昨日(7/2)兵庫県立芸術文化センター中ホールで催された
立川談春さんの独演会に行ってきました。
いつものように補助椅子が出されていました。
やっぱり大人気ですね。
いつも通り舞台には青い布で覆われた高座、白いお座布団、白の屏風がありました。
1.饅頭恐い(15:05~15:20)立川はるか
出てこられたのはお弟子さんのはるかさん。
談春さんの4番目のお弟子さんだそうです。
人が集まって、嫌いなものが何かと話していると、饅頭が恐いという男。
本当にそうなのかいろんなお饅頭を持っていくと食べてしまういうお話。
初めてお弟子さんが出てこられて、客席もなんだかざわざわしていたような。
お顔とお声が爽やかな方でした。これからも頑張っていってもらいたいです。
2.へっつい幽霊(15:20~16:25)立川談春
青いお着物に羽織の談春さんが登場すると場内大きな拍手。
関西ではお弟子さんが出てこられるのは今回が初めてだとか。
「お客さんが5分前からびし~っと座られてるでしょ、ビビッてましたよ。」なんてお弟子さんの話題。
あとは時事ネタ(大阪と東京の知事さんの話)、若い男の人の浴衣はお年寄りの寝巻きのようだとか
若い女性のアイメイクが南の島の部族の女戦士みたいだとか、唇は亀の脱皮のようでヌメヌメしてるとか(リップグロスのことですね)、
もう、大笑いするやら、その表現の仕方に感心するやらで。
ああ、面白い、おもしろい。
15:40くらいからお噺が始まりました。
へっついを3円で売っている道具屋。幽霊が出るということで、1円50銭で返品を受ける。
その繰り返しで大もうけするが、噂がたって売れなくなる。すると、道具屋でも幽霊が。
その話を厠で聞いた遊び人の男。安く買い取って若旦那と一緒に家に持ってくる。
やはり、幽霊がでてくるが…。
長いお噺なのに、あっという間でした。前半の道具屋が儲ける件、遊び人と若旦那のへっついを買う件、
遊び人と幽霊が丁半博打をする件、特に勘当されてる若旦那が良かったです。若旦那が出てくるお噺、
談春さんで初めてだったかも。
ああ、面白かった。
仲入り(16:25~16:40)
3.人情八百屋(16:40~17:15)
ベージュのお着物に黒の羽織で登場。
「どうして高座がこんなに高いのか」というお話のあと、すぐお噺に入られました。
子供のいない八百屋夫婦、あるとき貧しい子供にお金をやる。数日後、八百屋がその子供の家を訪ねると
その家族が住む長屋の大家に取られ、親は自殺していた。
その子供は火消しに預けられていた。
責任を感じた八百屋は大家に仕返しをしようと意気込むが…。
そんなに談春さんの人情噺を聞いたわけではないのですが、このお噺はいいです。
「情けは人のためならず」やなあって思います。
「親が心中したのは八百屋がお金をやったからだ」と火消しが怒るとか現代なら考えそうですけど
八百屋に「感謝してたんだぜぇ、ありがとうよ。」なんていう件はもう、いやあ、うわぁって。
サゲの「火付け」と「躾」、「ひ」と「し」の江戸弁ならではで、ほんと最高です。
今年、もう一回くらい談春さん行けたらいいなあ
立川談春さんの独演会に行ってきました。
いつものように補助椅子が出されていました。
やっぱり大人気ですね。
いつも通り舞台には青い布で覆われた高座、白いお座布団、白の屏風がありました。
1.饅頭恐い(15:05~15:20)立川はるか
出てこられたのはお弟子さんのはるかさん。
談春さんの4番目のお弟子さんだそうです。
人が集まって、嫌いなものが何かと話していると、饅頭が恐いという男。
本当にそうなのかいろんなお饅頭を持っていくと食べてしまういうお話。
初めてお弟子さんが出てこられて、客席もなんだかざわざわしていたような。
お顔とお声が爽やかな方でした。これからも頑張っていってもらいたいです。
2.へっつい幽霊(15:20~16:25)立川談春
青いお着物に羽織の談春さんが登場すると場内大きな拍手。
関西ではお弟子さんが出てこられるのは今回が初めてだとか。
「お客さんが5分前からびし~っと座られてるでしょ、ビビッてましたよ。」なんてお弟子さんの話題。
あとは時事ネタ(大阪と東京の知事さんの話)、若い男の人の浴衣はお年寄りの寝巻きのようだとか
若い女性のアイメイクが南の島の部族の女戦士みたいだとか、唇は亀の脱皮のようでヌメヌメしてるとか(リップグロスのことですね)、
もう、大笑いするやら、その表現の仕方に感心するやらで。
ああ、面白い、おもしろい。
15:40くらいからお噺が始まりました。
へっついを3円で売っている道具屋。幽霊が出るということで、1円50銭で返品を受ける。
その繰り返しで大もうけするが、噂がたって売れなくなる。すると、道具屋でも幽霊が。
その話を厠で聞いた遊び人の男。安く買い取って若旦那と一緒に家に持ってくる。
やはり、幽霊がでてくるが…。
長いお噺なのに、あっという間でした。前半の道具屋が儲ける件、遊び人と若旦那のへっついを買う件、
遊び人と幽霊が丁半博打をする件、特に勘当されてる若旦那が良かったです。若旦那が出てくるお噺、
談春さんで初めてだったかも。
ああ、面白かった。
仲入り(16:25~16:40)
3.人情八百屋(16:40~17:15)
ベージュのお着物に黒の羽織で登場。
「どうして高座がこんなに高いのか」というお話のあと、すぐお噺に入られました。
子供のいない八百屋夫婦、あるとき貧しい子供にお金をやる。数日後、八百屋がその子供の家を訪ねると
その家族が住む長屋の大家に取られ、親は自殺していた。
その子供は火消しに預けられていた。
責任を感じた八百屋は大家に仕返しをしようと意気込むが…。
そんなに談春さんの人情噺を聞いたわけではないのですが、このお噺はいいです。
「情けは人のためならず」やなあって思います。
「親が心中したのは八百屋がお金をやったからだ」と火消しが怒るとか現代なら考えそうですけど
八百屋に「感謝してたんだぜぇ、ありがとうよ。」なんていう件はもう、いやあ、うわぁって。
サゲの「火付け」と「躾」、「ひ」と「し」の江戸弁ならではで、ほんと最高です。
今年、もう一回くらい談春さん行けたらいいなあ