本日のスバル弄りは4時間ほどかな?
日曜日と祝日にスバル弄りするとやっぱり邪魔が入るのね。
数年前に来たおじさんだと思う。「スバル360持っているねんけどピストン焼いてて...どうたら」
という人です。
あーっ、この人かー。どうせ最後はスバル買ってくれる人いないかなーの人だ。
だって、自分の車を修理しているならもっと熱いなにかがあるのだけど、どうもそうではなく、手持ちのスバルをどうにかしたいなーの雰囲気がプンプンの話し方。
最後は....
「今のままのスバルを買ってくるれる人いないかなー」
ほらきた。
「動かないスバルは部品取りか修理素材ってことでっしやろ?そんなの欲しがる人はそんなにいまへんやろ?」って受け流して....
「動くスバルでも錆ポンコツなら中古車安いやろ。そのぐらいのやつで動かないポンコツに値段があるかいな。綺麗に徹底的に再生してあるんなら、エンジン死んだぐらいならいくらでも売り先ありまっしゃろ?綺麗なのならレトロ中古車屋に相談しなよ」
って、話したら、さっさと帰って行きよった。
以前にも思ったんだけど....。
泥棒の偵察でないことを願おう。また巡回警官にこんなの来たで数年前と同じこといいよった。って報告かな?
だって数年前とまったく同じやりとりだよ。ぜったいに探りいれてきているに違いない。あーっ気持ち悪いわー。と、勝手に予防線を張っておこう。
ちなみに今日は警察がガレージの前をうろうろしてたのよね。いつもの巡回警官ではない人だった。なにかあるのかなー。
さてさて....
まずは、エンジンの下にもぐって、あちこちを撫で回します。
前回はミッションオイルを入れたのよね。2日経ったのでオイル滲みがないかの確認です。
その結果....。オイル滲み無しでした。はあ~っ、一つ荷が降りたって感じです。
さてさて....
本日のメインディッシュですよ。
アクスルシャフトを組付けますよ。
デフからのアクスルヨークと、アクスルシャフトを差込するのですが、その部分にブーツが被ります。
そのブーツなんてすが
まだ汚れたままでした。たぶん、表面だけ簡単にウエスで拭いただけみたいです。
中にグリスがたっぷりついてます。
この汚れがしつこいのなんの。だって約50年の油汚れがゴムにへばりついているんですよ。
70分苦戦しました。手が真っ黒ドロドロで最悪でした。
油汚れをとって、アーマーオールて磨き上げてこの状態まで回復しました。
今回はこの部品を再利用しますが、ゴム部品ですよ。そのうち寿命が来ますよ。
ということで、今のうちに各部を撮影しておいて、何年か後に流用部品を探すことになったときの情報とします。
トヨタだったら、汎用品を純正採用していたりするとトヨタ型番刻印はなく、単なるサイズ刻印があったりするのですが....
このブーツは汎用品をメーカーが採用しているのではなさそうです。
なんと、マルフ印あります。「MADE IN JAPAN」とまで記してます。
つまり、スバルが変体サイズ部品を外注しているってことでしょう。
そうなると各サイズを測っておこう。
口の狭い方は内径20mm
口の広い方は内径28mm
蛇腹部分の外直径56mm、蛇腹全体の長さを計測するの忘れている。
デフから伸びているアクスルヨークは、直径36mm、絞り部分直径33mm
アクスルシャフトの直径21mm
この計測値で流用部品を探すときに、きっと参考になるだろう。
次は、シムです。
リアタイヤのトーイン調整用にシムがあるんですよ。
私の車体のやつは左右とも後ろ側に0.5mm厚が挟まってました。
このシムは磨き掃除はしてません。だって薄いんですよ。研磨してちびて厚みが変わったら嫌でしょ。
次は、本日の主役ですよ。
アクスルヨークを確認します。
上下がありまして、ハブに刻印があります。
左右の確認ですか、パーツリストによると左右の区別無し。
でも、この手の部品って外した場所に外した部品を取り付けるのはもちろん、本当はシャフトの差込ギア位置も同じになるよう目印しておくものなんですが....。だってバランス取りされていたりしたら....。
私はそういう目印をしたんですよ。取り外して直ぐにマスキングテープを貼って書き込んでおいたのですよ。
でもね、痴呆親父が、「ベアリングは大丈夫か」みたいなことを言っていたと思います。
気がついたらウエスで撫で回して、私が貼った目印がどこかへ行っていた。
それも左右混ざらないようにあえて別箇所に置いたのに....
