『君戀しやと、呟けど。。。』

此処は虚構の世界です。
全作品の著作権は管理人である紫草/翆童に属します。
無断引用、無断転載は一切禁止致します。

筒姫

2009-08-07 09:32:14 | 詩歌
    ★

 夏感じる筒姫と 袋の中に隠れる蛍
 夏の日差し 煌々と
 それでも 夜には優しい風が
 頬を そっと撫でてゆく
 そう…
 ほんの少し前までは 夏も少しは夕涼み――

 それが今では どうだらう
 星を壊すほどの 暑い夜
 人の安らぎを 奪う苦しさ

 夏司る筒姫に 纏わりつく虫たち…
 儚い 夏の終わり

       ★

                   著作:紫草
コメント    この記事についてブログを書く
« 妖魔、解放《完結編》 | トップ | 『孤高』1 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

詩歌」カテゴリの最新記事