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ショートストーリー/月子のティーハウスを作成しております

ごめんなさい おおたにくん

2025年02月05日 | 日記

ごめんなさい くん

今回は小学校時代のクラスメイト
おおたにくんのお話しをさせてください
おおたにくんは横に大きくてちょっと肥*体でした
スポーツは苦手で
クラスで目立つ友人ではありませんでした

バカヤロー!
私たち4人の友達は公園で遊び
帰り道に川辺を歩いておりました
ぴょんぴょんと川石を飛んで行きます
こんな時、おおたにくんは一番最後です
突然、言い争いが聞こえました
「バカヤロー!
小さな子どもに向かって、おおたにくんは怒り出しました
ケケッと笑ってその子は逃げて行きました

鬼の形相のおおたにくんは怒って泣いているのです
彼は石垣の上から石をぶつけられたのです
おそらく運動が苦手なおおたにくんは
からかわれたのでしょう
私たちが近寄るとおおたにくんは石を指差しました
見ると握りこぶしぐらいの石です
これは痛いです、無理もありません

その時です
あっ、誰かがおおたにくんの半ズボンを指差しました
おおたにくんは失*しておりました
クックックッ、私たちは笑ってしまいました
悔しくて恥ずかしかったはずです
おおたにくんはもう一度泣き出しました

なんて残酷な事をしてしまったのでしょう
おおたにくん、あの時は笑ったりして
本当にごめんなさい
私は反省しております

その後、おおたにくんは大学で理数系を学び
超大手電機メーカーへ就職をいたしました
久しぶりに会った時
パソコンの開発と設計をしていると彼は言いました
「今度製品化されるから買ってね」
もうおおたにくんを笑うことなんて出来ません
私は頭が下がりました

おおたにくん

(痛かったわね

ご一読ありがとうございました

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陽だまりカフェ

2025年01月29日 | 日記

陽だまり

今回は東京都町田市成瀬台/なるせだいにある
陽だまりカフェのご紹介をさせて下さい
地域の方々がつながるコミュニティとして
陽だまりカフェは運営されております

安達聡子さん
陽だまりカフェのオーナーである
安達聡子/あだちさとこさんは
1962年、東京都練馬区でお生まれになりました
東京都町田市の地域包括支援センターに勤務され
高校教諭であった毅さんとカフェを運営しております
2022年、安達さんご夫妻は自宅を売却し
現在の地に家を建てました
1階はカフェそして2階は自宅となっております

陽だまりカフェ
地域が抱える高齢化を背景として
陽だまりカフェはオープンをいたしました
1人暮らしの高齢者の食事は
コンビニのお弁当や宅配食が中心となるようです
栄養の偏りがあり孤独にもなりがちです
この様な方が徒歩で訪れる交流の場として
陽だまりカフェは機能しております

陽だまりさん
陽だまりさんとは
約40名の地域ボランティアスタッフの名称です
街のために何かをしたい方
特技をお持ちの方など
地域の持っている力をお借りして
日中誰とも話すことのない高齢者を
家から出してあげたいと働きかけております

もちろん陽だまりカフェはどなたでも訪れる事ができます
人が集まれば何かが生まれる事を前提として
好きなこと得意なことで楽しく
 色々な世代と交流する
  生き甲斐ややりがいを感じ
美味しく食べてより良く生きる
この様なお考えのもとに
みんなの居場所にして行きたいとのことです

安達聡子さんは笑顔の美しい方です
無理せず自然体で活動を続けていらっしゃいます

今回は陽だまりカフェをご紹介させて頂きました

       
陽だまりって
  
(ほっこりですね
                                                                         
(参考:陽だまりカフェ公式サイト/Nov.17/2024 毎日新聞)

ご一読ありがとうございました

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招かれた 三毛猫

2025年01月22日 | 日記

招かれた

遺伝子/染色体の性質からほとんどの三毛猫は女の子であり
男の子はまれにしか存在しません
確率的には、3千分の1とも3万分の1とも言われております
テーマパークで私は男の子の三毛猫を見たことがあります
係りのお姉さんがとても珍しいですと紹介をしてくれました

三 毛 猫
以前に住んでいたマンションでのお話しです
マンションの前には空き地があり
三毛猫が住んでおりました

こちらでは犬猫の飼育は禁じられており
感染予防の観点から、触れないでくださいとの張り紙があります

でもどなたかがエサをあげているのです
日中買い物をして私が空き地を通ると三毛猫が寄って来ます
良くなついておとなしそうな子です
しばらく見ているのですが触ることは出来ません
エレベーターで私は自宅へ戻ります

ある朝7時頃
新聞を取ろうとドアを開けると
目の前にその子が待っているのです
自宅はマンションの5階です
時間と場所を空き地から観察していたのです
なんて頭の良い三毛猫でしょう

可哀そうですが部屋へ入れることは出来ません
私はそっとドアを閉めました
振り返ると私はハッと気が付きました
玄関を開けた正面に私は招き猫を置いていたのです

こんな感じです

(三鈴/みすずです)

もう20年以上一緒にいる招き猫です
三鈴に招かれたのかな?