痴呆親父は左右の比較をしたのでしょう。寄せられていて左右がわからない。
まあー、私が他のことしている間に痴呆っていろんなことをしでかしてくれてました。
ということで、どっちがどこについていたのかは分かりません。
もしかして刻印があったりするのかと確認ですよ。
下面になるところに「18」「19」といった刻印があります。
意味深だわー。偏芯とか重さとかそんな意味合いの刻印じゃないだろうか?とか勘ぐりますが結論はでませんよ。
えーい、二者択一だー。50パーセントの確立で当りだー。って、なんとなくですが若い数字を左側に採用することにします。
次は....
サイドブレーキ固定ブラケットの謎です。
パーツリストによると、こんなところにブラケットが付くのです。
私の記憶は、ハブの上側に付いていたのですけど....
なのでそれを確認すべくネットを徘徊しまして、自分の記憶が正しいと確信します。
パーツリストの構成図を無視して、きっとこういう位置関係でボルトに通し止めのはず、と仮組して確認します。
ハブ内側にスパイダーベアリングが来るのですが、ここはタイヤが跳ねた水を被ると思うのよね。
スパイダーベアリングがざぶざぶと塗れるのってどうなの?と....
シャシーグリスをなすくって少しでも抵抗してみました。
でもなー。こんな回転するところにグリス塗ったところで回転したら吹っ飛んで周りを汚すだけなのかも?
あ~っ。余計なことしたかなー。
次は....
アクスルシャフトにブーツを通します。
アクスルシャフト先端は、そこそこ角のたった溝が切られてます。
そこをゴムが引きずって傷つくのを予防目的でマスキングテープを巻きました。
先端にブーツが被ったら、マスキング部分にシリコングリスを塗りまして
あとはスルスルと気持ちよく滑らせてブーツ貫通です。
はい。次は....
このアクスルシャフト組付けになるのてすが....
通し穴がずれているんです。って分かります?
現状の足回りが浮いている状態、かつ、リヤショックが一番伸びている状態にて
トレーリングアームとリヤサスペンションアームの位置関係がまったく合っていないのです。
具体的にはリヤサスペンションアームを上へ持ち上げてアクスルシャフトを通さなければなりません。
間違った工具の使い方をしますよ。よい子は真似しないでね。
リヤサスペンションアームをパンダジャッキで持ち上げました。それも下駄を履かせるという暴挙です。ジャッキ下に台を入れて嵩上げはご法度ですよ。下駄が外れたら事故になりますよ。
だから間違った工具の使い方ですよ。私は適正道具を持ってないので自己責任てしただけですよ。だから真似しないようにね。
ダンボール箱を下に置いたりして、アクスルシャフトを通していきます。結構重たいのよね。
よーく写真を見てね、トレーリングアームとリヤサスペンションアームの当り面が水平じゃないでしょ。
つまり捩れながら合わさるのです。ということは、すんなりボルトが通らないということですよ。
さてさて....
先端にモリプテングリスを塗りつけて、アクスルヨークにアクスルシャフトを差し込みます。
ちょっとヌチャヌチャとピストン運動してあげました。
ハブをトレーリングアームにしっかり寄せてボルトを通していきます。
もちろんシムも間に挟みますよ。
そしてボルトを締め上げて固定完了。
って、簡単に書いてますが、ボルトの飛び出し量が絶妙でワッシャーとナットをかけるのにけっこう苦戦してますよ。
サイドブレーキ固定ブラケットを通し止めしているのでブラケットの厚み分ボルト先端の飛び出しが短くなります。
すると、ナットのかかりが浅いのよね。これって車検場の検査官がチミチミと指摘しないよね。
でもねー、オリジナルと同じサイズのボルトナットを調達しているはずだよ、元々もこうだったはずよね。
車体外からの構図です。サイドブレーキワイヤー固定ブラケットがここについてますよ。
アクスルヨークにアクスルシャフトを差し込んだ部分です。
ブーツを被せます。
これで左側はできました。
同様に右側も作業しました。
外から見た構図
右側は気になるポイントがあります。
わかります?
ブーツとクラッチワイヤーが大接近です。
現状が一番サスペンションが下がった状態のはずです。ショックも伸びきってますよ。
その状態にて、接触していません。
もの凄いニアミス状態なのですが、接触してないからOKでいいんだよね。
そもそもタイヤ履いて着地したらショックが縮むからクラッチワイヤーからもっと離れるよね。
こういう仕様なんだよね。
私にはどうしようもできないよ。
これでいいんだよね。と、自分に言い聞かせて、本日のスバル弄りは終了です。
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