って接着の足場を作ります。

そこへ別の板から芯材ごとサイドウォールも
　同型にカットして移植し接着＆プレス
　
　2日間乾燥と静養

その後、側面の凹凸を平にファイル研磨し、
　　接合点を滑らかに

板を強く煽ってみて補修箇所の接着具合をテスト
　
異常ない事を確認後、サイド面を仕上げの塗装し完了

デッキシートの裂け傷は残りますが、
　しっかり接着してありますので起きてきません。
　また、この裂け傷部分は塗装してあげたかったですが
　　カラーが違ったら余計目立ってしまうし、
　　　同一カラーがないので塗装できずご勘弁を!


　陥没していたソール面はこんな具合に・・・


来期はこのボードも雪上復帰。
　一緒に楽しんでください。
　　今回はチューンなしの『補修のみ』のご注文でした。

補修のみのご注文もいつでもお受けいたします。
　時期を問わずお気軽にご相談ください。


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【オフチューンナップのシーズンです】