天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

3/29 大阪歴史博物館「雅楽鑑賞会」

2015年03月29日 | イベント・コンサート
大阪歴史博物館4階講堂にて催された雅楽鑑賞会に行ってきました。

昨年に続いて2回目。今回はちょっと早めに開場15分前に行ってみましたが、やはり50人くらい並ばれていました。
そして今回も最前列に座りました。

2時開演。

舞台の床は緑の布が貼ってあり、おなじみの平安時代の貴族みたいな格好の方々が椅子に腰掛けていらっしゃいました。

・太食調調子(たいしきちょうのちょうし)

笙→篳篥→龍笛→琵琶→筝の順で演奏されていく曲。こういうの好きです。

・朝小子(ちょうこし)

気づかないうちに次の曲へ進んでいたようです。うぅ~ん、曲の違いがわからない。

昨年と同じく琵琶を演奏されている方の楽しいご挨拶と次の曲の解説がありました。


■朗詠(ろうえい) 花上苑(はなじょうえん)

雅楽に歌?があったんですね。知りませんでした。
漢詩を雅楽のメロディにあわせて歌っていくのですが、「は~~~なぁ~~~」と歌詞は聴き取れません。まあ、歌詞よりメロディと声を楽しむものなんでしょう。
一ノ句、二ノ句、三ノ句と分かれていて、歌い方、メロディが違いました。
一ノ句はとても聴きやすくていい声やなあと。
二ノ句は高めの声で歌われてました。「二の句が継げない」というのはこれから来てるとか。
三ノ句は息を長く歌われていました。
すべて初めは独唱から入って、合唱、合奏という感じでした。楽器を吹かれてる方たちなので、やはりいい声されてました。
なんとなく、沖縄というか中国っぽい雰囲気がして、これ好きかも、また聴きたいです。

■管絃(かんげん) 武昌楽(ぶしょうらく)、合歓塩(がっかんえん)

2曲続けて演奏時間40分ぐらい。解説の方が「眠ってしまって、起きてもまだ演奏しているくらい長い曲」とおっしゃっていましたが、長かったです。2曲目のほうがちょっとアップテンポだったような、そうでないような。眠るのにはほんと心地いい曲でした(はぁ?)

15分休憩

■舞楽 右方抜頭(うほうばとう)

今年も右方。舞台右から出てこられて、ひっこむのも右。足も右から出されてたと思います。
今年は朱色というか赤のお衣装で、真っ赤なお面。天狗というか鬼というか、浮世絵で外国人を鬼の様相で描かれたような感じの、いきなり「うわぁっ!」とされたら泣いてしまいそうな、怖い顔のお面でした。髪も黒い紐みたいで。手には黒い棒?ではないな、ダンベル?(もっと違う)みたいなのを持って舞われていました。
上手に三ノ鼓、太鼓、鉦鼓、下手に龍笛、篳篥、笙の方が2人づつ、計9名の方で合奏。

解説によると、リズムが五拍という珍しいもので、四天王寺が作った大阪生まれの曲だとか。古典にも楽しい曲と書かれているそうです。

ああ、でも違いがわからない

・長慶子三度拍子(ちょうえきしさんどびょうし)

この曲でお別れということでしたが、さっきとちょっとリズムは違うかな?と思うくらいでした。ううん

4時過ぎ終演。

今年も良かったです。是非来年もお願いしたいです。
それより演奏会へ行って曲の違いがわかるようになりたいです
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「京都で復元された映画フィルム」『紅葉狩』ほか5作品

2014年08月24日 | イベント・コンサート
京都文化博物館3階のフィルムシアターで「京都で復元された映画フィルム」という特集で下記5作品を見てきました。

1.『紅葉狩』1899年/ドキュメンタリー・無声・5分

明治32年の9代目團十郎と5代目菊五郎の「紅葉狩」です。
実際の舞台の映像ではなくどこかでセットをこしらえて撮影されたようでした。
こじんまりとした感じ。
更科姫を團十郎、維茂を菊五郎が演じていました。
更科姫の二枚扇のところ(落としてました)と維茂が酔って寝ているところ、 風の神が一瞬、維茂が鬼女を退治するところをダイジェストで。
いやあ、こんな大昔のフィルムがあるなんてすごいです。
團菊祭で銅像しか見たことのないお二人が動いているなんて、嬉しかったです。

2.『京都府の茶業』1923年/ドキュメンタリー・無声・9分
宇治茶の茶摘風景でした。たくさんの茶摘娘さんがぞろぞろと茶畑へ行く様子と。茶摘の様子。

3.『続・京都府の茶業』1923年/ドキュメンタリー・無声・30分
摘んだお茶を蒸して(?)、女性がお茶を選別して、ふんどし姿の男性がずらっと工場みたいなところでひたすらお茶をもんで(?)る様子。今は絶対機械化されてるはずですけど、こんなに手間ひまかかるものかと勉強になりました。
この当時の方が、現代のペットボトルのお茶を見たら驚くでしょうねえ。

続いてなぜか、お茶に由来するお寺の数々。
建仁寺や萬福寺、金閣寺や銀閣寺10箇所ぐらいを紹介。途中で飽きてしまいましたが、焼失前の金閣が見れて嬉しかったです。

最後に茶摘踊り。音がないのが残念でした。今もあるのでしょうか。

4.『御大典 昭和御大禮の盛儀』1928年/ドキュメンタリー・無声・10分
当時の様子がよくわかり勉強になりました。当時名古屋離宮だった名古屋城が一瞬映っていました。

5.『戦前の山鉾巡行記録映像』1930年/ドキュメンタリー・無声・約2分
昔も変わらず、祇園祭はすごい人でにぎわっている様子が映し出されていました。
しかし、今のように道路っぽくなく、アーケードもありません。瓦屋根の店が並ぶ通りを山鉾が巡行していました。山鉾のそばには白い服の警官(?)が大勢警護していました。

こんな貴重なフィルムを(クールスポット期間中につき)無料で見せていただいてありがたかったです。
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8/10 杉山清貴アコースティックライブ 大阪能楽会館

2014年08月10日 | イベント・コンサート
大阪能楽会館で催された杉山清貴さんのアコースティックライブへ行ってきました。

お能の公演で何度か来ていますが、いつもと雰囲気が違う。
お客さんの雰囲気も全然いつもと違います。(当たり前ですが)。
係員さんも黒いスーツ姿の若いおにいさん(イベンターの方ですかね?)。
お能公演のチラシ、いっぱい置いてあるのですが誰も手にしない。

そして席につくと、うわーやられた。
今回の席は、正面のほんと真ん中のお能だったら良いところだったんですが、
舞台の上には斜めに向いた椅子と譜面台(お水が載った小さい机とともに緋毛氈?が敷いてありました)。
目付柱が取り外されていて、今回の正面は斜めのお能だったら安い席。

始まる前のBGMはハワイアン。
ううん、松羽目にハワイはやっぱりちょっと無理がなあ…。
とかなんとか思いつつ、予定より遅れて15分、15時45分開演。

揚幕が開いて、橋掛かりから杉山さん登場。
ブルーのシャツに、ジーンズ、サングラスなし。というのはいつも通りなのですが、足元が【足袋】。
やっぱりなあ、能舞台やからなあと思いながら、足袋は似合わんなあと…。

定位置にこられる前に、「どんっ!」と音を立てられてからスタンバイ。
第一声は「大変な中お越しくださりありがとうございます。」
台風で交通機関が乱れているせいか、空席が目立っていました。
足元の足袋に関しては、子供の頃に日本舞踊をやっていたから大丈夫だとかなんとか。

1曲目は「さよならのオーシャン」

さすが能舞台です。音響が良すぎです。
杉山さんの澄んだ歌声が10割増しというか、お風呂の中で鼻歌歌うと「上手いかも?」と思うあんな感じ。(←は?)スピーカーもったいないかとも思いました。
客席から手拍子が入ったのですが、なしでしっとり聴きたかったです。

2曲目も夏の歌ということで「水の中のAnswer」
すっかり夏気分になってしまいました。

新しいアルバムから数曲あり、特にプレスリーのカバーが良かったなあ。あと「OKINAWA IN MAY」とか「虹色の大陸」「君のハートはマリンブルー」などの曲とか。

オメガトライブが解散して、いきなりディレクターからソロでデビューすると聞かされ悩んだ話。音楽が趣味であり仕事だったのが、30代でサーフィンという音楽以外の趣味を知ってよかった。40代はちょっと太ったりして(笑)、50代の今は幸せというお話がとっても印象的でした。
新しいアルバムのお話、今年の野音も雨で雷が鳴って大変だったお話もされてました。

いつも早口なのに、ここだとゆっくりになる。音がすごく良くてリハーサルからずっと歌っている。ずっとここに居たい、不思議な空間、またここでやりたいと、能楽堂がえらくお気に入りのご様子でした。
「橋掛かりを通るのも気持ちいい」とも。

こんな能楽堂だったからどうかわかりませんが、1曲1曲のお話がいつもより長かったような気がします。
お話しながら、BGMのようにギターをぽろん、ポロンとつまびかれていたのですが、音響が良くてこれまた良い感じ。

橋掛かりの障子みたいな、窓みたいな(なんていうんですかね?)ところに、譜面台と揺れるギターと杉山さんの影がゆらゆら。良い感じでした。

おしまいのほうではちょっとアップテンポに、「ふたりの夏物語」。
「DOUBLE RAINBOW」では立って腕振りしましたもん。能楽堂でこりゃないよなあと思いつつ、前の方が立つので見えないから…といい訳

ラストの曲は「Grateful for 'M'」
作詞家の青木久美子さん(?)が1年前にライブにこられたときに、杉山さんをイメージした曲を書いて欲しいと依頼したら1ヶ月後ぐらいに届いた曲だそうです。

一旦橋掛かりから退場されて、まもなくアンコール。

「Gift」
総立ちで手拍子も大きかったです。

次は神戸でということで、ちょうど2時間、17時45分終演。

今回も素晴らしいひと時をありがとうございました♪
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4/13 坂本龍一 Playing the Orchestra 2014

2014年04月20日 | イベント・コンサート
去る4/13、愛知県立芸術センターコンサートホールで催された坂本龍一さんの「Playing the Orchestra 2014」に行ってきました。

大阪公演もありましたが、曜日の関係で名古屋までやってまいりました。
名古屋駅から地下鉄で2駅、栄駅に直結しているホールというか、美術館や大小のホールもある立派な建物でした。

