風はどこ吹く、カヤックが通る

フォールディングカヤック、自転車で行ってきます

アウトドア三昧in信州(自然湖カヤック篇)

2016年08月04日 | カヤック
最終日は早朝に王滝村自然湖にてカヤックを楽しんだ。


朝は寒さで目が覚めた。寝袋はしっかり使おう。


朝霧に包まれた湖面を期待していたが、到着した6時頃にはすっかり晴れ上がってしまっていた。今日も午前中の天気は良さそうだ。
湖畔の撮影スポットではすでに数名のカメラマンが撮影をされていた。挨拶をしてカヤックを出したい旨を伝えると「カヤックしているところを撮らせてください。」と言われた。快く承諾したが、写真を送ってもらえばよかったと後で後悔。。ヤマセミも現れていたらしい。


クロンダイクを駐車場の車から降ろし、ドーリーで転がして湖面に浮かべるまでは難儀したが、このシチュエーションで漕ぎ出せることを思うと苦労も吹っ飛ぶ。


いざ立ち枯れの湖面へ。


まずは湖の西側に向かうと断崖絶壁がそそり立つ。


宮崎の高千穂峡のような雰囲気の峡谷の先は行き止まりになっていてUターン。


立ち枯れた木々の間をゆったりと進む。


お腹が空いてきたので朝食を摂るため北側の扇状地のような湖畔へ。




昨夜作っておいたおにぎりとインスタントのスープ、そして淹れたてのコーヒーで朝食のはずだったが、ここで肝心のアルコール燃料を忘れたことが発覚。水筒の水で美味しくいただいた。。


食後はしばし周辺を散策。けものの足跡や苔の群生を楽しんだ。


もともと川だったのだろう。一面の砂利を上流の方へ歩くと沢の流れる音が聞こえた。


再び湖面へ戻って湖東側へ。鏡面となった湖に、朝の光と緑、立ち枯れた木々のコラボが絶妙だ。


こんな中をカヤックで漕げることに感謝。


チビちゃんも漕ぐのがうまくなった。


溺れていたバッタを救助。


北東側にはひしゃげたガードレールが。もともと道路が走っていたところに土砂崩れがあったことがよくわかる。


鉄骨のトンネルもそのままの形で残っていた。


まだ最近の崩落の跡だろうか。


東端には小川となって流れ出ているところがあった。水深も浅く小さな魚たちがたくさん泳いでいた。


最後は湖の南側へ。


「眼鏡橋」ならぬ通称「くちびる橋」と命名。


約2時間半ほどの自然湖カヤッキングを楽しんで終了。チビちゃんはいつも通りの爆睡だ。
ちょうどおんたけアドベンチャーの方がツアー準備を始められるところだった。

またドーリーでクロンダイクを引っ張って坂でお尻をこすって難儀していると軽トラにリバーカヤックを積んだおじいさんが手を貸してくれた。
お話を聞くと御年70歳で釣りをしに来られている地元の方だそうだ。ここでカヤックに乗り釣りをして過ごせば幸せで長生きできそうだ。


いったんキャンプ場へ戻りサイトの撤収。もう少し長くいてもよかったが、午後は不安定な天気になりそなので早めに引き上げることに。


途中、御岳湖の奥に御嶽山がその姿を見せて見送ってくれた。


富士山のような美しさではないが、その険しさ、荘厳さが伝わってくる。


諏訪湖SAからの眺め。


中央道を走ると土砂降りに。


おそらく王滝村方面も雷雨だったろう。

ハードスケジュールの信州遠征も無事終了。乗鞍高原でのサイクリングは不完全燃焼であったが、家族で自然湖を漕ぐという一つの夢が叶った。また御嶽山の麓で自然の雄大さ、荘厳さを間近で感じることができた。この自然湖ができたのはほんの30数年前。ということは、もう数年後には無くなってもおかしくはないのかも知れない。そんなことを考えると今この瞬間を大切にしなければいけないと改めて思うのであった。久しぶりにまじめなことを書いたな。。

次はどこへ?





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