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月子のティーハウス(絵本)を作成しております

ギフトと冒険 さやねさん

2024年09月25日 | 日記

ギフトと冒険 さん

今回は、毎日新聞(9/17)に掲載されていた
武川紗音/さやねさんをご紹介させて下さい
掲載されていた内容を中心に、私なりに要約をさせて頂きました
どうぞよろしくお願いいたします

武川紗音/さやねさん
さやねさんは、香川県丸亀市のご出身です
お母さんは武川咲子さん
そしてお兄さんと妹さんの3人兄弟です

頑固で不器用、でも責任感が強く
自分をしっかり持ち、家族や友人を大切にする女性
さやねさんのお人柄を、咲子さんはこの様に語っております

しかし、さやねさんは幼くしてご病気になりました
そして度重なる闘病の末、19歳の若さで旅立たれました

さやねさんのご病歴を拝見して私は驚きました
何という闘病生活、どれほど辛かったでしょう

とても辛い記録ですが、さやねさんのご病歴を追ってみたいと思います

2010年1月
5歳の時、国指定の難病・若年性突発性関節炎を発症しました
その後、中学2年生の時には白血病となり
約1年間の入院治療を行い寛解状態となりました

2022年6月
高校3年生の時、白血病が再発しました

2023年2月
骨髄移植を行いましたが、重篤な合併症にもなりました
そして延命治療をやめ、病院から在宅医療へと切り替えました

2024年1月5日
19歳を迎えましたが、脳機能障害が発症しました

2024年3月28日 
再再発の可能性が大きいと判断され、余命2週間との宣告を受けます
この時、さやねさんはお話しをされたそうです
これからは楽しいことをいっぱいしたい

主治医を伴ってお花見へ行きました
ご自身は車いすの状態にもかかわらず
自宅に友人を招いてバーベキューパーティーを開催しました

2024年4月18日
日帰りで東京ディズニーランドへ行きました

2024年6月1日
2025年1月の成人式を、前もって家族でお祝いをしました

2024年7月27日 早朝
「ふー」と息をもらし、お母さんの傍らで
さやねさんは旅立たれました

本当に辛く苦しい闘病生活だったことでしょう
私には想像が出来ない程です

武川咲子さん
さやねさんのお母さんである咲子さんは看護をしながら
日々の悩みや希望をノートに書き留めていらしたのです
このノートをベースにして、ストーリーの創作をされました

2023年 秋
絵本・わたしはひとりじゃないが出版されました(みらいパブリッシング)
挿絵は、さやねさんのいとこ・緒方花夏さんがご担当をされました
絵本の中で、病気の発症をギフト、闘病を冒険と咲子さんは考えました
さやねさんの闘病生活を振り返り
この様な表現をなさったのだと思います

2024年7月1日
「ありがとう命 ー絵本原画と縁/えにしの日々展ー」
原画展がスタートしました

ギフトと冒険
病気の発症をギフトとすると、ギフトは命の事でもあると私は思いました
天から与えられた最も尊いギフトが命だと私は感じます

そして命/ギフトを全うする時、人生は良い事ばかりではありません
病気・忍耐・理不尽・別れなど、時として試練は避けられません
これを懸命に乗り越えていくことが冒険なんだと思います

どんな状態になっても
自分らしく生きる人生をあきらめない
こちらは咲子さんがさやねさんから学んだ事です
 さやねさんは、素晴らしい冒険を成し遂げたと私は思います
自分を見失わず、感謝を忘れず
天から与えられた命/ギフトを最後まで全うしたのです

さやねさんの人生は、19年というあまりに短いものでしたが
凝縮された19年だった思います
お母さんやご家族、ご友人にも助けられ
少しだけ早かったのですが、さやねさんは成人式のお祝いも出来ました

最後にもう一度、さやねさんの言葉をお伝えしたいと思います
支えてくれた人に感謝を伝えたい
これからは楽しいことをいっぱいしたい


(成人式のさやねさんをイメージいたしました
                                       (参照:Sep.17/2024:毎日新聞)

ご一読ありがとうございました

コメント (4)
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第3話・ひとみ

2024年09月21日 | 月子のティーハウス(プロローグ・第1話~第5話)