エスカレーターで4階に上がって、4時15分開場。
客層はやっぱり男性率高いかな。大体40歳代後半から50歳代中心。親子連れの方もちらほら。
中央にデーンとパイプオルガンがある、クラッシック音楽専用のホールです。
思ったより大きくなく、舞台がかなり近い。
ピアノって普通下手に指揮者側を向いて置いてあるじゃないですか、今回は教授がピアノ・指揮ということでセンターに鍵盤がこっち向いている状態に置いてありました。どんなことになるのかとワクワク。

奏者の方が出てこられて練習?ウォーミングアップ?(なんていうのかわからない)で八重の桜の八重のテーマとか聴こえてきて、またわくわく♪

5時開演。

奏者の方が入られてきて、コンサートマスターさんが立って弾かれて音あわせ?(クラッシックに疎いワタクシお許しを)して、教授登場。
黒いスーツに黒いネクタイ黒縁の眼鏡をかけてらっしゃいました。

1曲目。なんだかわからない。ものすごくゆったりした曲。わからん。咳やら、お子様のグスるお声などがよく目立ってなんともものすごい曲になっていました。
ピアノの前に立って指揮する教授。すごいな。

2曲目は多分聴いたことあるかなあという感じ。セットリストみたら「キズナ」でした。

わからん曲が続き、おもむろにピアノの左側に置いてあるマイクを手に取り、いきなり喋りだす教授。
もともとぼそぼそ系の話声なのに、音響がいいのでマイクの声が反響して半分くらいわからない
「今日は石川から始まってツアー7箇所目で千秋楽です、1回ごとに演奏が良くなっていく。オーケストラの方たちと話しているとYMOをご存知で、あれもやりたい、これもやりたいと声があがった。新旧取り混ぜて今日は演奏します。」みたいなお話でした。

やっとわかった(寝そうになってました)「美貌の青空」。
トリオツアーも良かったけど、フルオーケストラもいいなあ。

「名古屋に良く来てる、最近は日帰りで名物も食べられない。」とぼそぼそ。

続いて「キャスタリア」。
YMOの曲が来ました!
と思ったのですが、聴いてるときは次々フレーズを口ずさむことができたのですが、曲名が浮かばずモヤモヤしてました。管弦楽にかかると、この曲すごいですね、盛りあがるところでは太鼓(?)がどどどどんっときて、何かのサントラのようでした。

続いて映画「一命」より。
作曲されたのが3月11日だったそうで忘れられない曲という紹介でした。
本当良い曲ですね。映画は全く観る気がしないので困ったものです。

6時過ぎ、休憩15分

「ボレリッシュ」
サントラのようですね。知らない曲でした。教授らしいピアノの綺麗な曲でした。
真正面に(?)背を向けてピアノを弾く教授が良く見えて不思議な感じでした。

「ハッピーエンド」YMOの曲ですね。演奏前に教授が紹介してくださったのでバッチリわかりました。

「ラストエンペラー」
「4月11日はアカデミー賞受賞の日でした。この曲をやります。」というような紹介でした。

二胡や中国琴が無かったのは残念でしたが、私にとっては初めてのフルオーケストラバージョン(生では)。
管楽器で二胡風の「ふうぇ~ん」の音がしてたのですが、何だろう。
オリジナルよりティンパニ?太鼓?がゆっくりでとっても大きくて、体にずどーぉんと響いて、最高でした。

この曲を聴くと、この映画は坂本龍一が作曲だから観に行ったことや、今は芝居小屋になっている松竹座で見たなとか、立見ですごいことになってたなとか、初めて買ったCDはこのサントラだったとか、アカデミー賞にノミネートされて授賞式の日はむちゃくちゃ緊張したなとか、その後映画館で何度も観に行ったとか、ジョン・ローンにもハマったとか、いろいろな思い出がたくさん出てきたのと、嬉しさとで涙がぼろぼろ止まりませんでした。
最後の盛り上がって終わるところでは、教授は人差し指を上に上に立てていて、私も席から立ち上がりそうになりました。
拍手もいちばん大きく激しく長かったかな。私も頭の上で拍手しそうになりました。

続いておまちかねの「バレエメカニック」
教授のお話によると、30代半ばの若手の作曲家?さんのアレンジらしく音数が多くて大変とか。楽団の方も頷いていらした。
オーケストラになったらどんなかな?と思ってたら、意外や意外、オリジナルよりむちゃくちゃかわいい曲でした。鉄琴?金属音がとってもかわいい♪弦楽器の方々はずっと弦をはじいていて演奏が大変そうでした。

「アンガー」
4楽章ある曲のうちの2楽章目らしいです。ロシアの女性のジャーナリストのインタビューを受けてこの曲が好きだと言っていたと、それならやってみようかとなったそうです。
初めて聴きましたが、「anger」な曲でした。ロシアのジャーナリストさん怒ってたのかな?

「リトルブッダ」
先ほどと違い静かな始まり。キアヌ・リーブスがこんなに人気が出るとは当時思わなかったなあ。とか、また思い出が。

7時過ぎ、一旦終了。

アンコール

「八重の桜」
フルオーケストラで聴けて嬉しかったです。やっぱり迫力ありますね。後半の「かんっ」ってのは木琴じゃなかったんですね。茶色い拍子柝じゃないな、なんでしょうかね。
聴いていていつも思うのですが、もう少し長いバージョン作ってくださらないかなあと。

積もる話もあるがということで始まったお話。中高生?のオーケストラで福島で演奏したときのお話。(NHKで放送されてたのを見逃してました)年をとると汚れがたまるから浄化してもらったと笑いが起きていました。

「シェルタリングスカイ」
オリジナルに近かったのではなかったでしょうか。サントラのCDそっくりと思いました。
この映画は試写会で見に行きました。淀川長治さんがCMで大絶賛されていましたが、私は全くわからなくて(子供だったので)、でも曲は大好きなという思い出。
今もう一度見たら感動するかもしれないかな。

「戦場のメリークリスマス」
教授のピアノソロから。正面向いてるのでやっぱりなんだか不思議。
おしまいのほうはピアノを弾かずに立って指揮に集中。ピアノのだんだかだんだんっ!っていうところが好きなのでちょっと残念なような気もしました。
「かんっ!」っていう印象的な音は絶対拍柝だと思います。「かんっ!」っていうより「ちょんっ!」でしたもん。木の色も薄い色でしたし。

これで終演かと思ったら、アンコールその2

「パロリブル」教授の繊細なピアノソロから入る曲。というかずっとピアノでいくのかと思ったら合奏になりました。後で調べてみたら「未来派野郎」の曲だったんですね。すっかり忘れてました。これまたサントラみたい。

拍手が鳴り止みません。2回くらいカーテンコール(緞帳がないから、教授が舞台に出たり入ったり)があり、最前列のお客さんが立っていると、教授のほうから握手されたり。
千秋楽ってこんなのかぁ、改めて思いました。

7時半前終演。

一曲、一曲ごとにマイクを持って何かお話される教授でした。
こんなにおしゃべりさんだったかなあ。
「前半は緊張感を強いる曲で、後半はぐっと盛り上げる構成」だったとか。

「昨年も東京フィルだったが、今年は音が違う。どうしてなんでしょうねえ。」と楽団の方に語りかけるようなお話。「これからが始まりです。」なんておっしゃって、客席は拍手するときもありましたかね。

コントラバス(?)さんが6人(多分)もいらっしゃって、ぼんぼん弦を弾く音がよく響いてドラムっぽかったなあ。

途中、打楽器や吹奏楽系の方が入ったり出たり。鉄琴?木琴?の女性の方が行ったり来たりしていろんな楽器を演奏されてて大変そうでした。曲の途中であってこっちされてたり。

長唄の三味線と同じでコンサートマスターさんが激しく弾いておられ、舞台外側にいくにつれてだんだん弱く弾いておられるようでした。(何と比較?)

激しく終わる曲ではバイオリンやビオラ?さんの弓?が一斉に楽器の上に止まったまま。かっこいい~。
三味線ではないもんな、こんなの。

行ってよ良かったです。いろんなものが浄化された感じです。
最後に教授は「来年も一緒にやりましょう。」ということでしたので、楽しみにしています。


■□■

Still Life
KIZUNA
kizuna world
aqua
美貌の青空
CASTALIA
逃げられない(映画「一命」より)
一命

休憩

Bolerish
Happy End
The Last Emperor
Ballet Mechanique
anger (「untitled 01」より)
Little Buddah

アンコール1
八重の桜
The Sheltering Sky
戦場のメリークリスマス

アンコール2
Parolibre
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はじめての雅楽鑑賞

2014年03月23日 | イベント・コンサート
去る3/22、大阪歴史博物館4階講堂にて催された雅楽鑑賞会に行ってきました。

雅楽については前々から興味はあったのですが、「坂本龍一音楽の学校」という番組で雅楽が取り上げられているのを見たのと、たまたま歴史博物館のHPをのぞくと鑑賞会募集のお知らせがあったという、今回はなんともご縁としか言い様がございません。

自由席で開場の時間5分前ぐらいに行くと、入り口前は50人ぐらいの列ができていました。
ほとんど私の親よりも上の年代の方々。いつ行っても私は若手というパターンなんだなあ。

1時30分開場。今回演奏される博雅会の公演チラシと曲目解説受け取り、いざ中へ。
250人くらい座れると思われるこじんまりとしたホール、いや講堂。
初めてでしたので、思い切って最前列に座ることにしました。

2時開演。

舞台の床は緑の布が貼ってあり、おなじみの平安時代の貴族みたいな格好の方々が椅子に腰掛けていらっしゃいました。てっきり床に座られるのかと思っていました。ちょっと意外。

・参入音声 青海波(まいりおんじょう せいがいは)

まず字が全く読めません。さんにゅうおんせいかと思いました。
さらに解説文も意味不明。「舞楽『青海波』は源氏物語・紅葉賀において取り上げられ~」紅葉賀って何じゃい。何なに?末摘花の次の巻なのかあ。読んでないからわからない!

