サポート隊の日々

サポート隊員hidekoの雑記帳

わっ!エッジが折れてる~~

2005-03-29 00:15:38 | ★重傷・エッジ移植
今日の重症患者さんはスキー!
 一番肝心な箇所のエッジが折れて
 内側にめり込んで滑走面が隆起してます。

 ↓幸い芯材は無事!!ヒビ、割れもなし!!



↓まずは滑走面を剥して内部を掃除しなければ!!
 その後折れ曲がったエッジを元の位置に戻す。
 ところがちょっと引っ張ったら、弱っていた
 箇所からぷつんと完全に切れてしまった。
 これは想定内の事!!(ホリエモンじゃないけど・・)


 

ならばエッジを調達!!
 サイズをあわせ高さ調整して仮止め!
さらに新しい滑走面素材を切り取って試しに嵌め込んで見る。
  大きさもバッチリ!
 

この後にスキー用接着剤を流し込みエッジと滑走面を
 同時に本接着。熱プレス機でじっくり暖めがっちり固定
 後は電源を切ってプレスのまま24時間乾燥し
 プレスを外して収まり具合を確認後
 通常のチューンナップへ

仕上がりは明日をお楽しみに!!

ビス穴がない!!

2005-03-22 14:59:22 | ★インサートホール作成
ネットで購入した新品ボードが届いてビックリ
 ビス穴が1個もない!! まさか!!
 さて どうしようと言う事でホール作成の依頼が

 実はこのボード 当店では3台目の受注。
 他のメーカーでも穴のないボード売ってますか?



 ▼合計8個のインサートホールを作成します。
 表から専用リーマーで穴をくり抜く・・
 

 ▼貫通した8個のインサートホール、
 

 ▼ロレット皿の収まりを綺麗する為と深さ調整も兼ねて
  ホールの上下を丁寧に面取り作業!!これが大事な作業!!
 

 ▼ホールに接着剤を流しロレット皿を挿入し熱プレスで圧着!
  その後24時間自然乾燥して通常チューンナップで完成!!
  ソール側には8個の作成あとが残りますが、
  滑走できるボードに生まれ変わった事で帳消しかな
 

ねじ山が壊れたとか、錆びて使えない!!
 そんな時もホール作ります。
 
 スタンス変えたいけど ホールがそこにない
  そんな時も作ります。

オフチューン

2005-03-19 11:06:11 | ★スキー&スノーボード
今年も はじめました!!
 オフチューンキャンペーン!!
 

 プレゼント当選者数も16名様に!

 ■プレゼント景品は↓

 【十和田ワイン・地元の生ラーメン5食セット・あきたこまち】

 キャンペーン期間は9月30日まで

 ●詳しくはこちらで↓
 http://snow007.s28.xrea.com/x_oftyun/kyanpen.html

 錆びないようにパッキングしてお届けしますので
 ご自宅での長期保管も安心!!
 そのまま部屋に立てかけてインテリアになりそう(^ー^*)



フラット出し!!

2005-03-16 12:27:44 | ★陥没、剥離、折損他
最近スノーブレード、スキーボートなどの
 チューンの受付も目だって増えてきたが、
 その中にはコンケーブのものが多い!
このコンケーブは、カービングスキーにも
目だって来ました。
特に幅が広くて薄い部分、
 トップとテール付近に多い。

 ローラー圧を調整しながら何度研磨しても
  全面完全フラットが出ない。


1)たとえばこんな例


色が濃い黒い部分が凹んでいて研磨されない箇所です。
 

フラッターを当てて見るとこんな状態↓

 センター部分から向こう側の光が漏れてます。

2)こちらは同時作業中の別のスキーですが、
本当はこうなるのを↓願って懸命に研磨してます。

 センターもぴったり!光が漏れません!!

僅かなコンケーブは一定量の研磨で
 フラットに修正できます。

でも1)の画像のようにコンケーブが強い場合は
何度研磨しても修正しきれない時があります。
 

板の構造や、使用されている材質、
または製造工程で滑走面を熱圧着する際の
素材の伸縮率の誤差が原因でコンケーブの強い商品に
仕上がって検品通過した板は、研磨だけでは
完全フラット修正はできません。

 
かなり研磨してもフラットが出ないのに
 無理して完全フラットを目指せば、
 エッジ際の滑走面素材とエッジだけが研磨され
 その部分だけが極端に薄くなっしまいます。
 滑走面素材は、わずか1、2~3ミリ前後の厚さですから、
 
こんな状況の板は、研磨での仕上げも
 妥協せざる終えません!!(^^;
 その場合、滑走時に出来るだけ支障がでないように
 ビベル角を調整し、最悪の場合はダリング加工を
 施して返送となります。



■室温(店内)でコンケーブの板は、雪上で
 ソールが冷やされると滑走面素材が縮み現象を
 起す為コンケーブが強くなりがちです。
 買う時に何万円も出すのですから、製造過程で
 フラットで仕上がった商品が販売される事を願ってます!!


・この逆のコンベックスの方が
 滑り手にはとってはまだ扱い易いんですが・・


エッジがなくなってる・その3

2005-03-15 12:00:30 | ★陥没、剥離、折損他
今日は最終仕上げ!
 新しい滑走面に張り替えてプレス接着!
 淡いピンク素材を嵌め込みました。
 手持ちの白系滑走面素材は透明色なので
 これを使うと、エッジモールの蛇腹まで
 透けて見えてしまうのでちょっと使えないから。

ちょっとピンクが目立っちゃいますが
 名誉の負傷跡!!
 ・・いやいやワンポイントの笑窪なり(^^;

 ▼チューンナップして、ホットワックスも完了!
 午後からパッキングして持ち主の元へ里返りです。





今年は雪も多いですから 
 元気になったこのボードで
  まだまだゲレンデを
   楽しんでくださいね(*^-^*)