十数年くらい前、私は不倫をしているという女性から相談を受けたことがある。件の女性は夫や一人息子がおり、相手の男性にも妻子がいるというダブル不倫の関係にあった。不倫は映画や小説の世界だけでなく身近にもある出来事だと思ったが、幸か不幸か未だにその種の体験のない私には、今でも遠い別世界のことに感じられる。
その女性とは特に親しくなかったし、私よりも一回りも年上だった。色黒で所謂美人ではないが、とにかく派手でスタイルが良かった。つまり私とは正反対のタイプだし、なぜ私に不倫の話を持ちかけてきたのか分からない。彼とは十年近く関係があり、果たしてこのまま彼と関係を続けてもよいのか聞いてきた。
そう問われても、私には息子がいる訳でもなく不倫の体験もない。率直にそれを告げ、適切なアドバイスは出来ないと前置きした後、彼との関係が息子さんに知れたら、息子さんはとても傷付くのでないか…と正論を言うより他なかった。
彼女の一人息子を一度見たことがあるが、なかなかの好青年で、彼女もとても息子を大切にしている様子だった。にも拘らず愛人とも長く関係を続けていたのだから、本当に私には理解しがたいことだった。夫とも不仲どころか関係は良かったはずだし、さらに愛人も持つというのは私にはまず真似できない。
私の“正論”を聞いた彼女は一応納得したようだ。だが、「でも、彼に会いたい…体が求めるの…」と漏らしており、何やら私自身がひどく子供じみた想いにさせられた。同じ女とはとても思えず、頭からつま先まで分子構造そのものが違っているのだろうか。
その女性がその後愛人との関係を清算したのかは不明だし、私も聞くことはしなかった。彼女が年下で不倫体験のない私に相談してきたのは、世間一般の常識をあえて聞きたかったのだろうか?派手でも決して愚かではなかった女性だし、彼女自身も自分がしていることへの自覚は充分にあったはず。やはり恋は理性で制御するのは難しいようだ。
若い独身の女が妻子ある中年の男と不倫するというケースはよくあるが、共に伴侶や子供のいるダブル不倫となると、やはりコトは厄介だ。発覚すれば男はともかく、女の場合は家庭崩壊に追い込まれる危険性が高いのだから。
不倫については総じて女の方が見方が厳しいように思える。既婚者だけでなく独り者でも不倫する同性を非難する者が多いし、その種の話題となれば盛り上がる。女性週刊誌のゴシップなど有名人の不倫ネタが殆どではないか。ネットでも同じ傾向があり、拙ブログさえ有名人女性の実名を挙げ、身体を売って有名になった、何人もの男と不倫しているといった実に賤しい書込みを繰り返した耶蘇教徒の女もいた。
しかし私は自分と関係のない場合、不倫をする人を特に責める気になれない。不倫に寛容というのではなく、自分とは無縁の世界だと漠然と思っているのかもしれない。良くも悪くもそれが出来る人はエネルギッシュで、生きることに前向きな面があるのではないか?
昔は浮気は男の甲斐性と言われたものだ。今は公言できなくなったが、女も外に出るようになったご時世でも不倫は女の甲斐性とは言われない。それでも男女ともに無精者なら婚活も絶望的となろう。有名女性の不倫を糾弾していた耶蘇の女は朝から晩までネット浸りの病人だったし、還暦過ぎてネット弁慶をしている女もいた。そんな者たちが真っ当な人生を過ごしているはずはなく、根暗で面白みも無く、つまらない女よりも、不倫している女の方がよほど前向きで人間的だと私は思う。
一方ネットでは不倫や華やかな恋愛を讃える者もあったし、そんな女の意見を見たこともある。ただし、この者もネット漬けだったのは何とも皮肉である。自分がやりたくともできないことをやった同性を讃えていたようだ。
◆関連記事:「ネット恋愛」
「不倫について」
よろしかったら、クリックお願いします
最新の画像[もっと見る]
- 禁断の中国史 その一 2年前
- フェルメールと17世紀オランダ絵画展 2年前
- フェルメールと17世紀オランダ絵画展 2年前
- フェルメールと17世紀オランダ絵画展 2年前
- 第二次世界大戦下のトルコ社会 2年前
- 動物農園 2年前
- 「覇権」で読み解けば世界史がわかる その一 2年前
- ハレム―女官と宦官たちの世界 その一 2年前
- 図解 いちばんやさしい地政学の本 その一 2年前
- 特別展ポンペイ 2年前
検索するとすぐ見つかるけど、人によっては胸焼けするかもしれないのでご注意の程を。
それにしても親しくもないのに不倫の相談とはおかしな話です。
家族にまで話が伝播してばれるとは思わなかったのかな。
あのブログ主が震災の記事で何を言いたいのか、私にははっきりこう聞こえました。
『わーん(>_<)こんな災害があったら、全治全能なる神がいないことに気づいちゃう(;_;)……うーんそうだ!理由付けをしよう(^∀^)ノだって僕がずっと信じてきたことだもの。震災で亡くなられた人たちのことより、ぶっちゃけ僕のアイデンティティを守る方が大事だもの★』
結局、ジャムもあの梅ジャムと変わりないんですよね…。
クッキングホイルさんの言葉が辛辣で的を得ていました。
『悪魔とは、人間のこと』
mugiさんの知人の不倫をしている女性ですが、悪いと解っているだけまだマシなのかもな…と思いました(笑)
リスクを背負ってお互い離婚するという潔さがあれば、真実の愛という感じに思えるのですが難しいのでしょうね。
神戸キ●●ト栄光教会の菅●あづさのように、『イエス様が姦淫の女をゆるされた』と言って不倫するよりよほど純粋に思えます。
あのブログ主が震災の記事で何を言いたいのか、私にははっきりこう聞こえました。