篳篥のふぇ~ん、笙のふぉーーーーーん、太鼓のどんっ!
最前列だったのもありますが、音の大きさにビックリ。
すごーーーい!
なんだか初詣の神社で流れているテープの音楽のように思いました。

■管絃(かんげん)

打楽器が無くなって、舞台前方に琵琶と琴の方が直接床に座られていました。

・黄鐘調調子(おうしきちょうのちょうし)

笙→篳篥→龍笛→琵琶→箏の順番でボレロみたいにひとつひとつの音が聴こえて面白かったです。

・蘇合香急(そごうこうのきゅう)

蘇合香というのは薬の名前だそうです。
琵琶のだらだら~ん、お琴のぽろぽろろ~ん。がたまりませんでした。
これまで平安時代とかの時代劇を見ていて、こんな感じの曲が流れていたなあと思いました。雅楽がモチーフ、いや、雅楽の楽曲だったのかもしれません。
ずーっと聴いていると、平安装束の長谷川一夫さんとか京マチ子さんが御簾の中にいるシーンが勝手に思い浮かんで来ました。変なの。

・越殿楽残楽三返(えんてんらくのこりがくさんべん)
どうもこの曲が神社で流れている有名な曲だそうで(平調の「越殿楽」)、今回は3種類あるうちの黄鐘調だったそうです。
篳篥は音階が狭いので変調ができないので、曲まで変わってしまっているのだとか。
よく知られている(平調の「越殿楽」)ものと全く違うのでお聴きくださいとのことでしたが、全く初めてな私なのでちんぷんかんぷん。
曲が始まっても、先ほどの蘇合香急とどう違うのかサッパリわかりませんでした。
ちょっと違ったのは、おしまいは篳篥と琵琶とお琴になって、いちばん最後はお琴で終わる。そしてかすかにお琴が「たらりらりらぁ~ん」と鳴っていたことですね。
この「たらりらりらぁ~ん」は「輪説(りんぜつ)」といって、後にここからお琴の生田流や山田流などが生まれたらしいです。

ここで、楽器の解説がありました。
ひたすら笙の方がくるくる回してはるなあと思っていたら、温熱器で乾燥させているのだとか。ちょっとでも湿っていると音も悪く、壊れてしまうそうです。一瞬習ってみたいかもと思ったのですが、無理やなと思ったのでした。
龍笛(りゅうてき)は見た目能管そっくりですが(というより原型らしい)、ノドといわれる「ぴやぁーーーーっ」と高い音が出るところがないのだそうです。かすかにメロディーを奏でていて、良い音だと思いました。
篳篥は2つのパーツでできていて、葦(よし)でできたリード部分で音がでるのだとか。「塩梅(えんばい)」といって、穴を押さえず、息の強弱などの技法で音が上がったり下がったりできるのだとか。演奏中ほっぺたがものすごく膨らんでいたので、きっと大変な楽器なんだろうなあと思いました。
琵琶はいろんな木材でできていてかなり高価なものだそうです。バチを入れるケースみたいなのが本体についているのが気になりました。薩摩琵琶とかどうなんやろう。
箏は普段目にする爪が違うのが気になりました。爪は竹でできていて、それを革を巻いたものを指貫みたいな感じで指の先を覆っていました。

・西王楽破(さいおうらくのは)

短い曲でしたが、時おり笛の高い音が聴こえて聴きやすい曲だと思いました。
でもあんまり違いがよくわからない

15分休憩

■舞楽(ぶがく)

楽器の方は上手下手に4人ずつ別れて、上手は打楽器、下手は管楽器。

舞楽は左方(さほう)の舞と右方(うほう)の舞に別れているそうです。左方は伝来が中国系のもの、右方は朝鮮系のものだそうです。
右足から出てとかなんでも右から、左からとか決まっているのだとか。
今回は右方の舞をされるとのこと。

・貴徳(きとく)右方の舞
中国の漢の時代の匈奴がどうのこうのというお話からできた舞だそうで、中国史に弱い私はまたちんぷんかんぷん。

先ほどまでの龍笛とは違うもう少し高い音の笛(解説書によると高麗笛)の音から始まりました。
笙や篳篥、鼓のお化けみたいな(解説書によると三の鼓)鼓笛隊の太鼓のような「たたたたたたん」の音、太鼓の「どおーん」、一緒にかすかに聴こえる鉦鼓の「かかん」という音。それにあわせて、シルクロードの「なんちゃらスタン」の国の方のような白人系の大きなお面をかぶった方が槍を持って登場。
中国というかシルクロードというか、正倉院の宝物殿から出てきた人みたい(なんじゃそりゃ)。お髭も眉毛も白くてふっさふさ。
全体に緑系。イメージとしたら赤だったので、なんだか新鮮でした。
いろいろ重ね着してはるみたいで暑そう。
曲がゆったりすると、ゆったり舞い、激しくなると槍を持って四方に駆け寄り、歌舞伎舞踊でもお能でもない全く初めての踊りでした。(あたりまえですが)
お面をつけて、きらびやかな装束で舞うあたりは、乱暴ですがお能ちっくかも。
お能を観ていたおかげで、眠くなりませんでした。というより演奏者も舞の方も見ないといけないので結構疲れました(良い意味で)。

4時前終演。

代表の方のご挨拶で会は終了しました。

あっという間の約2時間でした。
また機会があれば聴いてみたいと思います。楽しかったです♪
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3/8 国立劇場舞台裏見学

2014年03月16日 | イベント・コンサート
去る3/8、国立劇場で歌舞伎を観たあと、舞台裏を見学しました。

今回は江戸文化歴史検定の特別企画「歌舞伎鑑賞と舞台裏見学」に参加したのでした。

「切られお富」終演10分後に6代目の鏡獅子の像の前で集合。座席でビジネスホテルのような使い捨てスリッパに履き替えたあと、花道を通って本舞台へ。

終演10分ほどだというのに舞台はすっかり片付いていました。すごいな。

触らなければ写真撮影OKとのことで、国立劇場営業部のお姉さんの解説も上の空、さっきまで演じられていた舞台に立っている自分に興奮し、今日も、そして明日からも使用される背景、道具が目の前に。すごいすごい。
お姉さんが「舞台の中心に集まってください。これから舞台を廻します。」ということで、ごぉーという音とともに舞台がぐるぐる。真ん中に立っているとさほど動いている感じはしないのですが、円周の端っこに立つとぐわんぐわん背景が変わって酔いそうになりました。

舞台から客席。



舞台から上から客席から、いろんな方向から照らされてものすごく明るい。これでも照明は落としているとのこと。歌舞伎の照明は影をつくらないというのが基本らしく、照明さんの腕の見せ所とのこと。へぇ~、知らなかった。

国立劇場座席の特徴はどの席でも舞台が見やすい点。三階席でも七三は見えるとのこと。確かに舞台からも三階席がすべて見渡せました。なるほど。

「舞台からお客様の顔は見えています。」


おそらく吉弥さんが座っていたであろう場所から私の席を写してみました。わお、こりゃすごい。

定式幕の説明。
国立劇場は市村座を踏襲しているとのことで、下手から黒-萌葱-柿の定式幕。歌舞伎座は森田座とのことでした。



みんな同じと思っていました。知らなかったです。
後で気になったので調べてみたら南座も森田座。松竹座や文楽劇場、新歌舞伎座はどうなんやろう。

下座(黒御簾)の説明。
中に入っても良いとのことで、御簾から客席。


やっぱりよく見えてますね。

大道具と小道具について。
すべて紙と木でできている。基本背景は平面。手に持つ(持てる)物は小道具、持たない(持てない)物は大道具さんが作る。木でも折った枝は小道具さん、生えてる木は大道具さん担当とのこと。わかりやすい。

そのほか、楽屋が舞台裏から直接行けるのが役者さんたちの間で好評だとか。出演されていた方らしき人が行きかいされてました。
舞台下手には舞台監督さんの席があり、モニターとマイクがありました。

お待ちかね(?)の奈落へ。



階段を地下2階くらい下りると奈落。黒い鉄骨がたくさん舞台の下に生えていました。なにせ、永楽館の木製手廻ししか見たことがなかったので、ビックリです。
下をのぞくとまた深い。多分セリがいちばん高いところから、この床まで4階分ぐらいあるんじゃないでしょうか。すごかったです。

その後、別の所から階段を1階分上がって花道下へ。
七三のすっぽんも黒い鉄骨がたくさん。やっぱり機械なのねん。
「ここでの会話は客席にもれます」の注意書きが面白かったです。
お姉さんによると、花道沿いのお客さまのおしゃべりも役者さんに聞こえるんだそうです。



また階段をのぼると鏡つきの小部屋が、そうです鳥屋です。
想像していたより結構広かったです。清めのお塩が置いてありました。

そして揚幕から出て、舞台見学は終了となりました。

30分強ぐらい。江戸検定以外の団体さんと合同だったので50人くらいでしたかね。
終わりたてほやほやの舞台を見学できて、本当嬉しかったですし、楽しかったです。
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2/24 「杉山清貴 Live tour 2014 NEXT WAVE」

2014年03月09日 | イベント・コンサート
去る2/24、お能、大阪歴史博物館と楽しんだあと、谷四から次の駅、森ノ宮にある森ノ宮ピロティホールで催された杉山清貴さんのコンサート「杉山清貴 Live tour 2014 NEXT WAVE」に行ってきました。

今回は9月の京都弾き語り以来5ヶ月ぶりの杉山さんです。
しかし、朝からお能、歴史博物館とお腹いっぱい、うっぷうっぷ…。

4時半開場。
今回も恒例の(?)ライブ後の2ショット撮影会があったのですが、へろへろなのでパス。

今回の席は上手よりの10列目。
いつもどおり、ちょうど段があり目の前にはさえぎるものがございません。
今回もステージ全体も見渡せ、すばらしい席。
今回も後ろを振り返ると立見の方々が。たくさんお客さんがいるって嬉しい。

5時5分開演。

ビバルディの「春」が流れる中、メンバーの方がぞろぞろと、そして杉山さんが登場。青いあじさいみたいなアロハシャツ、ベージュのカーゴパンツをブーツイン。白いジャケット。
なんだか真似したくなるかわいいいでたちの杉山さん。

1曲目、聴いたことはあるのですが、曲名がわからない。どんなノリをしたらよいのかわからんまま2曲目へ。
次は「タイをはずして」なんだなんだ。今回は。

そして杉山さんのご挨拶。とりあえず座りましょうかと。
昨年は30周年ということでリクエストでやったが、今年はイベンターさんのリクエストで「かなり通好みの」選曲をしたとか。そしてそれを春夏秋冬に分けて演奏するとのこと。オープニングの曲も合うように一から作られたとか。

本当に杉山さんの言われた通り今回は私が普段聴かない、聴いたことない?曲が多かったです。
申し訳なかったのですが、座って聴いてた曲では睡魔が襲ってきて時々記憶が…。
だってツカレテタンダモン。

