『君戀しやと、呟けど。。。』

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『千穐楽』

2009-04-04 22:07:52 | 作品b 【掌編】
 祈る気持ち。
 最后の公演まで、どうか無事に演じ切ることができます様に、と。

 舞台には魔物が棲むという。
 気まぐれに、からかってみたり遊んでみたり…
 でも時折、目を見張る程の輝きで、魅せることのできる公演がある。
 そんな時――
 全ての関係者への感謝と共に、魔物への感謝もしてみたりする。

 そして、芝居が跳ねる。
 普通の人間に戻って初めて、愛しい女を思い出す。
 ただの男の身勝手で愚かな想い。彼奴の誕生日まで、あと僅か…

                       【終わり】
                             著作:紫草

 To be continued

*追記
ホームページで壁紙がつくと、こんな感じ。
作品b『千穐楽』/孤悲物語り
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