『わーん。こんな災害があったら、全治全能なる神がいないことに気づいちゃう……うーんそうだ!理由付けをしよう!だって僕がずっと信じてきたことだもの。震災で亡くなられた人たちのことより、ぶっちゃけ僕のアイデンティティを守る方が大事だもの。』
結局、ジャムもあの梅ジャムと変わりないんですよね…。
クッキングホイルさんの言葉が辛辣で的を得ていました。
『悪魔とは、人間のこと』
mugiさんの知人の不倫をしている女性ですが、悪いと解っているだけまだマシなのかもな…と思いました(笑)
リスクを背負ってお互い離婚するという潔さがあれば、真実の愛という感じに思えるのですが難しいのでしょうね。
神戸キ●●ト栄光教会の菅●あづさのように、『イエス様が姦淫の女をゆるされた』と言って不倫するよりよほど純粋に思えます。
※上手く投稿出来ていなかったのでコメントがだぶりました。すいません。
「伝説の92」は知りませんでした。仰る通り検索したら…小説よりも奇なりの世界のようですね。
彼女は「貴女だったら口が堅そうだから…」と言っていましたが、特に親しくもないのにそう見られていたとは…逆に親しくないからこそ、相談を持ちかけた?私は口外はしませんでした。口が堅いのではなく、下手に言いふらしてトラブルを招きたくなかったのです。
件の女性は暫くして夫の転勤に伴い関東地方に行き、以降会っていません。
件のブログですが、実は貴女が06-22(金)にクッキングホイルさんのところでリンクを貼られていた時に初めて見ました。自分のブログで誇大妄想を書くのは自由ですし、梅毒のように他ブログに「遠征」しないのは結構です。
しかしコメンターの意見を捻じ曲げ、言ってもいないことを 言ったと虚偽を書くのは言語道断でしょう。女梅毒もクッキングホイルさんや私を逆恨みし、発言を歪曲し方々でデマを巻き散らしていた。耶蘇ってどうしてこうも下劣根性が多いのか…
「悪魔とは、人間のこと」ならば、同時に神とは人間のこととなりますね。昔の漫画『デビルマン』をご存知でしょうか?悪魔よりも人間の方が残酷で醜悪だったというラストでした。
離婚は結婚の何倍も難しいと云われます。特に子供がいると複雑になるし、家庭を壊さないために不倫が続けられるのではないでしょうか。
イエスは姦淫した女を許しましたが、「今後はもう罪を犯さないように」(ヨハネ福音書8:11)とクギを刺しています。イエスに諭された女がその後罪を犯さなかったのか、聖書には確か記載はありませんでしたよね?
mugiさんが広めるとは思っていません。
不快に思われたら謝罪します。
クッキングホイルさんのブログにもコメントしていた人たちです。
後日、私を軟禁した女性、兵庫県三木市与呂木在住の森本恵子(元幼なじみの母親)に、軟禁をしてきたことに対してガツンと言ってやるためにその家に電話した時、『インターネットで誹謗中傷されると、私の立場が危うくなるから』と脅されました。
その後、私が例のブログで私を軟禁した女性の話をしだしたとたんに、その女性の名前や所属教会すら記入していないのに、全く見当違いな言葉を吐かれてコメントを消されました。
また、例のブログには『らいおん』さんもコメントしており、そのコメントに私が何気なくレスをしたところ、『Davyさん、いい加減他の人を挑発するのはやめて下さい』と、今までの私のコメントを全て消されました。
6月21日の記事で解ったのですが、私のコメントを削除するように依頼のメールがあったそうです。
私がクッキングホイルさんのブログに来た切っ掛けも、森本恵子の長男が『神戸中央教会(プロテスタント)』に当時在籍中と知り、調べたところ、詐欺のトラクトを配る悪質な教会として紹介されているネット記事を発見。そこにクッキングホイルさんのブログがリンクしてあったんです。
軟禁の件について一応警察に届け出ているものの被害に遭ってからかなり経っていましたし、結局あの森本家がどうなったのかも全く解らないままです。
軟禁はするわ、エイズになるわ、不倫妊娠はするわ、風俗通いするわ。
キリスト教は大したものだなぁと関心しています。
デビルマン、お実父さんが好きでフィギュアも持っているそうですが、私は内容も何も知りませんでした(^_^;)なるほど…そういう内容だから、アンチキリスト教のお実父さんも好きなのかもです。
はい、姦淫の女のその後はハッキリしたことが載っていません。
その彼女がマグダラノマリアだったという解釈は後付け設定です。
載っていないということは、また同じ事をして石打に遭い殺されたのかもしれないですね。
ヨハネ伝のみの記載というだけでも歴史性が薄いですが初期の写本にはほぼこの話が抜けており後代の加筆と考えられます。
罪の女
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BD%AA%E3%81%AE%E5%A5%B3
>初期の写本にこの部分は無く、後世の付加であるとされる。
イエスに字を書く能力があった証として追加されたという説があります。確かに突然字面に字を書き始める意味が全く分からない… 8章のこの箇所を除くと物語の不調和感も消えます。
クリスチョンのやる事はこういう品の無い行為ばかりですね。
クッキングホイル様のブログで私に頂いたメッセージ、クリックするとスレの冒頭が表示されて、メッセージを読めてません。 この場にて申し訳ないm(__)m
不倫をしていた知り合いの女性から良く話しを聞かされました。 依存する女性も知ってます。
共通して言う事は、“結婚生活に疲れた、不満"
“旦那に男性的魅力が感じられない。" “幸せの実感が無い" ですね。