本日、4時より*アリバリアの散布と聞いて
明石のSさま邸の現場へ、カメラを持って駆けつけました。
あら…?
もしかして、終わってません?
予定よりかなり早く来られて、すっかり施工が終わったあとでした。
残念…。
*アリバリア=『ニガリでアリバリア』…無添加住宅とフマキラーが共同開発した白アリ防除剤。
にがりとは、豆乳から豆腐を作る際に凝固させる目的で加える食品添加物のこと。
しばらくすると、基礎屋さんが到着です。
では、気を取り直して取材を…。
ミキサー車の色が、くっきり鮮やか!好みです。
あ…注目するのはそこではなく
ミキサー車から手押し車(…ネコとも言いますね)に生コンを流し
丁寧に、根切りして一段くぼんだところへ運んで行きます。
どどどーっと流しこみ、高さをチェックしつつ
(レーザーレベルが見張っていて、ピピピ…と音が聞こえます。)
さーっとコテでならしていく。
意外と(…失礼ですね)細やかな作業です。
この上に基礎をきちんと施工するために、平らにしておきましょうという目的の「捨てコン」
もちろん、大切ですよ、基礎の下ですから。
まさに縁の下の力持ち的存在。
なのに名前が「捨てコン」って、失礼ですよね。
地面を覆う、白く見える薄い膜は、防湿シートです。
地中の湿気が基礎や床下へ上るのを抑える役目があります。
その下には、地鎮祭の時に授かった鎮め物を納めています。
家が建つまでには、たくさんの工程とたくさんの職人さんたちの力があります。
どの工程一つとして、疎かにしてよいものなどありません。
捨てコンを丁寧にならす手元を見て、改めて大事なことに気づかされました。
神戸SR 田端広子