自宅に入れてあげられなかった三毛猫
ちょっと私は胸が痛みました


(不思議な事ってあるのですね

ご一読ありがとうございました

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月子のティーハウス お直し

2025年01月15日 | 日記

月子のティーハウス

月子のティーハウスへのご訪問ありがとうございます
皆さまからアクセスや高評価を頂戴し
私のモチベーションも上がりました
そして素晴らしいぬりえや線画にも恵まれ
美術の練習にもなりました

今回はぬりえを中心に改善作業を行いたいと思います
どうぞよろしくお願いいたします

プロローグ

ショートストーリー全体を改めて考えました
こちらの色調/トーンが合うかと思いました
線を補い加筆をいたしました

ひとみ

子どもの頃、自宅の近くには川が流れておりました
大きな川ではありませんが
台風の時には水量が増して濁流となります
氾濫しそうな川の流れは怖かったです
この時の記憶が
ひとみのストーリーへ繋がったのだと思います
ショートストーリーを書いている時も
川音が聞こえるようでした

月子の手紙

ストーリーに合うイメージを考えておりました
ドアポストと手紙の線画が見つかり
変更をしようと思います

エピローグ

ストーリーを挟んで
上下のぬりえが連携するように考えておりました
トーンを少し濃くしてみました

あらすじ

とても繊細な月のぬりえでした
月の輪郭部分に加筆をいたしました

これからもご訪問頂ければ幸いです
どうぞよろしくお願いいたします

ご一読ありがとうございました

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ひがしくんの 地獄車

2025年01月15日 | 日記

ひがしくんの

私の近所には、大きな公園から小さな公園まであります
すべり台やブランコなど遊具もありますが
ちびっ子達が、遊んでいる姿をあまり見かけなくなりました
はしゃいでいる声が聞こえないのはさみしいですね

段ボールを使った芝スキーや探検ごっこ
木登りや缶蹴りは忘れられちゃたのでしょうか?
いつの間にか、私は子供の頃を思い出しました

ひがしくん
小学校の友だちひがしくんは、やんちゃで少しわがままでした
そんなひがしくんと私は2人で土手を歩いておりました
土手の脇は坂道でその下は電車の線路です
突然、ひがしくんは地獄車をやると私に言いました

地獄車 じごくぐるま
地獄車とは
週刊少年キングに連載され、1969年にドラマ化された
柔道一直線の必殺技です
主演は桜木健一さんです
じごくぐるま、ここでーっ?私は尋ねました
土手から坂道に向かって、ひがしくんはすでに地獄車の態勢です
えっ?私は思いました
地獄車って、ともえ投げみたいな感じじゃなかったっけー?
ひがしくんの地獄車は、体育の授業で教わった前転でした


1回転2回転しかし3回転目から
統制が効かなくなり、ひがしくんは転げ落ちて行きました
下は電車の線路です

あぶない!私は思いました 
ひがしくんもそう思ったのでしょう
必死に蔓につかまりました
無事で良かったのですが、ひがしくんの顔には血の気がありませんでした

ひがしくんの顔色を見て私の心臓はバクバク
でも笑いの方は必死でこらえました
その後、クラス編成がありひがしくんは転校をしました

1年を通して、ちびっ子は半袖で遊びました
やがてちびっ子同士のルールが出来て友情が育まれました
時にはケンカにもなりましたが
いつの間にか仲直りをしておりました
遊びの中で対人関係や相手の気持ちを学んだのです

どこからともなく鐘の音が聞こえるとその日は終わりです
空を見上げると野鳥たちが帰巣し
夏の終わりには沢山の赤とんぼを見ました
そして夕焼けがとても綺麗でした

ちびっ子達の少ない公園を見ていて
私はこんなことを思い出しました


(無茶をしませんように

ご一読ありがとうございました

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