ここのところの猛暑で、クラウンワゴンはエアコンをフル活用しております。
そんな中で...
当日の最初のエンジン始動、そしてエアコンをONにしたときに、数秒ぐらいしてから「キューッッッッッ」ってエンジンから異音あり。
3回ほど「キューッッッッ」って音がしたら以降は音がしなくなるのです。
当日は他所でエンジン停止して所要を終えて帰宅時にエンジン始動、このタイミングではまず音がしません。
さらに....
当日最初のエンジン始動のタイミングが昼間の温度が高いときに「キューッッッッッ」異音率高し。深夜が最初の始動の時には異音がありません。
ってことで、感のいい人はすぐにわかってもらえるかと思います。
エアコンベルトが微妙に滑ってます。その滑り音です。
時々鳴るというのは...
クラウンワゴン君はアイドリング時のエンジン回転を自動調整しているのよ。
エンジン始動直後は、最初始動してから2秒ぐらいしてからエンジン回転が上がって10秒ほどで普通のアイドリングへ戻るのよね。
そのちよっとだけアイドリングが高いときが、たまたまベルトがスリップするテンションの回転ということ。
深夜に音が鳴らないのは、ヘッドライトをすぐにつけますので自動的にアイドリング時のエンジン回転があがります。
それが昼間のアイドリングの時より少し回転が高いのでは?その時はスリップするテンションと違うのでは?という推論です。
というところまでは想定していたのですが、常時スリップしているわけではないので、ダラダラと作業をさぼってました。
それを本日に作業しました。
ボンネットを開けて、ファンベルトの3本を触ります。
エアコンベルトは間違いなく緩んでました。
オルタネーターベルトも少し緩いような....。
パワステベルトは現状でOKです。
ということで....
エアコンベルトとオルタネーターベルトの張り調整をすることにします。
そうそう、張り調整する前に、ベルトが傷んでないか目視で確認です。指の腹で撫でてゴムのカスがべったり出ないかも確認します。特に問題ありません。
まずはお手軽なエアコンベルトから
エアコンコンプレッサにかかっているベルトの途中にテンショナープーリーがあります。
そのプーリーを固定するボルトナットで張りの調整をします。
写真のA1のテンショナーを固定しているナットを緩めて、A2のボルトを回すことでテンショナー上下位置決めします。
A2のボルトを締めていくとテンショナーが上へ移動してベルトを引っ張ります。ベルト張り強度が良い塩梅のところでA1のナットを締めて完成。
次はオルタネーターベルトの張り調整です。
こいつはちょっと面倒指数が増えます。
オルタネータの上側を固定しているボルトナットを緩めます。
写真のB1とB2です。M14のメガネ2本でサクサク作業します。
次がプチ面倒なやつです。
オルタネータ下側にアジャスターを固定しているボルトがあります。
写真のB3のボルトですが、これがちょっと奥まったところにあって回しにくいのよ。
M12のメガネを下から当てて緩めました。
B4の長いボルトがオルタネーターの位置決めになります。締め上げるとオルタネーターが上へあがってベルトを引っ張ります。ベルト張り強度が良い塩梅のところでB3のボルトとオルタ上のB1、B2を締めて完成。
以上、知ってしまえばお手軽な作業です。今回の私の作業時間は写真撮影時間も含めて20分ほどでした。
私のクラウンワゴンは1G-FEエンジンです。
1G-FEエンジンのベルト張り強度の数値を私は知りません。だってクラウンワゴンのマニュアルとか1G-FEエンジンの整備書とか持ってませんので....
なので、一般的に言われているベルト張り強度は10Kgの力で押して10mm撓むを目安にしています。
10Kgの力ってどのぐらいよ。については....
体重計に親指を腕の力だけで押し付けて、体重計が10Kgの針を指したところと考えてます。
体重をかけて押してはダメですよ。エンジンを覗き込んでこんな感じで上からベルトを押すよなーという体制をイメージして肩から先の腕の力だけで押して10Kgの感覚を覚えます。(体重をかけて計測すると感覚があいまいになりますので...)
その時の親指と腕の感覚を覚えて、ファンベルトを押します。
で、10Kgの力ですが、はっきりいって親指が痛いですよ。思いっきりとはいいませんが2の腕から先はけっこうな力です。
で、私はその10Kg感覚よりホンのちょっと緩めでベルトを張ってます。単に私の好みなのですが、ベアリングの負荷をちょっとでも減らして延命したいというセコイ考えからです。ちょっと緩めでも私の経験では特に問題ないみたいです。主治医もちょっと緩めがいいと思うでというてたし...
もしちょっと緩いことでベルトがスキップするのであれば、ちょっとだけひっはり調整(調整ボルトを半回転するとかね)したらいいだけです。
ベルトを張ってから、エンジン始動+エアコンONで2分ほどエンジンアイドリングで回します。
ベルトの回転にブレがないか等、エンジン回転しているときに稼働している部分を特に注意して目視確認します。
特に問題無しでエンジンストップ。すぐに、ベルトの張りを再確認です。
ベルトがクルクル回ったことで張り調整に変化がないかの再確認です。
もちろん問題無し。
私の場合は、ちょっと神経質なので...
近所を5Kmほど軽くドライブしました。(某所へ野菜を買いにでかけました)
山道の登り坂でアクセル煽ったりしてベルトが鳴かないか聞き耳をたてて運転です。
もちろん問題無しです。
ガレージに戻ってからも、再度ベルトの張りを確認したのはいうまでもありません。
これでベルト張り調整完了です。
話し変わって....
そろそろオルタネーターの交換も考えた方がいいかなー。
20万キロになったら交換かなーと考えているのだけど....
次の車検前にやろうかなー。どうしようかなー。
今は暑いからねー。秋になって私が作業する心のゆとりがあるかどうかだねー。
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最後に、後々に私が簡単に確認するための走行距離記録です。
2018年8月7日、オルタネーターベルト、エアコンベルト張り調整
作業時の走行距離メーターは、194376Kmでした。
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