goo blog みょうがのときどきにっき

ショートストーリー/月子のティーハウスを作成しております

がんばれニュードーン

2024年05月29日 | 薔薇

がんばれ  

5月に入り
ベランダのバラや観葉植物の植え替えをいたしました
お天気が良い日は、日焼けモードです

以前にご紹介させて頂いた
つるばら・ニュードーンのお手入れもいたしました

購入して、10年以上頑張ってくれているのですが
うどんこ病と酷暑が続いたため、元気がなくなってしまいました

残念ですが、私は枝をカットしました
その結果、ニュードーンはずっと小さくなってしまいました

でも本当は、勉強不足の私が悪いのです(ゴメンナサイ


(咲けばこれぐらい美しい)

それではよろしくお願いいたします

やはり根が張っており、生命力を感じます


鉢底の細根を植木バサミでカットし
テラコッタの植木鉢には、メッシュシートと鉢底石を入れました


園芸用の土を新しく加えて、ニュードーンを戻しました

小型になり、つるばらはBONSAIバラになってしまいました 
それでもきっと花が咲いてくれると信じます

最後にお水をたっぷりと植物活力剤をあげました


願いを込めて、私はぬりえを作成いたしました

(こんな風に元気になって欲しいです!)

ご一読ありがとうございました

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おかえりファミリーホーム

2024年05月22日 | 日記

おかえり

5月12日(日)の毎日新聞にて
養育里親・坂本洋子さんとファミリーホームについての
記事を読みました

養育里親について、初めて知り
たいへん勉強をさせて頂きました

かなり長い記事なので
要約をして、私なりにお話しをさせてください

坂本洋子さん
坂本洋子さんは、東京都八王子市に在住の方で
ご結婚されても子供さんがいなかったようです
そこで1985年・28歳の時から養育里親となり
39年間で19人の里子を育てました

養 育 里 親
養育里親とは、親の虐待や死亡、病気などの理由で
親元で暮らせない子供を引き取り、自宅で育てる里親の事です
中には、強いトラウマや病状を抱えている里子もいます
そのような子供も含めて、坂本さんは迎え入れます

ファミリーホーム
ファミリーホームとは、施設中心の生活・教育から
場所を移して、家庭教育を優先するための名称です
通常5~6人の里子を受け入れ、家族として生活をします

そのような里子の中で
坂本さんには、特に忘れることのできない子供がいます

一 郎 さ ん
一郎さんは、坂本さんの自宅へいらした長兄です
しかし自宅や学校でも問題行動が目立ったため
別の施設へ移ることになりました

そんな中オートバイを運転中、一郎さんは事故に遭い
17歳の若さでお亡くなりになりました

坂本さんは、立ち上がれないほどのショックを受けました
それからもご苦労が続き、一度は里親を辞めようと考えたのですが
坂本さんは踏み留まりました

そして一郎さんは坂本家を出て施設に移る際
ぶどうの木を描いて、聖書の一節を伝えたそうです

人がわたしにつながっており
わたしもその人につながっていれば
その人は豊かに実を結ぶ

新約聖書・ヨハネによる福音書15章5節の言葉です

坂本洋子さんのこれまでのご苦労と献身に
ただただ私は頭が下がる思いです

そして里子の皆さんが無事成長し
社会の中で、ご自身の能力を発揮されることを心より願っております

それからもう1つ、大切なことに私は気が付きました
「おかえり!」と迎えてくれる家や家族を
人は望んでいるのではないでしょうか?

辛い思いや悲しみは、時として避けることが出来ません

そんな時、温かく迎えてくれるファミリーホームを
多くの人が必要としているのだと思います

今回は養育里親とファミリーホームのお話しをさせて頂きました

ご一読ありがとうございました

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ほごねこお兄さん

2024年05月01日 | 月子のティーハウス(番外編・エピソード)

ほごねこ

今回は、保護猫のお話しをさせてください
駅前の広場では、時々保護猫の譲渡会が行われております
ケージに入った保護猫たちが
新しい家族との出会いを待っております

ある時、保護猫の募金活動をしているお兄さんに私は出会いました
大きな声で道行く人に呼びかけ、深々と頭を下げております

これほど熱心な呼びかけを聞いたことはありません
真摯に頭を下げる訴えに、私は心を動かされました

少額ですが寄付をさせて頂くと
チラシを持って、お兄さんが挨拶に来てくれました

私の住まいでは、ワンちゃんやネコちゃんの飼育は禁じられております
それをお断りした上でお話を聞きました

チラシの一番上に掲載されている子を何とか救いたいと
ガラガラ声で、お兄さんは言いました

「この子はFIV(猫エイズ)で、事故にも合っており
家族として迎える条件が厳しいのですが…」

そこでようやく私は気がつきました
この子を救いたいからこそ、熱心にお兄さんは呼びかけていたのです

弱いものを守ってあげたい
小さな命を救いたい

これがお兄さんの気持ちだったのです
悲しい保護猫、そして何て心の優しい若者でしょう

ネコが悪いのではなく、飼育を放棄するヒトに原因があるのでは?
私がたずねると、お兄さんは小さく頷きました

月子のティーハウス・第1話は
どなたにも親しみやすいストーリーで始めたいと
私は考えておりました

猫を登場させよう!私は思いました
その猫を、さくらと私は名付けました


(僕たちを大事にしてね

ご一読ありがとうございました

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第1話・さくら

2024年05月01日 | 月子のティーハウス(プロローグ・第1話~第5話)

ご訪問ありがとうございます

月子のティーハウス
(moon child's tea house)

第1話 さくら

陽光が輝きを増す5月の朝
ティーハウスの前には、山吹の花が咲いている

エントランスを掃除するため、月子はドアを開けた
1匹のきじねこがいた

「入っていい?」きじねこが尋ねた
「ええ、どうぞ…」月子は答えた

きじねこはするすると入り、朝日のあたる窓辺に行った

ホウロウの深皿にミルクを入れ
バターココナッツと共に、月子は差し出した

「ありがとう」

きじねこはミルクを飲み、バターココナッツを食べた
(シャクシャク、シャクシャク)

きじねこは話し出した
「僕には名前がないんだ、僕は名前がほしい」

ガラスボウルに水を注ぎ、もう一度月子は運んであげた
「名前がないの?」月子は尋ねた

「僕は野原に捨てられた」
「それから網に入れられて眠ってしまった」

「目が覚めたら近くにいたの?」月子は話した
「…そう」

月子は、きじねこの耳を見ていた…
「さくらくんでどう?」月子は問いかけた

「うん、さくらがいい」
きじねこ(さくら)は、うれしそうだった

「ありがとう、それからごちそうさま」
ティーハウスを出ると、さくらは雑草の中に消えて行った



ご一読ありがとうございました

 

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