ギフトと冒険 さやね さん
今回は、毎日新聞(9/17)に掲載されていた
武川紗音/さやねさんをご紹介させて下さい
掲載されていた内容を中心に、私なりに要約をさせて頂きました
どうぞよろしくお願いいたします
武川紗音/さやねさん
さやねさんは、香川県丸亀市のご出身です
お母さんは武川咲子さん
そしてお兄さんと妹さんの3人兄弟です
頑固で不器用、でも責任感が強く
自分をしっかり持ち、家族や友人を大切にする女性
さやねさんのお人柄を、咲子さんはこの様に語っております
しかし、さやねさんは幼くしてご病気になりました
そして度重なる闘病の末、19歳の若さで旅立たれました
さやねさんのご病歴を拝見して私は驚きました
何という闘病生活、どれほど辛かったでしょう
とても辛い記録ですが、さやねさんのご病歴を追ってみたいと思います
2010年1月
5歳の時、国指定の難病・若年性突発性関節炎を発症しました
その後、中学2年生の時には白血病となり
約1年間の入院治療を行い寛解状態となりました
2022年6月
高校3年生の時、白血病が再発しました
2023年2月
骨髄移植を行いましたが、重篤な合併症にもなりました
そして延命治療をやめ、病院から在宅医療へと切り替えました
2024年1月5日
19歳を迎えましたが、脳機能障害が発症しました
2024年3月28日
再再発の可能性が大きいと判断され、余命2週間との宣告を受けます
この時、さやねさんはお話しをされたそうです
これからは楽しいことをいっぱいしたい
◇
主治医を伴ってお花見へ行きました
ご自身は車いすの状態にもかかわらず
自宅に友人を招いてバーベキューパーティーを開催しました
2024年4月18日
日帰りで東京ディズニーランドへ行きました
2024年6月1日
2025年1月の成人式を、前もって家族でお祝いをしました
2024年7月27日 早朝
「ふー」と息をもらし、お母さんの傍らで
さやねさんは旅立たれました
本当に辛く苦しい闘病生活だったことでしょう
私には想像が出来ない程です
◇
武川咲子さん
さやねさんのお母さんである咲子さんは看護をしながら
日々の悩みや希望をノートに書き留めていらしたのです
このノートをベースにして、ストーリーの創作をされました
2023年 秋
絵本・わたしはひとりじゃないが出版されました(みらいパブリッシング)
挿絵は、さやねさんのいとこ・緒方花夏さんがご担当をされました
絵本の中で、病気の発症をギフト、闘病を冒険と咲子さんは考えました
さやねさんの闘病生活を振り返り
この様な表現をなさったのだと思います
2024年7月1日
「ありがとう命 ー絵本原画と縁/えにしの日々展ー」
原画展がスタートしました
ギフトと冒険
病気の発症をギフトとすると、ギフトは命の事でもあると私は思いました
天から与えられた最も尊いギフトが命だと私は感じます
そして命/ギフトを全うする時、人生は良い事ばかりではありません
病気・忍耐・理不尽・別れなど、時として試練は避けられません
これを懸命に乗り越えていくことが冒険なんだと思います
どんな状態になっても
自分らしく生きる人生をあきらめない
こちらは咲子さんがさやねさんから学んだ事です
さやねさんは、素晴らしい冒険を成し遂げたと私は思います
自分を見失わず、感謝を忘れず
天から与えられた命/ギフトを最後まで全うしたのです
さやねさんの人生は、19年というあまりに短いものでしたが
凝縮された19年だった思います
お母さんやご家族、ご友人にも助けられ
少しだけ早かったのですが、さやねさんは成人式のお祝いも出来ました
最後にもう一度、さやねさんの言葉をお伝えしたいと思います
支えてくれた人に感謝を伝えたい
これからは楽しいことをいっぱいしたい
(成人式のさやねさんをイメージいたしました )
(参照:Sep.17/2024:毎日新聞)
ご一読ありがとうございました