夢か、現か。それとも幻かもしれない。
閉ざされた扉の奥に、何がある――。
魅せられたのは、俺。忘れられないのも、自身の…疼く躯。
入り込んだ先には、破滅が待っているのかもしれない。
それでも、此処に立つ。
残る感触、細い腰に絡みついた己の情慾。
確かに抱いた、女の匂ひ。
「もう、どうなってもいい…」
燭の灯りに勇気を得、足を踏み入れる狂気。戻ることの許されない、幽玄な世。
そして俺は攫み獲り、全てを奪った――。
【終わり】(for requests)
著作:紫草
閉ざされた扉の奥に、何がある――。
魅せられたのは、俺。忘れられないのも、自身の…疼く躯。
入り込んだ先には、破滅が待っているのかもしれない。
それでも、此処に立つ。
残る感触、細い腰に絡みついた己の情慾。
確かに抱いた、女の匂ひ。
「もう、どうなってもいい…」
燭の灯りに勇気を得、足を踏み入れる狂気。戻ることの許されない、幽玄な世。
そして俺は攫み獲り、全てを奪った――。
【終わり】(for requests)
著作:紫草