盛り上がったのは「DOUBLE RAINBOW」とか「UMIKAZE TSUSIN<海風通信>」でしたね。どうして秋で海風通信?と思いましたが。
それから「最後のHoly Night」が弾き語りでもなくビルボードでもないところで聴けたのが嬉しかったです。

メンバーにお題をいきなりぶつけて、メンバーの方がしどろもどろしながお話されるのが楽しかったです。
仙台公演は先日の大雪で機材が届かずトンボ帰りになったとか。

夏のコーナーでジャケットを脱いだ杉山さん。色鮮やかなシャツがとってもかわいい。
グラサンはアンコールまではずされなかったです。

アンコールでは白いシャツ。めぐみさん以外はツアーTシャツを。

恒例の?これからのスケジュール発表。
なんと8月10日に大阪能楽会館で弾き語りライブが行われるそうで。能楽会館ですよ。きゃぁ~。
8月30日は神戸ハーバーランドの海の見えるホール?で、あといつもの京都のアルティでも。

そして「まずは、さよならのオーシャン。」とアンコールの1曲目。笑いが起きました。
どうしても歌わないといけないんですかねえ。いつもの通り盛り上がってしまう私たち。

続いて「風のLONELY WAY」。ちょっとオリジナルとは違う歌い方をされてましたが、知ってる曲が続いて嬉しかったです。

おしまいは、みんなで「わんつーすりーふぉーっ!」と始まった「Another Wave」楽しかったなあ。

いつもの通り、杉山さんはじめメンバーの方が前のほうへ出てこられてご挨拶。

やっぱり楽しい杉山さん♪
今回も元気をいただきありがとうございました

■□■


一緒に歩こう
タイをはずして
ここから始まる物語~To begin with the end
Happy Happy Days
あふれるこの気持ち

OKINAWA IN MAY
DOUBLE RAINBOW
Summer Regret
Honolulu City Lights
SE(JET波)
Hert of the Sea

045
I am me
夢を見たのさ
Harbor lights
UMIKAZE TSUSIN<海風通信>

最後のHoly Night
Misty Night Crusing
夜明け前(故 円谷皐氏に捧ぐ)

アンコール
さよならのオーシャン
風のLONELY WAY
Another Wave
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6/22 杉山清貴&中西圭三Joint Live 2013

2013年06月23日 | イベント・コンサート
昨日(6/22)兵庫県たつの市アクアホールで催された「杉山清貴&中西圭三Joint Live 2013」へ行ってきました。

JR姫路駅から15分ほどの竜野駅から徒歩20分ほどに会場がありました。



16時開場。何ともこじんまりしていて、おしゃれなホール。
今回のようなまったり系コンサートとか落語会とかによさそう。

16時30分開始。
先にギターとキーボードの方がスタンバイされ、お馴染みの「WOMAN」のイントロが流れ、中西圭三さんが登場。
全身黒ずくめでスーツに帽子もかぶられた圭三さん。
おや?ちょっと大きくなった?
しかし、「WOMAN君がぁ、探してるぅ~♪」の歌声の素晴らしさはお変わりないようでした。
途中「こんにちは。」とご挨拶される圭三さん。
この曲がはやったときCDを購入して何度も聴いていました。のっけから本命がきたのでこの後大丈夫かなあと心配になったりしつつ、歌声に聴きほれておりました。

初めてたつの市に来られたという圭三さん。
「いいところですね、道すがら会場まで通っただけですけどね。いいところにちがありません。」
「杉山さんより結構年いっちゃてるようですけど、意外と年下かもしれない。真夏なのに黒ずくめ。」と笑いを誘って会場の雰囲気をあたためてくださった圭三さん。

続いてバラード、「眠れぬ想い」

「98年結婚したときですね。テンション高くて作った」という「TIMING」。
ビビアン・スーさんと初めて会ったときのエピソード「一言も喋らなかった」とのことでした。
ブラックビスケッツで大ヒットしたこの曲。これまた大好きでCD買ってよく聴きました。いやあ嬉しかったぁ。
ご本人が歌われるのは反則ですね。良いに決まってます!
ブラビの振りも交えながら楽しそう、はい、楽しかったです♪

続いて「Ticket To Paradise」これまた元気のでる曲で歌詞で。楽しかったぁ♪

「暑い暑い。夏らしい2曲だったでしょうか。」と汗だくな圭三さん。

NHKのおかあさんといっしょの曲とのことで「ぼよよん行進曲」。
「ぼよよよぉ~んと高ぁく」とまたまたまた元気のでる曲で。

いろんなジャンルの曲を書きはる方なんですね。ビックリしました。
これまた楽しい曲で。すっかりファンになった私。

圭三さんの最後の曲は「Bloom! Bloom!~サクラ咲け!~」
三陸鉄道を応援するプロジェクトの曲だそうです。
曲を書かれるときにアフリカのイメージが浮かんでこられたので、アフリカっぽい曲調になったとか。
またまたまたまた、元気の出る曲でした。才能ありすぎ圭三さん。

「マツケンマハラジャ」歌いはったらどうしようと思ったりしましたが、それはなかったです。

ズボンがずれたとかで舞台上で直す圭三さん。おもしろい。

17時20分ごろ
圭三さんのご紹介で、水色のシャツにうすいブルーのジーンズ、スニーカー。サングラスもかけたいでたちの杉山清貴さん。ギターを携えて登場。
握手されるお二人。
「ふたりの夏物語」をお二人で。
圭三さんのメンバーのお二人も一緒に演奏。杉山さんのときとなんとなく違ってよかったです。

さてお次は杉山さんコーナー。
「僕はひとりでさびしいんですが(笑)曲は手拍子するような皆さんがご存知の曲もします。」みたいなご挨拶から。

「僕の腕の中で」

台風が接近中だったため、前の日の9時の新幹線で日付が変わる頃にこちらに来られたとか。
年とともに当日当日がきつくなってきたとかなんとか。

「君の瞳はマリンブルー」

今月の初めお仕事でハワイに行かれていたそうな杉山さん。
暑い季節に涼しい曲をと「最後のHoly Night」
なんでやねん。と思ってしまいました…。
お若い頃は季節をはずした曲はされなかったけれど、年をとられると楽しくてしょうがないとか。
なんじゃそりゃ。

波乗りのお友達を急になくされたエピソードの後に「夢を見たのさ」。

30周年のアルバム、DVD、野音の宣伝のあとに「渚のすべて」。
弾き語りでは初めて聴いたかも。なんでもギター一本で歌われるんですねえ。すごいな杉山さん。
大好きな曲で夏真っ盛りな気分でしたので、嬉しかったです。

おしまいは「さよならのオーシャン」。
そうですね。はい。ってな感じで。

18時一旦終了。
しばらくしてお二人と圭三さんのバックの方お二人が再び登場。

なんと始まったのが「Choo Choo TRAIN」。
ひやぁ~ああ。
すぐに立ち上がって手拍子な私。しばらくして会場みなさん総立ち。
すごいな、まさかのこの展開。杉山さんも少し歌ってましたよ。
いい曲ですね。ちょっと杉山さんでうとうとしかけてたんですが(すみません)、またパッチリ目が覚めました。

最後の曲は英語の曲でした。タイトルがわからない…。でも聴いた事のある曲です。
お二人の歌唱力が際立つ曲でした。

18時15分終了。

バームクーヘンのように(ご本人談)恰幅がよくなられた圭三さんのパワフルな歌声で大盛り上がり。
杉山さんのしっとり弾き語りでまったり。
そんなコンサートでした。行ってよかったです。
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「赤バラ水戸黄門 歩こう会in堺」

2013年04月07日 | イベント・コンサート
今日(4/7)大阪府堺市の大仙公園で催された「赤バラ水戸黄門 歩こう会in堺」のイベントを観にいってきました。

大仙公園内にある堺市立博物館でナショナル劇場の「水戸黄門」で使われた衣装や小道具の展示があるということで、まずはそこから。
なんとなくとにかく並べました!って感じで所狭しとずらずらっと、助格の刀だ、笠だの、いろんなものが並んでいました。黄門さまの衣装もパネルにぺたっと貼り付けられたように展示されてました…。
テレビでは水戸黄門の最終回が流れていました。

■里見浩太朗トークショー

「あヽ人生に涙あり」の里見浩太朗さん、横内正さんバージョンが流れる中、なぜか自衛隊のジープに乗って黄門姿の里見さんが登場。

時代劇の水戸黄門では関西の港は堺なので何度も訪れているが、里見さん個人としては堺に来られるのは今回が初めてだったとか。
途中から堺の市長さんを交えてのトークとなりました。

風が強くてお袖に空気が入って風船みたいになりながらも、全くうろたえることなく、かくしゃくとお話されていました。
特に印象的だったのは、「映画時代に諸先輩から時代劇を教わって、そして「水戸黄門」の助さんでそれが活かせた。青春時代は助さんだった。」とのこと。
それから、水戸光圀に関して、「兄が高松藩に養子に行って藩主となり、妾腹の光圀が水戸藩主になったが、高松藩の子供を水戸に養子に入れ、自分の息子を高松へ養子にやっている。優しいところがいい。」みたいなお話もされていました。そういえば、高松藩がおかしいときに息子に会いに行った回があったと思い出しました。

「後ほどお目にかかります。」なんていわれながら、おしまいに。
30分弱のトークショーでした。

■チャンバラショー&チャンバラ教室

東映剣会による、チャンバラ教室ということで、きっと映画村の福本清三ショーみたいな感じかな、と思っていたのですが、まあそんな感じでしたが…。

まずは殺陣師の清家三彦さんが登場。
NHKの殺陣師の番組見てから、一度生で拝見したいと思っていましたので嬉しくて。
殺陣師は殺陣をつける仕事で、チャンバラをしているわけではない。刀は樫の木に銀箔(?)を貼ってできている。とかなんとかかんとかと説明された後、福本清三さん他5人の方たちによる殺陣田村の実演。
ほぼかぶりつきで観てましたので、ものすごい迫力でした。
福本さん、エビゾリ。すごい。

その後、清家さんと福本さんのお話。
時代劇で「であえ~っ。」と言って主人公に斬りかかる人数は12,3人ほど。しかし斬られるのは30人ほど。ということは1人2,3回斬られているということらしいです。へぇ~。
福本さんは萬屋錦之介さんの殺陣がお好きだそうです。そして、錦之介さんに斬られ方を褒められて以来、自信がついたと言われていました。へぇ~。

