三度目のカヤック行。天気は晴天で風は南西10ノット。波高は低いがうねりはまだ大きい。
三度目ともなるとスムーズに出発できた。前回、上陸できなかった無人島(岡波岩)にリベンジ。
正面から近づくと、海流が島を回ってぶつかるポイントに入り込んでしまった。左右から予測不可能な波がやってきて、ぶつかるととんでもない高さになる。またここで引き返すのか?いや、岸はもう目の前だ!「ええい、ままよ!」と気合で突っ込むと波と波の間を滑り込むように着岸した。
自艇で初の無人島上陸。頭上をアジサシたちがキイキイ鳴きながら飛び回っている。「おお、お前たち、歓迎してくれてるのか。」と思ったら大間違い。どうやら近くに巣があるらしく、威嚇していたのである。見るとこっちに向かって次々に超低空を突進してくるではないか!「ちょっと待てーい!」と言ってもわかるはずもなく、重いカヤックを引きずって岸を逃げ回るが、満潮時のこの島はほとんど平坦な場所がない。
滞在時間わずか10分。私の無人島上陸作戦は、アジサシ迎撃部隊の前にあえなく失敗に終わった。
さらば岡波岩。もう来ることはあるまい。。
戦いに敗れ、母港でしばし戦士の休息。。
気を取り直して再度出発!今度は北回りだ。那覇空港の真西にある大嶺崎を目指す。
干潮が迫っていた。見る見る潮が引いて足がついてしまった。あわてても仕方ないので転がっていたブロックにK1を繋留して食事に。
持参したおにぎり、ゆで卵、きゅうりをヌチマース(ただの塩だが。)につけていただく。質素だが絶品であった。
のんびりしているとどんどん潮が引いていく。結局、このあと担いで潮の満ちているところまで運ぶハメに。。
元の岸に帰ってシーソックをめくると船内にけっこうな量の浸水が!どうやら浅瀬を引きずったときに穴が空いたようだ。届いて一週間でトホホであるが、こんなことではめげない!でも今日は疲れたので修理は今度にしようっと。
今日の教訓
1 無人島に上陸する際は先住民(生物)の許可を得ましょう。
2 持参した水や食料を消費して艇を軽くしようとしても重さは変わりません。
3 潮が引いてしまったときは、あわてても仕方ないが、のんびりしてても仕方ありません。
以上、海の日レポートでした。
早く直してあげて下さいね。
ぴったり!!
アハハ