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Il viaggio ad Italia Ⅵ(イタリア旅行 その6)

2013年03月30日 | 旅行
コンクラーベ直前のバチカン市国へ。


巨大なイタリア笠松の松ぼっくり。「豊穣と復活、不死」のシンボルらしく、元々は古代ローマの噴水だったとか。


バチカン美術館の展示コースは全長なんと7kmにもなるらしいが、今回のツアーは要所を抑えた限定コース。陽気なイタリア人の面白い日本語ガイド付きだった。


お土産売り場に並ぶカレンダー。左は私のような昭和世代には馴染み深いヨハネ・パウロ2世、右が先日600年ぶりに生前退位したベネディクト16世。


「蜀台のギャラリー」、「タペストリーのギャラリー」を通ってラファエロの間へ。


こちらはラファエロの代表的なフレスコ画「アテネの学堂」。古代の学者としてルネサンス期に活躍した人物をモデルにして描かれている。中央の二人はプラトン(レオナルド・ダ・ヴィンチがモデル)とアリストテレス。中央下のうつむいたヘラクレイトスはミケランジェロがモデルだとか。


撮影禁止だったシスティーナ礼拝堂にはミケランジェロの天井画と「最後の審判」が描かれている。
数日後にはローマ法王の選挙(コンクラーベ)が予定されており、数日前から立ち入りもできなくなるため、今回入れたのはラッキーだった。


大詰めはカトリック教会の総本山サン・ピエトロ大聖堂内部へ。






豪華絢爛とはこのことだ。残念ながらローマが一望できるという「クーポラ」には登れなかった。




スイス衛兵が宮殿を守る。この後勤務交代も見られた。


これが中世の頃から変わらぬ風景なのだろう。




宮殿前の広場では法王の演説会場設営が進められていた。


外側の白く弧を描くラインがイタリアとの国境なのだそう。


これまでテレビなどで度々目にしてきたバチカン宮殿だったが、実際にこの目でキリスト教最大の教派が持つ『力』の一端を観ることができた。
これでバチカンの動向を世界中が注目する理由が少し理解できたかも知れない。



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