そして、清家さん、福本さんは舞台を下がられて、その他5名によるチャンバラ教室が始まりました。
ちょっと、実演をして素人さん3人くらい壇上でされるのかなあと思っていたのですが、ところがどっこい。
構えから、基本の斬り方?(ぬき胴とか袈裟斬りとか)を丁寧に実演された後、実際殺陣をつけていって、こうなりますという実演。
それが途中、お笑いになったり、でも決めるところは決められたりして、面白い。
30分くらいたっぷり堪能。途中、素人さんのコーナーもありましたが少しだけ。
手裏剣や槍なども使って殺陣もあり、もうお腹いっぱいになりました。
ほんと楽しかったです。

清家さんかっこよかった

■里見浩太朗オン・ステージ

天候不良のため「ゆるキャラショー」が中止になったから?かどうか知りませんが、なんと里見さんのお歌を聴くことができました。

先ほどと変わって、紺のジャケットにグレーのパンツ、黄色いネクタイの里見さん。

「花冷え」

「殺陣はさきほど簡単そうにされてましたが、毎日稽古をされているんです。難しいんです。今の剣会の先輩の先輩の方々に教わりました。顔を切ったり切られたりしたこともあります。」とのお話。

「口笛の彼方に」
「流星~いにしえの夜空(そら)へ~」

と3曲。時たま「ぼぼぼっぼっぉ~。」と強風の音がマイクに入ったりする、とっても寒い中、しっかり、しっとりと歌われていました。

「寒いのでおしまいにします。もっと聴きたい方はレコード屋さんへ行ってください。」と言われ、おしまいになりました。

そうなんです。新歌舞伎座公演と同じ曲目だったんです。
3週連続里見さんのナマ歌を聴くことができたんです。
「ああ~星よぉ散れ~♪」とか「それも流れぇぼしぃ~♪」って頭に回って仕方ないです。

ほんとに風が強くて寒い中、約2時間立ちっぱなしでしたけど、あっという間でした。
行ってよかったです
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3/10 「30th Anniversary 杉山清貴 Live tour 2013 I AM ME」

2013年03月16日 | イベント・コンサート
去る3/10(日)大阪森ノ宮ピロティホールで催された杉山清貴さんのコンサート「30th Anniversary 杉山清貴 Live tour 2013 I AM ME」に行ってきました。

今回はファンクラブ会員のリクエスト上位10曲をすべて演奏してくださるというお祭り企画。
そして公演前に発表されていたのが、同じ順位のものも含めて下記の16曲。
私は一体何をリクエストしたのかサッパリ覚えていませんが…。

■□■

朝からの風と雨ですっかり寒かったこの日。
開場4時半前には50,60人の方の列ができていました。

4時半開場。
いつも配布されるチラシ袋の中には今回の30周年の特典のミニタオルが入っていました。
そして、すぐさまお楽しみのライブCDを購入。
今回のセットリスト通りにリハーサルで演奏された曲が収録されているのです。
しかも公演終了後にはサインの手渡しあり。


今回の席は中央よりやや上手よりの7列目。
ちょうど段があり目の前にはさえぎるものがございません。
ステージ全体も見渡せ、すばらしい席。
後ろを振り返ると立見の方々が。そういえば売り切れでした、今日の公演。

5時5分開演。

いつもの通りメンバーの方がぞろぞろと、そして杉山さんは白いスーツに水色のアロハ風のシャツ。白いハイカットシューズに青いペンダント。そしてサングラス。
ふたりの夏物語みたいな懐かしいいでたち。ひょ~。

1曲目の「BECAUSE」でわっと立ち上がって盛り上がったかなあと思ったら2曲目は「永遠のもう少し」であらあらあら…。

「お寒い中、足元の悪い中ようこそ。」と杉山さんのご挨拶。
今回はリクエスト下位から順に演奏されるとのことで、「盛り上がったな~と思ったら、バラードになったりですね、座ったり立ったり、運動ですね。」と。

ほんと立ったり座ったり。皆さん(私も)どんな曲かわかっているので「EXIT」の始まる前「君のハートはマリンブルー」の終わりかけから立つ準備したりねえ。

何曲かまとめて紹介してくださるのですが、そのたびにベストテンの順位発表の曲が流れ(大阪限定らしい)、「さあ、こちらの方たちですっ!」と杉山さん。メンバーの方々「ぼーっ。」と突っ立ってはるのが面白かったです。

各曲の思い入れや思い出を語ってくださいました。

おくのめぐみさんの曲は「上げてあげて」とスパルタだったとか。
「EXIT」いつも元気をもらっています。とお手紙をもらいますが元気がなくてもあっても聞いてください。
「僕の腕の中で」まだ20代の若造だったのでこれまでずっと高いキーだったので林哲司さんに「下げて」とお願いしたら低すぎて上手く歌えず、最初のベストテンでは口パクだったとか。しかしオンエアを見られてあまりにも口があっていないので、後にも先にも口パクはこれだけ。
「Glory Love」最初杉山さんが作って、林哲司さんが残りを作った。素晴らしい天才。と。
演奏中めぐみさんが拍手みたいな音をつけるんですが、これが楽しそうで。みなさん笑顔でよかった~。
「SUMMER SUSPICION」最初の歌いだし「なぜ~」を何百回も練習した。カラオケでも難しいでしょ。
「夢を見たのさ」ボード仲間の集まるお店?のお友達で突然お亡くなりになったとこの方を思い出すのではなく残った方の思い?を歌詞にしたとのこと。作詞家さんが杉山さんの作った曲ぜ是非この方を詞にしたいとの要望。
「果てしない空の向こう」お家で曲を作っていてふと昔に作った曲が出てきた。良いじゃないかということで曲を作詞家さんに渡して、「夢を見たのさ」のテーマを伝えたらこれにこたえるすばらしい詞をつけてくれましたとのこと。

それから今回は30周年ということで、メンバーの方々が音楽以外に長く続けていることの話。

ベースの方 温泉。3日行って手がふやける。その間読書か散歩でベースをさわらないので、勘を取り戻すのに2週間かかる。
パーカッションの方 ジム通い。週3だったり月1だったりまちまち。昔は怖かったと杉山さん。
ドラムの方 小学校から中学にかけてフィギュアスケートをされていたとか。今度一緒に行こうと杉山さん。
キーボードの方 バイク。学生のころ北海道で公演にテントを張って翌朝、ラジオ体操の人たちに囲まれたエピソード。20歳過ぎのころモトクロスバイクがしたかったが事務所に却下されたと杉山さん。
コーラスのめぐみさん 何もないのですぐやめたベスト2をと。ジム。安いと思って申し込んで1年後退会。行ったのはこの2回だけ。バイオリンがしたくてサイレントバイオリン?をローンで買ったがあまりに(下手で)音が悪いので嫌になって3日でやめた。バイオリンは1万円で友人にあげた。さらに杉山さん、めぐみさんが嫌がってるのに「ハープもしてたんです。2日でやめっちゃったんです。」しかし、めぐみさんが、「40(歳)の手習いで…」なんて言われてびっくりしました。若く見えるのに。
ギターの方 何もないけど…とここは大阪ですよね。うにゃうにゃ~のファンです。とジャイアンツファンなんだそうです。阪神の選手を無理やりほめてましたが。
打ち上げでは1人野球の話で盛り上がってたよね。と杉山さん。
僕も30(歳)でボードを始めてなかったら何もなかった。音楽だけです。とこの話題をしめくくっていました。

7時35分一旦終わり
舞台そでですぐさまジャケット脱いでらしたのが見えました。

40分アンコール

グレーのTシャツに白黒のギンガムチェックのシャツ、やぶれたジーンズに黒のスニーカーに着替えられてしまった杉山さん。ギター持ってなんだか夏の野音みたいな雰囲気。

ドラムのいまいずみさんのリクエストで始まった曲でしたが、イントロ部分がわからずなんだ何だと思っていると「青空が目にしみる」のイントロ。なんかほんとに野音チック。

そして続いて「僕のリクエストです。ソロ1曲目の曲です『さよならのオーシャン』!だって入ってなかったんだもん。」と杉山さん。
あらあらあらあら…、なんとまあ。う~ん、まるで野音ではないかいな。と思いつつ、やっぱり盛り上がって(無理やり?)しまう私たちなのでした。

いつものようにメンバーの方たちが前に出てこられてご挨拶。
7時50分終演。

ステージには「30th KT」「See You!」と蛍光緑のライトで文字が繰り返し映しだされていました。

■□■

さて終演後はCD購入特典のサイン手渡し&握手会です。
今年は前もって買っていなかったので番号が100番を超えていましたが、この後行われる2ショット撮影会と被っている方が多いせいか10分後には私の番になりました。
いつものように番号を呼ばれ階段を上って2階へ。
1人3秒くらいで順々に。
杉山さんはチェックのシャツから白いジャケット(ライブで着ていたのとは別?)をお召しでした。
「ありがとうございました。」と言うのが精一杯で、杉山さんも小さいお目目をさらに小さくしてニコッと笑顔で「ありがとうございました。」を繰り返されていました。
やっぱりいいな、こういうオマケイベント。

やっぱりいいな♪杉山さん
元気をいただきありがとうございました

■□■

BECAUSE
永遠のもう少し
REALTIME TO PARADISE
reflexive love
miss,Dreamer
サンセット・ラブソング
永遠
Glory Love
月へ帰ろう
君のハートはマリンブルー
EXIT
夢を見たのさ
果てしない空の向こう
僕の腕の中で
WITH;
ALONE AGAIN
SUMMER SUSPICION
INSPIRATION

アンコール
青空が目にしみる
さよならのオーシャン
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1/13 STARDUST REVUE LIVE TOUR「B.O.N.D.」

2013年01月14日 | イベント・コンサート
昨日(1/13)神戸こくさいホールで行われたスタレビのライブツアー「B.O.N.D.」に行ってきました。

実はスタレビのアルバムを1枚も持っていないまま行ってしまいました。
聴いたのは「B.O.N.D.」のサイト試聴と、2010年10月の奈良平城京のイベントと、昨年の杉山清貴さんの野音で根本要さんがゲスト出演されたときだけ。
でも、昨年の野音での根本さんがあまりにも楽しくておもしろくて、「今夜だけきっと」をちゃんと聴いてみたいなんて思ってしまい行くことにしました。

