つ ば き の守子唄
子守唄には2つの種類がありますが
今回は、守子唄についてお話しをさせてください
子 守 歌
ブラームスの子守歌・シューベルトの子守歌など
どなたも聴いたことがあると思います
子守歌は、お母さんが子供を寝つかせる時に歌います
そして子供は、安らかに眠ることが出来ます
美しく母性が感じられるような曲調が多いですね
守 子 唄
守子唄は、親に代わって乳幼児の世話をする
子供の心情を唄ったものです
五木の子守唄や竹田の子守唄などあり
子守の辛さや自身の境遇を嘆いたり
故郷への思いを語っている唄です
夏の暑さや冬の厳しさ、知らない土地での子守の仕事
どれほど辛くさびしかったことでしょう
子守をする身には、過酷な労働であったはずです
守子は、7歳から15歳ぐらいまでの子供が対象のようで
近世から昭和初期まで続いていたとのことです
また子守奉公という呼び方もあったようです
月子のティーハウス 番外編・つばきは
こちらの守子唄をベースに作成いたしました
ところが、現在でも同じ様なことが
起こっていることがわかりました
ヤングケアラー
ヤングケアラーは、家族の介護やお世話に追われる子どもや若者のことです
ニュースや新聞でご存じのことと思います
背景には、少子高齢化があると言われておりますが
隠れて見えづらい現実であったと思います
最近になり社会的な認識が高まり
今では、法整備も進んで来ているようです
具体的には
家族やヤングケアラー自身の相談窓口の設置
家事や育児の支援に関するもの
サロンを設置し、ヤングケアラーのための居場所を設ける
などが検討されております
同じような立場の方は、ご自身だけで抱え込まず
公的機関などに、ご相談をして頂きたいと思っております
取り組みには、地域格差もあるようですが
社会的認識が高まることが、とても大切だと思います
子供が落ち着いて生活をして勉強の出来る環境
そして友人と過ごせる環境が、整うことを願っております
今回は、守子の唄とヤングケアラーについてお話をさせて頂きました