10月のバイク事故以来、二輪車の死亡事故を考えています。
中でも大型二輪車(401ccいか以上)の死亡事故は、圧倒的に悲惨そのものです。
中型二輪車(400cc以下)では、性能面から150km以上の死亡事故はめったにありませんが、大型二輪車の死亡事故は、転倒による全身の骨という骨の骨折や、全身裂傷(路面による重度擦過症傷と重度火傷)によるショック死、脳挫傷(ヘルメットをかぶっているのに頭骸骨の原型をとどめないほど)による即死や、高速自動車国道で、時速300kmで車線変更車をよけて転倒し、後続車4台(10tトラック等々)に続けて轢かれるなどして即死など、私の知人の場合は、左腕切断両足切断で助かりましたが、公道でのハイスピード事故は悲惨そのものです。
もちろん事故・死亡事故ともに、原動機付自転車が圧倒的に多いのですが、これは絶対数が多いからで、比率で考えれば大型二輪車が上です。原動機付自転車に考えてみますと、服装は軽装で、ヘルメットも野球用の物に毛が生えたぐらいで、スピードも出ていないので、ほぼ歩行者が遭遇する交通事故と変わりません。
特に原動機付自転車は、縦横無尽にやりたい放題の無法者です。信号待ちの車列左側を、猛スピードで走り抜ける際に、接触事故(歩行者・自転車・自動車などと接触や追突)や、走行中の自動車(特に低速走行の貨物車)を、左側からの追い越すなどの事故は、死亡事故に直結する場合が急増しています。
中型二輪車は、ある程度パワーはありますが、よっぽどの事がない限り、死亡事故に繋がるような事故は起こしていないようです。しかしながら、中型二輪車の死亡事故が少ないのは、馬力あたりのコストパフォーマンス的に、中型二輪車は割高で、大型二輪車は200万円以下で300kmの実体験可能で、近年の二輪車ユーザーが大型にシフトしてしまい、中型二輪車に乗るスピード志向のユーザーが激減したことにあると思います。
各メーカーは中型二輪車が売れないので、スピード志向のロードタイプの販売車種の激減させてしまったことが大きいと思います。
7~8年前の大型二輪免許取得者数は3000人程度でしたが、2009年度は10000人に達しており、その内二輪車運転未経験者が5割以上を占めるそうです。
更に、メーカーのスクーター販売戦略移行が拍車をかけています。
中型二輪車での死亡事故例はほとんどがスクーターです。
私の好みでしょうか、棺桶に見紛えるボディーの上に、仰向けに寝そべって、走行車列の間を、ひらりひらりと走り抜けるスクーターの姿を見ると、他人事ながら恐怖で身が凍える思いです。
長い長い二輪歴の中で、私の周囲で、大型二輪車の死亡事故で亡くなった人は、知人やレース仲間・ツーリング仲間など20人を超えています。
レース場では、ハイスピード(200km前後)コーナリング中の転倒で、首の骨を折るものが数例あり、直線での死亡事故は聞いたこともありませんでした。
しかし、公道での死亡事故は、圧倒的に直線道路です。
高速自動車国道でも、直線でハイスピード(200km以上)での、一般他車を巻き込む接触追突事故がほとんどです。特に多いのは、車線変更をしようとする一般他車(120km以下)を回避できず転倒するというものです。
公道での路面状態(レース場の整備状況とは比較のしようがない)や、100km以上の速度差を考えれば、身体がむき出し状態で走る二輪車は、早死にへの、近道としか言いようがありません。
いくら最新鋭の大型バイクでも、時速300kmからの急減速や急旋回の難易度は、一般人レベルでは操作不能です。プロレーサーであっても、50歩100歩です。
レース場では低側車(一般他車)はいない・対向車(逆送車線)はない・歩行者はいないなど、スピードアップに専念すること以外の要因は、コース場を信頼して走ることができます。しかし市販車は、GPマシンに比べて、車重は重い(2倍)のでフレーム剛性は下がり、公道では高速自動車国道であっても、行われている整備造成レベルや、一般他車の不用意な行動、自転車や歩行者のでは、信頼できる要素は何もありません。
これが更に一般国道にあっては、信号、歩行者、自転車、高齢運転者、低速作業者、路上駐車車両な危険因子を上げたらきりがありません。
世界GPの天才ライダー、安部典史氏(通称ノリック)が、2007年10月7日午後6時20分頃、神奈川県川崎市川崎区大島1丁目の片側2車線の市道右側車線を、大型スクーター(黒いヤマハ・TMAX 500ccと最悪の条件)で、北上中、左側車線から突然Uターンしてきたコンビニエンスストア配送用の4トントラックに衝突し、午後8時50分過ぎ、搬送先の病院にて、32歳の若さで急逝しました。現場はUターン禁止区域だったため、このトラック運転手は起訴され、禁固1年4ヶ月(執行猶予3年)の判決を受けましたが、どちらに非があるかないかは関係ありません。天才ライダーノリックは死んだのです。私はファンでした。心の底からご冥福を祈ります。
これも直線道路です。
『長生き』の為の、バイク運転術を再考してみることにします。
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行きつけのガソリンスタンドの息子さん「入院2回目」とお母様が言われていました。 車に凝ってもいいがバイクは、乗るべきでないと思います。親戚内でも失明した方がいます。
私は、若いころ原付で転倒 顔 足に擦り傷を負いバイクは乗らないと決めました。父親を高齢者講習に教習所に連れて行ったところ2輪の教官の方が、「事故に合わないいい方法教えます。2輪車に乗らない事」と若い方に言っていました。
まず、この文章において、「公道」を200km以上で走っていることが当たり前のように書かれていることには違和感しか感じませんでした。
いい年をしたおっさん達が一般国道・高速道路をハイスピードで車をすり抜けている様子を見ると、「事故を起こしたら死んで当然」としか感じません。
本当にバイクが好きなら、長く乗り続けたいなら、恥ずかしい乗り方をしないでほしいです。
拙者40年ほどオートバイに乗っていますが、一度も公道では転倒していません。事故も有りません。
レースでは転倒は有りますが入院は有りません。
16の時に、あるワークスライダーに言われた言葉。
怖がらない奴は長生きしない。オートバイは日本刀を
振り回す奴らの中を裸で逃げ回ると心得よ。
今でもお元気な超有名ライダーです。
怖がって逃げ回るって恰好悪いけど、怖がる人ほど
優勝が多いのです。
怖がって乗り続けましょう。
去年、知り合いがバイクで事故に遭い軽い怪我をしましたが、今もバイクを買い乗っています。彼は曲乗りが好きで、たまに調子に乗る癖があります。
彼がバイクにそれ程固執する理由は、彼が他に自分が受け入れられる場所がないからでもあります。職場や周囲に馴染めなくても、ライダーの友だちはご年配の方も多く息子の様に可愛がってもらえるからです。
新しいバイクを手に入れては事故に遭い、今は原付二種にかえて居ますが心配です。
バイクに乗られている方には色々な理由があると思いますが、家族の心配(居場所)と天秤に掛けられる人が一体どれくらいいるでしょう。降りられない人も居ると思います。
私は彼女が出来、彼女のご両親からバイクは危ないからと注意を受けたので、今は殆ど乗っていません。