会場につくと入場するまでに長蛇の列、しかも当日券(立見席)の発売の列も長かった!
こんなにすごいもんかと初めての私はドキマキ。
こくさいホールは10年ぐらい前に美輪明宏さんのコンサートに来て以来。
今回は2階の2列目中央ブロック。それでも舞台ははっきり見える、なかなかの良席。
ここって、3階まであって、しかも両側に蜂の巣のようにもこもこっと席が設置されていて、どこもかしこも満席(立見席があるんですから当たり前)。こんな大規模なホールでのライブは久しぶりだったので「CD1枚も持ってない私が2階でいいのだろうか…。」のような一抹の不安を抱えながら待っていました。

17時35分スタート。

ナンバーをすべて書いております。ご注意


CDジャケットの「B.O.N.D.」が映し出されたスクリーンが上がって、メンバーが手をつないだ状態でスタート。

は・じ・ま・る・よ

アカペラ。ものすごいハーモニーにびっくり。

銀座ネオンパラダイス

「じゃじゃじゃじゃん。ウッ!」がないと先に進まないんですと途中で止まって練習。
おもしろい~
2番のサビからやり直し。
こんなのアリなんですね。

KEEP ON ROLLIN'
Thank You
木蘭の涙

やっぱり「木蘭の涙」は最高でした。

新アルバム「B.O.N.D.」とはつながりという意味だそうです。
そこからの曲が続きました。

晴れのち雨時々曇り

移り行く恋心を歌った曲だそうで、きゃりーぱみゅぱみゅさんに影響を受けてつくられたそうです。
「16号は朝から渋滞」というところを客席から神戸だったらどうだということで「海岸通り」で変えて歌ってくださいました。

Welcome To The Jungle

2曲歌われるのに曲説明などなど、やっと歌われるかと思ったら、「立ったら最後まで座らないで。」のお願いがあり、もうコンサートなのかトークショーなのかわからない感じでした。面白すぎ。

Crying

歌謡曲を書こうと思って書かれたとか。根本さん曰く歌謡曲とは「何気なく覚えてしまうような曲」のことだそうです。
そして、プロモーションビデオの撮影のお話。曲紹介で5分以上という(^_^;)
でも打って変わって曲に入ると超バラード。雰囲気変わるんです。すごすぎ!


「雰囲気リクエスト」を会場入り口で行っていたということで(私はわかりませんでした(T_T)

CMソング系
バラード系
おバカ系
カバー曲系
気まぐれシェフ系

と5つがあって、今回は「バラード系」が1位だったとのことでした。
そしたら会場ごとに曲が違うってことですか?うわあ、他の会場も行かないと(~_~;)

君のために…
ふたり

「スタレビさん家の裏庭のコーナー」
どうも毎回恒例のコーナーらしいです。
舞台前のほうに簡単なセットが組まれて、根本さんが中央で立って、他のメンバーの方たちは座ってこのコーナーが始まりました。
キーボードの方?はピアニカ?を持って、ベースもギターもアコースティック。ドラムの方?はアコギをたたいたり。
「ひと皮むけたと思ったのはいつどんな時?」をテーマに爆笑トークがあったり、ほのぼのコーナーでした。

肝心なことは
One More Time
ジャスミン

次は血液型別でどんな曲かということでした。
スタレビはすべての血液型が揃っているとか。

Magic~手をつなごう~
B型を愛してください
WHAT A WONDERFUL NIGHT
と・つ・ぜ・ん Fall in Love

それぞれ血液型の方がメインボーカル。しかも担当の楽器を弾きながら。
特にベースの方。声がかっこいい。途中でアコギの方にベースを渡して、お歌に熱中。
それから、サックスとパーカッションのO型の方、むちゃくちゃ綺麗な高音で。
途中サックス吹いてそして、また中央のスタンドマイクのところに走ってきたりして。おもしろかった。
もっと面白かったのがAB型のドラム?の方。奈良のイベントで根本さんがやられてたような、台に立ってはためくスカーフでギターを弾いたり。もうむちゃくちゃ。

シュガーはお年頃

バックコーラス部分「だからパッパブギウギワクワク 遠慮なんてしない揺れる恋でも I LOVE YOU パッパブギウギ」をA型、O型、ABとBで3パートに分けて、客席でみんなでコーラス。すごく楽しかったです。
しつこいくらい練習したんですよねえ。こんな体験はじめてです。

約束

20時25分一旦終了

ほどなくして…

アンコール

Get Crazy
Be My Lady~ときめいてブルー~
恋はバレーボール
今夜だけきっと

「Be My Lady」はなんか聴いたことあるような気がしました。
「恋はバレーボール」はなんとも面白い曲でした。最後のトスの振りがかわいかった(*^_^*)
「今夜だけきっと」この曲を聴きにきたののでした。最高に嬉しかったです。

終演予定20時30分を余裕で越して20時55分終了。

セットリストがロビーにあったんですが、写真を撮るのに5分以上かかってしまいました。

学生時代からいろいろなライブに行って来てますが、こんなにすごく楽しかったのは初めてだと思います。
歌も演奏もライブパフォーマンスも、トークも。全てにおいて完璧
メンバー全員コーラスが上手くて、楽器も上手くてトークも面白いなんて。
楽器弾きながらジャンプもされるんですよ、おじさんなのに。

30年以上もされていることを何も自慢することなく、ただお客さんに楽しんでもらおうという心意気があらゆるところで感じることができました。
スタッフに拍手とか、曲ごとに全員深々とおじぎされるのも好感が持てました。
「気をつけて帰ってね~♪」のコーラスがまた嬉しすぎ
また、チケットが獲れたら行きたいと思います。
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12/2 坂本龍一Torio Tuor 2012 Japan & Korea

2012年12月02日 | イベント・コンサート
今日、NHK大阪ホールで催された「坂本龍一Torio Tuor 2012 Japan & Korea」に行ってきました。

4時開場5時開演と1時間も何があるのかと思いきや、グッズ3,500円以上買うと、先着何名か知りませんが教授と握手ができるとのこと。
それで、ロビーのグッズ売り場では長い列が続いておりました。
私は約25年くらいのファンですが、もういいかな、と思ってやめておきました。
多分、ファンになりたての頃なら1万円でも買ってたと思いますけどね。いやその時はそんなことしてないか。

客席には往年のYMOファンであろう方から、20代の若者、小学生くらいのお子さん連れの方、もう老若男女入り乱れてました。
いろいろな世代の方に愛されているんだなあと。教授の曲ってすごいなあと思った次第。

今回の座席はRブロックのいちばん内側。横が壁。決して近くはないのですが、見やすくていい席だと思いました。

舞台はまだセッティング途中のようなセットで、工事現場?風。
グランドピアノと、譜面台がふたつ。

ネタばれちゅうい

5時5分ごろ開演。

全身黒ずくめのお衣装の教授。なんとなく普段着っぽい。ラフなコートにパンツ姿でした。
黒ぶちの眼鏡かけてはりました。
ああ、髪の毛真っ白だ。そりゃそうだ、還暦過ぎてはるんや、教授。
チェロの男性もバイオリンの女性も黒いお衣装でした。

1曲目はキズナ?という曲だそうで、3月11日に作った曲だとかなんとか。
「こんばんは、坂本龍一です。」とかの挨拶はないのか。すごいな教授。
いつもそうだっけかな、20年前ぐらいに行ったっきりなので忘れてしもたなあ。

そして続いて、「HAPPY END」YMOの曲です。ゆったり、しっとりしていてよかったです。
バイオリンってひゃにゃひゃにゃしていて、あまり好きじゃないんですけど、良いなあと思いました。

「美貌の青空」オリジナルはボーカルが入ってますが、ピアノバージョンが聴いてみたかったんです。
やっぱりすごく良かったです。

聴いたことあるんですが、タイトルがわからない。めっちゃいい曲。ああ何やろう。な曲が続きました。

最近作った曲とのことで「自然の声」というタイトルらしいです。若いイタリア人のミュージシャンがなんとかかんとか。全然面白くなくてすみませんと。

「戦場のメリークリスマス」高音のピアノのイントロでぞぞぞぞぞっと。これまで何度も聴いてきましたが、生で聴いたことがなかったんです。嬉しかったです。これはバイオリンがないと。
12月もまだ2日ですけど、クリスマス気分になれました♪
拍手がひときわすごかったです。私もですが。

次は「一命」「力を入れて作ったけど映画が全然当たらなくて…(会場笑い)観てないでしょ?」教授は好きな曲らしいです。そういえば私も観てないや。
映像関係なしに曲は教授っぽくて、やっぱり好きかも。映画観ようかな。いや、観ないな多分(すみません)。

さらに「ラストエンペラー」!イントロからぞぞぞぞぞぞっと戦メリの10倍ぐらいのさぶいぼが全身に。
イントロのチェロの低音がむちゃくちゃかっこいい。
そして、オリジナルでは二胡のところがバイオリンのひゃ~んひゃぁんと。たまりません。
そして美しすぎる三重奏。聴いている間、指が勝手に動いてました。指揮のように。
舞台のライトは燃えるような赤。たまりません。幸せすぎる、今まで生きてて良かった。そんな気分です。
いちばん拍手が大きかったような気がします。私はそうでした。

戦メリもラストエンペラーも俳優として出演が先だったとか、ラストエンペラーは1週間で作れ、いや2週間でとなり、曲を作ったら、編集がコロコロ変わってて曲の時間あわせを電卓みたいな計算機でおこなったとか、ちょっと知ってるよーなお話でした。

激しい曲があって(曲名失念)、一旦終了。

すぐアンコール

来年の大河ドラマ「八重の桜」の音楽を担当することになったとかで、「う~ん、お話はどうでもいいんですけど。」(場内大爆笑)1年間日本国民が耳にする曲ということで、何ヶ月もかかったとか。

本邦初2回目公開「八重の桜」のテーマ、教授っぽくて優しい曲。この曲に合わせて桜のCGとか出演者の名前が出るんだなあと想像できました。楽しみです。

八重さんが魅力的だったからと八重さんのテーマを作られたらしく、それも演奏。本編で使われるといいですねえ。とっても魅力的な曲でした。大河ドラマってサントラあるのかしら。今から気になるところです。

さらに一旦終了。

またすぐに出てこられて1曲。タイトルがわからない。聴いたことあるかも。

6時45分終演。

知らない曲ばかりで眠ってしまったらどうしようとか心配でしたが、全く余計な心配でした。
20年振りに生のライブでしたが、やっぱり坂本龍一さんのファンなんやなあと思い知った今日でした。音楽って素晴らしいです。
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10/21 市川右近×中村壱太郎 上方歌舞伎への誘い