ご訪問ありがとうございます

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

第3話 ひ と み

夏の大雨も過ぎ去り
大気の粒子が少しずつ変わり始めていた
風返しの坂の上は、夏が過ぎようとしている

「月子さんですね、お邪魔してもいいですか?」
「はい、いらっしゃいませ」

「私、ひとみです」
「ひとみさん、お近くの方でしょうか?」

「ひとみ川の近くに住んでいました」
月子は頷いた

「私、冷たかったから温かい飲み物がほしいです」
「はい、只今ご用意いたします」

アッサムとアールグレイの茶葉を月子は取り出した
ティースプーンに一杯ずつポットに入れ
それから熱湯を注いだ

「…ずっと前に、大雨があったの」ひとみは話し始めた
「どなたかが、お怒りになったらしいって」

ミルクパン/鍋に紅茶を移すと、月子はさらに牛乳を加えた
そしてミルクパンを火にかけ、ぐらりとするとマグカップに注いだ

「気が付いたら、私…手を挙げていたの」

「ひとみさん、お待たせいたしました」
メイプルシロップの小瓶と共に、月子は飲み物をお持ちした

「こちらをお飲みになり、温まってください」

「美味しい牛乳、これ何ていう飲み物?」
「ロイヤルミルクティーです」

「この干菓子も美味しい」
「そちらはビスケットです」月子は微笑んだ

飲み終えると、ひとみはホッとした様子だった
「やっぱり来てよかった、月子さんごちそうさまでした」

「ひとみさん、ありがとうございました」

ティーハウスのドアを出ると
雑木林のけもの道へ、ひとみは帰って行った

ご一読ありがとうございました

コメント (2)
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レレレのおそうじ

2024年09月21日 | 日記

レレレの

今回は、周利槃特/しゅりはんどくのお話しをさせてください
こちらのエピソードは、大人用/子供用などがあります
出来るだけわかりやすくお伝えしたいと思います

どうぞよろしくお願いいたします

周利槃特 しゅりはんどく
しゅりはんどくは、寺院で働く修行僧です
物覚えが悪く自分の名前も忘れるほどで
名前を書いた札を首から下げていたそうです

お釈迦さまの説法も理解できず
すぐに忘れてしまうため
弟子を辞めようとお釈迦さまに申し出ました

ごみを払おう、ちりを除こう
物覚えの悪いしゅりはんどくに
お釈迦さまは、1本の箒をお渡しになりました
そしてお掃除の時に
「塵を払い、垢を除かん」と唱えさせました


「ごみを払おう、ちりを除こう」
来る日も来る日もそう唱えながら
しゅりはんどくはお掃除をしておりました
ある時、子ども達がやって来て寺院を散らかしました
「こらっ!」
さすがにしゅりはんどくは怒りました
しかしこの時、しゅりはんどくは分かりました
本当に落とすべき汚れは、心の汚れだと気がついたのです

心の汚れとは、よくばり・いかり・ぐちといった煩悩です
そしてついに煩悩を無くし
しゅりはんどくは、悟りを開くことが出来ました

やがてしゅりはんどくは亡くなり
彼のお墓には、見たこともない植物が生えて来ました
自分の名/茗を背に荷い、努力を続けたことから
その植物は「茗荷」と名付けられました

レレレのおじさん
赤塚不二夫さんの天才バカボンは、どなたでもご存じのギャグ漫画です
こちらに登場するキャラクターの1人にレレレのおじさんがいます
いつも箒でお掃除をしながら「おでかけですか?」とお声掛けをします
このレレレのおじさんのモデルが、しゅりはんどくと言われております
うーん、私は納得をいたしました 
今回は、しゅりはんどくのお話しをさせて頂きました

一意専心

(これでいいのでしょう

ご一読ありがとうございました

コメント (4)
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ぼっちのバックアップ・保存

2024年09月21日 | ぼっちのスタイルシートなど

ご訪問ありがとうございます

今回はバックアップ・保存についてご紹介をさせてください
(今回はCSSコマンドはありません)

ショートカットキーを使用し、出来るだけ手元の操作で
コピー&ペースト(バックアップ・保存)を行ってみようと思います
(私のPCはWin11マシンであることをご了承ください)

予めコピー先となるメモ帳やワードなどを起動しておくと便利かと思います
また括弧の中は、私なりの覚えやすいキーワードや語呂合わせです
ご参考になりましたらご活用ください

皆さまのブログを編集画面にして、任意の場所をご選択ください


コピーと貼り付け
CtrlキーA(All)と押すと全てが選択されます



CtrlキーC(Copy)でコピー元をコピーします

メモ帳やワードなどのコピー先ファイルを開き
任意の場所を選択します

CtrlキーV(バリ付け・貼り付け)と語呂合わせをして貼り付けます


バックアップ・保存
CtrlキーS(Save)と押してバックアップの保存をいたします


ファイル名の変更
ファイル名の変更をなさる場合は、該当のファイルを選択いたします
F2キーを押して適切なファイル名を入力します


作業の終了
AltキーF4キーと押すと終了画面となります

ワード(互換)アプリを私は使用しておりますが
バックアップや保存をしますと画像も保存出来ました
またレイアウトの確認も容易になります
どうぞお試しになって下さい

メンテナンスと復旧
レイアウトの乱れが発生するアクシデントを私は経験いたしました
この様な時、バックアップファイルがあると役に立ちます
ファイルの1部もしくは全部をコピーして
今度は反対にブログへ貼り付けて対応をいたしました
この様にされると、メンテナンスや復旧も早いかと思います

お役に立てればうれしいです

ご一読ありがとうございました

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第7話・月子の祈り

2024年09月18日 | 月子のティーハウス(第6話~第9話・エピローグ)

ご訪問ありがとうございます

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

第7話 月子の祈り

秋が深まった満月の夜、今日は風が止んでいる

生成り色のコットンワンピースを月子は着ている
襟は少し高く、胸元にはレースがあしらわれている

藤のバスケットを抱え、けもの道を通り
月子はひとみ川へ向かった
風の無いひとみ川は穏やかで、淀みは流れが止まっている

小瓶の蓋を開け清酒を差し上げ
瞳を閉じ、月子はお祈りを捧げた

結んでいた髪をほどいた
はらりとした髪が背中に届く

月子はひとみ川へ入って行く
川の水は、冷たく痛くそして重い

淀みに達すると手紙の入ったバスケットを浮かべた
天を見上げ、月子は満月と目を合わせた

「ふっ…」、誰かが息を吹きかけてくれた
(ひとみさん、ありがとう)

手紙の入った藤のバスケットは、ゆっくりと動き始めた
闇に溶けゆくまで月子は手紙を見送った

ご一読ありがとうございました 

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