本日のスバル弄りは3時間30分でした。
30分ほどがスタッドボルト抜き取り初体験です。
残り3時間がシコシコと磨き掃除でした。
では、その作業内容を....
昨日の作業にて、スタッドボルトが錆びていて嫌だねー。
そのままでええんちゃう?とヘタレ思考をサクサク前進していたのです。
でもねー、今回はいいとして、また何年か後にインマニを分解するねんとなって、ポキッってスタッドボルトが折れたら、きっと「あのときに交換しておいたらよかったのに」と超絶悶絶空前絶後の後悔をすると思うのよね。
同じスタットボルトが折れるのなら、今のうちに折ってもええんちゃう?折れたら折れたで今ならあきらめついてウジウジしながらなんとかするでしょ。という前向き玄人思考に精進しました。
ということで、童貞をすてるべく、いやいや、スタッドボルト抜き取りの初体験を試行錯誤で実行です。
私はロートルに片足突っ込んでいる状態の旧人間なので喧嘩ナットと呼んでますか、世間的にはタプルナットというらしい。その作戦ですよ。
エンジンのスタッドボルトを抜くのは初めてですが、すでに折れたボルトの抜き取り等で喧嘩ナットについては経験があります。
違うのは、スタッドボルトがアルミの素材に、それもエンジンの熱膨張伸縮を食らった箇所でさらにボルト自体が錆びているということなんです。ある意味で過酷な状態のもの、それも40年以上居座っているものを回そうということなんです。折れボルトとは難易度はかなり異なると思います。
まずは、スタッドボルトをハンマーでカンカンとしばいておきます。振動を与えることでボルト差し込み部のサビ癒着が少しでも緩めという作戦です。
このぐらい古いボルトだと多分意味をなさないと思いますが気持ちの問題なのでCRC556を根本に吹き付けます。そしてさらにハンマーでスタッドボルトをカンカンとしばきます。
さて喧嘩ナットです。今回のスタットボルトはM8です。なのでM8用のナットを2個なのですが...
ボルトのネジ切部に食いつく面積が広い方がいいかと高ナットをまずはめてみたのですが、ボルトのネジ切部よりナットが飛び出る事態になりまして却下です。
ならば、一般的なセレートナットとなります。何故にセレートなのかについては、喧嘩接触面積を少しでも広くしたいからです。
ここでナットの選択ですが、M8のナットって、2面幅が車用は12mm、ホームセンターで売られている一般的な物は13mmなんですよ。
喧嘩ナット食いつかせたらメガネでグイッといくのですが、もちろんナットの2面幅が太い方が力が伝わりやすいと考えます。と、なると13mmの.....
私の場合は違いますよ。こんなのを用意しました。
旧JISのM8ナットです。2面幅が14mmです。それもセレートナットです。
メガネを先に通して喧嘩ナットを食いつかせまして
ここから皆さんのノウハウはどうなんでしょ。
私は最初に軽く締める方向へハンマーでメガネをコンコンと叩いて衝撃を与えました。それから....
メガネの先に鉄パイプ延長です。そして緩める方向へ体重をかけるようにして一気に「エイッ」ってやりました。
「ポキッ」って音がして超絶ビビりました。「カキッ」とか「カツン」という音をイメージしていたのに「ポキッ」ですよ。
で、無事にスタッドボルトが抜き取れました。やったー、これでスタッドボルト抜き取りチェリーボーイを卒業です。
さて、このスタッドボルトを計測です。
何故に54mmなん?そんな中途半端な。
こういうのって汎用部品だと、多分10mm刻みだよね。50mm、60mmってラインナップちゃう?60mmを削るとかはしたくないよ。
スバルディラーで部品出るのかな?でも近所のディラーは私のスバルはお客さんではないから部品売ってくれないし...
やっぱり流用部品探そうか?
そして、私の中でこの手のボルトはあのメーカーのラインナップで調達できると思惑があるのです。
その思惑を行動するためにもボルトのサイズ計測が必須で抜き取った次第です。
まあー、その思惑路線でスタッドボルトの入手に成功したときはブログに書きますね。
ちなみに、スタットボルトは1本だけ抜きました。だってボルト入手できるか確定ではないでしょ。もし入手不可となったら、また錆びたボルトを再利用で戻すことになりますからね。まあーそんなことにならないと思ってますが...
次はクランクメインカバー掃除の続きです。
シコシコと1時間ほどして、いろいろと発覚したところで写真撮影です。
鋳物整形だからでしょう。鋳型から抜いたときのえげつない鋭利なバリがあちこちにあります。磨き掃除中に薬指をしっかり切りましたよ。
どういうわけかフィンにえげつない欠損があり。間違いなく痴呆親父がなにかやらかしているのです。
痴呆親父がキャブレターを分解掃除してネジがなかったから、なにやらネジを削って自作してとか自慢していた記憶があるので、そのキャブをいじるときにフィンに工具をぶつけたりしているんだと思います。
同じような理屈がもう1か所です。
どうしたらボルトの頭がパックマンになるのか私には理解できません。
クランクカバーを落下させて凹ますとかならわかりますが、痴呆親父はエンジン分解はしていないといってました。
なのでキャブをいじくるときに道具を振り回してなにかしているのです。
って、もしかしてここに通っているホースかワイヤーかを外すのにハンマーでしばいたりしているのかも。
だって私がスバルを取り戻したころは、ボルトの頭にハンマーを置いて「このボルトが外れんのや。錆びているんやろか」と言っていた。冗談こいているのかと思ったらスパナのことがわからなくなっていたから....
痴呆は子供に帰るとはよくぞ言ったもので、整備士だった親父が、工具はドライバーとハンマーしかわからなくなって、それでどうにかして分解しようといろんなことをしでかしてましたから...
さて本題に戻ります。
シコシコとがんばって掃除していて、なんか磨き肌がわからなくなってきたんです。
こりゃー肩こりで目がチカチカになってきたのか?と思って外を見たらしっかり暗くなってました。
昼間でも手元は作業灯で照らしていたのですが、日光の光が届かなくなったぐらいから作業灯の灯りだけでは判断しにくくなったんでしょう。
ということで、ここで終了です。
作業灯の灯りの下ではいぶし銀色になりました。作業灯の下でフラッシュ無しで写真撮影です。
おおおっっっ。綺麗になったねーと思うのですが...
フラッシュ焚いて撮影すると....
もう少しがんぱって掃除してあげたいね。
以上、本日のスバル弄りでした。
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