2012年11月11日 | イベント・コンサート
去る10/19~21に開催されていた「咲くやこの花芸術祭2012」。
そのひとつ大阪中央公会堂で催された「人気歌舞伎俳優スペシャルトーク 市川右近×中村壱太郎 上方歌舞伎への誘い」に行って来ました。

前日の壱太郎さんの踊りの会と同じく、また「か」列。
最前列です。しかし、ちょっと上手より。でもほんとに間近でどないしような距離でした。

客席は前日よりさらに少なく、3分の1ぐらいが埋まっている程度でした。

14時開演

まず司会進行の森西真弓さん登場。

紹介されて、市川右近さんが登場。くすんだ緑のお着物にうすい茶色の袴。
次に、中村壱太郎さん、ピンクの着物に藍色の袴。ROCK YOUのときみたいでかわいい。

椅子のどちらに座るか迷うお二人。上手側に右近さん、真ん中に壱太郎さんということで落ち着きました。
下手には森西さんです。

いきなり右近さんが、「今年受賞なさった方が真ん中で。私は平成元年ですから。」
壱太郎さん「平成二年生まれです。」
右近さん「二年?そしたらまだ、空気?」

その「空気」という言われ方があまりに私のツボにはまってしまい、ゲラゲラ笑っていると、右近さん「そんなに面白いですか?」と私のほうに向かって言われてしまいました。大きくうなずく私でした。

名題試験に合格した壱太郎さん
森西さんに名題試験とは?ときかれた壱太郎さん「右近さんなんですか?」と右近さんに振る壱太郎さん。面白すぎ。
右近さん「幕内力士になったようなもの」
試験の内容は実技と筆記試験もあり、普段正式名で覚えていないので大変だったとか。

ほとんど共演のないお二人
一座することもほとんどなく、一緒でも楽屋で挨拶程度、舞台の上で台詞を交わしたことがない。呑み屋ですれ違うほうが多いかもと。

右近さんが歌舞伎の世界に入ったきっかけ
もともと舞踊家のお家に生まれた右近さん。舞踊公演で子役で出演していたところ松竹のプロデューザーに歌舞伎の子役としてスカウト。三代目猿之助さんにあこがれて、歌舞伎の世界に入ってみたいなと思った。
中学一年で状況、猿之助さんの家に住まう。親に感謝していると。そして客席にご両親がおられ、立たれてお辞儀。右近さん「早よ座ってください。」
辞めたいとは一度も思ったことないそう。

慶応大学の先輩後輩のお二人。
右近さん 学生生活を通して歌舞伎が現代社会にどのように思われているのか、求められているのかを知ることができた。
壱太郎さん 同級生は就活をしている、これから自分がやりたい職業が何なのかを考えている、決してつくことができるとは限らない。自分はすでに好きな職業についている、ありがたい。

教えないが伝統な上方
同じようにしなければいけない、型が大事な江戸
坂田藤十郎さんに教わるときは雰囲気を教わる。
右近さんは今の猿翁さんが、おじい様から習うときに前で踊って感じをとれ。と言われたというエピソード。それがおもだか屋の教え方だとか。
当代猿翁さんが歌舞伎がいいなあと思われたきっかけは二代目鴈治郎さんの「河庄」だったとか。

右近さんの大阪の血
ミニ猿之助と呼ばれていたという右近さん。最初は喜んでいたが、そろそろ自分の色をださなければならない。
自主公演で「夏祭浪花鑑」を演じたとき、舞台は高津神社。右近さんの実家が高津神社のそばだそうで、そのせいか、猿之助さんに似なかった。大阪の血やなあ、と思われ、ミニ猿之助と言われなくなったきっかけが上方歌舞伎だったと。

巡業で熊谷陣屋に出演した右近さん
気持ちよかった。たまりまへんなあ。と。浄瑠璃の三味線の糸にのるのが楽しいとか。
熊谷の魅力について熱く熱く、語ってはりました。私、このお話、観にいく前に聞きたかったです…。

最後に、壱太郎さんが一日でも多く関西で歌舞伎の舞台があってその舞台に立ちたいという力強いお話が印象的でした。

右近さんのお話を聞かれてるときは私の方向を向いてはる壱太郎さんが見れて、また右近さんは何かしら私の方を見て話してくれはった(と思い込み?)ので、すごく良い席でした♪
大阪弁べらべらな右近さん。どこまでも喋っていそうな壱太郎さん。
ほとんど面識のないお二人とのことですが、やはり歌舞伎が大好きなお二人。とめどなくお話が続いていくようで、いつまでも聞いていたかったです。

ずっと右近さんが好きな私ですが、今回やっとなんで好きなのかわかったような気がしました。
そうです、大阪の匂いです。

是非ぜひ、関西で上方歌舞伎で、お二人が言葉を交わす舞台が見てみたいと思いました。
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中村壱太郎 舞踊と邦楽の世界

2012年10月20日 | イベント・コンサート
「咲くやこの花芸術祭2012」が10/19~21まで開催されています。
そのひとつ大阪中央公会堂で催された「中村壱太郎 舞踊と邦楽の世界」に行って来ました。

チケットが「か列」だったので、「あいうえおか」と6列目かと思いきや、最前列が「か列」になっておりました。
お隣のかたも、「近すぎる!まん前やん。」と歓喜の声。
客席は会場の3分の2ぐらいが埋まっている程度でした。

10時30分開演。

司会の落語家の桂吉坊さんがご挨拶。
紋付袴姿でした。
舞台は所作板に金の屏風、二つ歌詞をのせる台(名称がわからない)がありました。

1.長唄(素演奏)「越後獅子」(10:35~10:50)
長唄:杵屋東成、杵屋禄丈 三味線:杵屋勝禄、杵屋禄山

普段歌舞伎の舞台でしか聴くことのない長唄。大体舞台の奥にいらっしゃるし、踊り手の方中心に観てますので、舞台の端、まん前にお座りになり演奏って、新鮮でした。

しかし、東成、勝禄のお二人、ほんとそっくり。双子さんなので当たり前なのですが。

禄丈、禄山のお二人は勝禄さんの息子さんだそうで、下手にお座りの禄丈さん、男前。
しかも、東成さんと声がそっくり(当たり前ですが)。
ええお声がお二人。すばらしいハーモニーでした。
知らなかったのですが、唄いはるときだけ扇子持ちはるんですね。唄い終わったら置く。その繰り返し。知らんことだらけです。全く。
中央公会堂は音響が素晴らしく良く、松竹座や南座で聴いていたのは何?というぐらい美しい音色でございました。

演奏後、吉坊さんと東成、勝禄のお二人のトークがありました。
昭和63年に咲くやこの花賞を受賞されたお二人。長唄では賞などないので嬉しかったとのこと。東成さんが「27歳のときに受賞しまして。」とおっしゃっていて、勝禄さんは?と吉坊さんが振られると「37歳ですよ。気になって。」といきなりツッコミ。
吉坊さん「当年とって27歳ですよね。」とまたフォロー。ええ感じ。

長唄での舞踊では三味線がコンダクターで、70から80%くらいと勝禄さん。この舞台がよくなかったのは自分のせいやということになります。とのこと。へぇ。

兄弟で舞台にあがられるときと他人さんのときとの違いは、お互いでカバーし合える、息プラスDNAやとおっしゃられていました。

面白いお二人でもっとお話を聞きたかったです。

2.舞踊(素踊り)「島の千歳」中村壱太郎(10:58~11:15)

先ほどの4方に、鼓の中村寿慶さんが加わっての壱太郎さんの踊りです。

黒紋付に藤色の袴の壱太郎さん。
やっぱりテープじゃなくて、生演奏はよろしいなあ。
おめでたい曲だそうですが、白拍子が踊っているらしいのですが、さっぱり。ははは。
でも、男には見えなかったですよ。はい。
途中「成駒屋っ!」っていう掛け声が2度ほどありました。
10分くらいたったところで、壱太郎さん汗だらだら。やっぱり汗かきでんなあ。

踊りのあと、お待ちかねのトークコーナー。(11:15~11:23)
歌舞伎の方は素顔で踊るのを嫌がるといわれていますがとの吉坊さんの質問に、「僕はまだ大丈夫だと思います。」と笑い。
ほんと汗かきで、前の方は暑苦しかったと思います。すみません。
ドーランを塗っていたら出にくいんですが、素顔だと出てしまいます。とのこと。汗かきをえらい気にしてはりました。

普段は歌舞伎の公演で25日踊るが、今回は1度だけ。緊張したし、悔いが残った。
今回素踊りですが、おめでたい踊りということで黒紋付、女性ということで藤色の袴にしたとのこと。茶色だったら地味だし青だったら男っぽいとか。

平成23年度受賞のお二人。壱太郎さんは松竹座公演中で授賞式には出席できず、お母様が代理で出席。その時のエピソード。
授賞式のあと記念撮影があったそうで、お母様がまるでご自身が受賞されたかのような笑顔で写っていたのがくやしかったそう。
吉坊さんは、私が取った訳ではないので、いいです。と遠慮されてたんですよ。とまた笑い。

おしまいは1日でも多く関西で歌舞伎の舞台に立ちたいと抱負を述べられた壱太郎さん。
そして、明日もイベント出演のお二人の宣伝で会はお開きとなりました。

ほんとによく喋る壱太郎さん。吉坊さんもお上手にお話引き出されていました。
質問が私も聞いてみたい内容だったのが嬉しかったです。
コメント (2)
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歌舞伎俳優 中村壱太郎さんが語る~上方歌舞伎の娘たち~

2012年08月26日 | イベント・コンサート
昨日(8/25)高槻現代劇場レセプションルームで催された、中村壱太郎さんと水口一夫さんのトークショーに行って来ました。

13時30分、チケットに書いてある整理番号順に入場開始。
私は40番台でしたので、4列目の中央に座ることができました。

ふかふかな絨毯、シャンデリア風の照明が綺麗なレセプションルームにおそらく200ぐらい、座り心地の良いパイプ椅子がならんでいて、前方には小さな所作台と金屏風がしつらえてありました。

お客さんの95%が年配の女性、3%くらいが30代から50代くらいの女性、残り2%が男性の方でした。

14時開演。

まず、水口一夫さんのご挨拶、壱太郎さんの軽いご紹介(といっても、歌舞伎役者はまず舞踊から稽古します、それで歌舞伎の型を学ぶとか、壱太郎さんのお母様は吾妻流家元の吾妻徳彌さんですから子供のころから稽古してますから、この年代では卓越しているとか…)、もともとはトークだけの予定が「僕踊ります。」とのことで踊ってくださることになったこと、今日のスケジュールの案内が5分ほどあって、壱太郎さんが登場されました。

舞踊 涼み舟(5~6分)

藤色のお着物で、暗い藍色っぽい(色の名前がわからない)袴で素踊り。
音楽が時々ぶーんとハウリングするスピーカーより。
時々、ばんっと所作板を鳴らしはったんですが、その音もなんか安っぽく…。
お部屋もお部屋だったんで、結婚式の披露宴の出し物みたいでした。
とはいえ、唄にあわせたいろいろな情景をお扇子であらわしたり、ときには女形になったり、もうちょっと観たい踊りでした。
2年前の鑑賞教室より、男っぽくなったなあと思いましたが、一瞬女形の振りになるとやっぱりきれいやなあと思いました。

所作台の上に敷物を敷かれて、その上に立って水口さんのお話
「上方歌舞伎と江戸歌舞伎」(25分くらい)

昭和40年くらいまでは関西在住の役者さんが100人?150人?くらいいらっしゃって、中座と南座で同時にお芝居ができるほどだったとか。
上方は特に代を継がそうという風習、習慣がないので、少なくなったと。
今では幹部では秀太郎さん、愛之助さん、竹三郎さん、薪車さん、吉弥さんぐらい。
壱太郎さんも卒業後は大阪に住みたいと言っているので、関西の女性と結婚をして、子供をつくって、大阪弁を話す上方歌舞伎の役者を育てて欲しいと冗談交じりで。

歌舞伎の歴史を軽く。阿国歌舞伎→若衆歌舞伎→野郎歌舞伎で「物真似狂言尽し」なら上演してもよいとされ、台本を書くのが難しいので浄瑠璃から話を持ってきた。
江戸では金平浄瑠璃が流行し、荒事ができた。女形は江戸へ下っていたが、河竹黙阿弥、並木五瓶、鶴屋南北など上方の作者が江戸で脚本を書くようになった。

和事の話。廓文章のあらすじをまるで舞台を観ているかのように説明。和事は現実的。

忠臣蔵六段目のあらすじ解説と上方と江戸の演出の違いを事細かに説明。ものすごく分かりやすかったです。

江戸では役を習ったらその通りに演じなければいけないが、上方では工夫をしなければいけない「教えたったのに何でそのままやねん。」となるとのこと。(今も?)

ずーーーーーーっと立たれたままとめどなくお話される水口さん。
すごいなあ、と思いながら、知ってる内容も多く、いつの間にか私も知らず知らずのうちに知識がついたんやなあとちょっと嬉しくなりました。

10分休憩

対談(1時間10分くらい)

所作台の上に置かれた椅子の上に水口さんがまずお座りになり、
「普段おしゃれな壱太郎さん、今度はお洋服で登場です。」なんてアナウンスで登場。
先ほどの袴姿と違い、黒のスーツ姿。
ますます、男っぽくなったなあ、と惚れ惚れ。

水口さん「なんや、結婚式の披露宴みたいやな。洋装にお召し替えって。」といきなりツッコミ。
「それで、結婚のご予定は?」と壱太郎さんに質問。
「予定はないです。」「では彼女は?」「いないです。なんでそんな質問なんですか。今日のテーマは…」
「上方の娘たちはどうですか?」「いいですねえ。」
と言ったところで、私と、あと2~3名笑ってしまいました。
多分、他の方は「上方【歌舞伎】の娘たち」と思われていたのでしょう。
水口さんは「関西の女性はどうですか?」のつもりやったと思います。
すると壱太郎さん「あのぉ、反応早すぎます。」と笑った私たち(?)に向かってツッコミ。
こんな感じで終始、掛け合い漫才のような楽しい雰囲気で対談が進んでいきました。

前方中央にスクリーンがかけられていて、壱太郎さん私物の舞台中のオフショットを見ながら解説。
ずっとおかしくて笑っていたのでほとんど忘れてしまいました。

15歳くらいに演じた女殺油地獄の主人公の妹の役(役名失念)
水口さん「ウーン、眉太いな。」いきなりダメ出し。
「えっ?ダメ出しされるんですか?」
「いや、何でもいいって言うから。」
愛之助さんの主人公の妹でものすごく印象に残っているとか。

竹三郎さんの会のときの化け猫のお話の演目のときの役(またまた失念)
当時78歳(?)の竹三郎さんが舞台上を駆け回って、吹き替えだと思われた方が多かったとか。

八百屋お七
竹三郎さんの会(多分)でのお写真。
人形振り見てみたいなあと思いました。

熊谷陣屋の藤の方
普段全く教えてくれないおじい様(藤十郎さん)が唯一手取り足取り教えてくださったとか。
ご自身も18ぐらいで演じられて、思い入れがあるのだろうということでした。
壱太郎さんは顔や着物の着方など竹三郎さんに教わってきたのだそうです。

若き日の信長のなんかの役(役名失念)
水口さん「このときの信長は海老蔵さんでニンにあっていて良かった。」と。
セリフ劇で勉強になったと壱太郎さん。

浅草歌舞伎でのお目見え口上
どんな格好でもいいということで、雪之丞変化の衣装を歌舞伎ではなかったので松竹衣装さんに借りて着て、羽織を着ているのは男の花道をやりたいということでした。
2枚目で定式幕の前で一人口上のお写真だったのですが、ちょうど加賀屋歌右衛門がお芝居の途中玄硯を助けに行きたいと懇願する場面の写真みたいに見えました。

浅草歌舞伎での吉太朗さん
夕霧は舞台そで(?裏?)でつけられたので写真がないと。その代わりということで太鼓もち姿の吉太朗さん。愛之助さんが吉太朗さんを誘ったとのこと。壱太郎さん「絶対持っていかれますよ、と言ったらやっぱり持っていかれました。」私も、失礼ながら頷いてしまいました。

鷺娘(韓国公演での写真)
日本では引き抜きで拍手のところ、「わー。」とか「うおー。」とか驚かれていて新鮮だったとか。
これまた見てみたいなあと思いました。

「富くじ」の米吉さんとの2ショット
フィナーレで米吉さんと花道で踊る直前、30秒ぐらいしかないときに撮られたお写真。
壱太郎さんピースしてはりました。かわいい。
米吉さんは今年から女形専門でいくと決められたそうです。仲もよろしいんだとか。
お父様の翫雀さんが真女形が嬉しくて、昨年の12月からこのことばかり話されてたとか。
なるほど、だからいちばん楽しんで演じられてたような気がしたのはそのせいか。
下座音楽がなしで、効果音、一節、二節とビックリしたと。でも楽しかったと壱太郎さん。
水口さん、富くじについて「もうできないでしょう。」とおっしゃっていました。

曽根崎心中のスチール撮影の様子
今年の巡業で徳兵衛(翫雀さん)がお初を手にかけているところ。
壱太郎さん「何度もいろんなところでお話していますが、いつかやりたい、叶えばいいなという夢が本当に叶って嬉しかった。」と嬉しさを熱弁されてました。
1回目より今回の2回目のほうがプレッシャーだったと、1回目より良くないといけないから。
水口さん「良かったよ、もう壱くんの役やね。」とベタ褒めでした。

永楽館での写真
車引
暑くて仕方なかったと。水口さん「いちばん大変なのは牛です。実際人が入っていますから。早よ喋れて思てたと思います。」と場内笑い。
続いて、花道での3人の見得。
桜丸を壱太郎さん。鴇色ではなく赤でした。松王丸も白地に松の絵ではなく赤でした。水口さん曰くこのときは花道で見得を切るんですとのこと。勉強になりました。

藤娘
引き抜きがあるから下に二枚着物を着ていて、普段から汗かきなのでこのときは舞台が汗でプールのようになったとか。
見たかったなあと思っていたのですが、なんとなく行かんでよかったかなとも思ってしまいました。スミマセン。

引窓
楽屋で吉弥さんと隼人さんのスリーショット。
吉弥さんがものすごく疲れた老婆のように写っていて面白かったです。
「吉弥さんに謝っておかないと。」と壱太郎さん。
「今年は隼人くん出られなくて残念やって言うてましたねえ。」と水口さん。
これでやっと愛之助さんと夫婦になれました。と壱太郎さん。

お目見え口上は毎日違う、壱太郎さんは自転車に乗ってネタを探しに行くそうです。

そして、今日は実は午前中に永楽館とシスティーナの記者会見だったそうで、壱太郎さんもご出演ということで私はじめ、ファンの方大喜び。「5回目です、今年は絶対来ていただきたいです。」と壱太郎さん。

どうも、今回のお客様たちは永楽館に行かれたことがない方が多く、あちこちで「永楽館って?」とざわざわ。
こんな舞台ですと水口さんが説明されたりしてました。
「舞台より往復の時間のほうが長いかもしれませんが、来てください。」と壱太郎さん。
「永楽館までは大阪からまずサンダーバードに座っていただきます。八鹿というところでバスに30分座っていただくとつきます。」と面白い交通説明でした。

今回の永楽館は壱太郎さん、吉弥さん、薪車さん、種太郎さん(多分)とのこと。
薪車さんというところで、思わず拍手してしまった私でした。先月でクラっときてますのでむちゃくちゃ嬉しいです。
水口さん曰く、愛之助さんが鯉つかみをやりたいといっていたが、本水を使うとなると舞台を変えないといけない。文化財を工事するわけにはいかんなあと思っていたら、元通りにするなら良いとの許可がでて、実現することになったそうです。舞台に本水用の穴をあけるとか。そこに梁があって、大変とか。

実録忠臣蔵は大石りくが豊岡出身だからとのこと。脚本を短くしてアレンジされるそうです。

システィーナについては、まだ脚本ができていない、題名は考えた、とおっしゃっていました。

おしまいは、これからの壱太郎さんの公演案内を壱太郎さんがチラシを散らしながら宣伝。
コノトークショーの次は藤十郎さんのお弟子さんの踊りの自主公演が6時から。
水口さんもこのあと5時のサンダーバードに乗って柏崎へ橋之助さんのお仕事、次の日は徳島とかおっしゃって、超多忙なお二人のトークショーってものすごく貴重だったのかもと嬉しくなりました。

壱太郎さんって、テレビの心ゆさぶれ!先輩ROCKYOUではあまり話してるところ映らなかったので、あまりおしゃべり苦手な方かと思いきや、水口さんが冒頭でおっしゃった「しゃべるしゃべる。」との通り、いつまでも喋って止まらないという感じでした。
先月の薪車さん同様、素のお姿を見るとますますファン度はUPしました。

楽しい2時間でございました
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