本日のスバル弄りは3時間30分でした。
そのうちの1時間ほどは失敗したことをリセットする時間だったのです。
まあード素人でどんくさくて自動車整備をよくわからない私のすることなので、組んでは失敗してやり直しを何回も試行錯誤しなければならないのでしょう。
ともかく知識のない者が自動車をなんとか修理しようとしているのだから仕方がないものとあきらめてがんばりましょう。
くそー、どこか近所でこの車体を面倒みてくれるところがあれば、何年も苦戦することはなかったのに....
と、いつもの愚痴を吐いときます。
えーと、本日の目標は、ミッションがスムーズに動くか確認して、ミッションの上蓋を閉めるとこまででした。
でも、やり直しとなり目標には届きませんでした。
では、その内容を....
私の自由時間ができたのが14時30分ごろでした。外は強風が吹き荒れてますが外気温は4℃ほどあります。
これなら少しはスバル弄りできるだろうとスバルのところへ行きました。
まずは目の前に転がっている物体へ温度がちょっとでも高いうちに(といっても4℃ですが)タッチアップします。
燃料タンクですが....
いやいやの作業で降ろしたものだから仕事がちょっと雑だったのでしょう。
打ちキズを作っちゃいました。
これらにタッチアップです。サンドペーパーで軽く荒らしまして、色合わせが面倒なのと普段見えない部位なのでお手軽にラッカースプレーの赤色を紙カップにとって筆でペタペタの作戦です。
寒いからねーラッカー塗料の反応も微妙だねー。なので次回にタッチアップの上にクリヤーをタッチアップすることにします。
さて、本日のメインですよ。
ミッションを片付けたいのですよ。
シフターとシフターレバーとの組み合わせをどんなんだっけ?と確認です。
シフターにシャフトが2本貫通してまして、下側がミッションフレームに、上側は蓋部分に差し込んで固定するのです。
R-2ではなく、スバル360の情報にて、上蓋へのシャフト組み付けがなにやら鬼門のようなことを見聞きしましたので、先に上蓋への差込具合を確認しました。
しっくりガタなく食いついて外れないぐらいの硬さに刺さる。というのが情報なのですが、それってどういう力加減なのでしょう。
けっこうな力を入れて押し込めば刺さっていきます。もちろん刺されば綺麗に食いついてます。
これがどうなのかわかりません。ド素人で経験のない馬鹿者は試してみるしかありません。
上蓋はここまで確認して、次はミッション動作の確認です。
シフターを仮組しまして上蓋を開けた状態でシフトレバーをカチャカチャと操作するのです。
ここで数年前にミッションを組み立てようとしたときに勘違いして失敗したのです。
その時は、ミッションの動きが硬くておかしい組み方をしているのではとやり直したのです。
今回は違いますよ。ミッションの動きが硬いというのは、ちょっと前にクソ寒いときに、ミッションオイルがとても硬いのを経験しました。それが原因で硬いのですよ。
どこぞのブログで予備知識も得てますよ。寒空でミッション内部の修理をするものではないオイルが飴のように硬くなって故障しているかと勘違いする。というのです。
では、クソ寒い冬空で、えーと温度計は...って、2℃に下がっているのね。
2℃でシフトレバーを操作しますがほとんど動きません。パイプで延長して無理やりやったらなんとか2速へ入った。けど、今度はギヤを抜くことができません。
はい。寒くてミッションオイルが飴のようになっているからいけないのよね。オイルが潤滑油ではなく粘着物質になってますから(笑)
そういう時は、温めるというのが貧乏人のローテクですよね。ドライヤーをミッションに突っ込んで温風攻撃を5分ほどしてみました。
そうしたら、あら不思議です。
ちょっと力が要るなーって感じですが、シフト操作がサクサクとでき、すべてのギヤへカショーン、カシャーンって入って操作OKです。
ミッションオイルをあちこちに刺しながらミッションを切り替えてギヤをクルクルと回します。
もちろん蜂蜜より硬くなっているミッションオイルを小ザラにとってドライヤーで炙ってユルユルにしてからスボイドで吸って注油していくんですよ。無駄に時間がかかってます。
そうしていたらギヤに凹みがある個所があることに気付きました。そこにミッションオイルを垂らしてカシャカシャすると切替が一挙に軽くなることを発見。
以降の注油と、動作確認はお気軽なものでサクサクと確認終了です。
私のド素人判断ですが、ミッションは問題無しということにします。
次は、シフトレバー差込部分のオイルシール打ち込みです。
元はと言えば、このオイルシールからオイルが盛大に漏れているのを発見して修理する気になったのよね。そこから、シリンダーヘッドのガソリン漏れ、デフオイルシールからのオイル漏れと、いっぱい不具合発見したからね。
このオイルシールですがスバル純正部品は出ませんし、それと同等サイズの汎用オイルシールもありませんでした。
ついては、次のオイルシールを採用しました。
オリジナルは奥行25mmですが、汎用品では奥行22mmしかなかったのです。
こんなの簡単だろうと思っていたのですが、意外に打ち込みに苦戦しました。縁が金属だからでしょうか?(本当は凹んだりしない?ってドキドキオドオドでコツコツと打ち込んでいるからだと思います)
打ち込み完了です。
シフトレバーの差込シャフトにミッションオイルを塗りたくってオイルシールに挿入アッハーンです。
ぬぷぷ。と口からオイルを噴かせながら差し込んでシフターを組み上げます。
ここで再度ミッションの動作確認です。シフトレバーがオイルシールでセンターでましたのでシフトレバーのがたつきがなくなり、サクサクと気持ち良くギヤが入ります。
ニマニマしながら、カシャン、カシャンって遊んでいるオッサンを想像してください。
次はミッション上蓋の取付です。切り出したガスケットのボルト通し穴位置がずれていないか確認。ミッションと上蓋の液体ガスケットを塗るところを軽くサンドペーパーで研ぎまして強力パーツクリーナーで洗浄脱脂。
いざ、合体。ボルト挿入。対角線にネジをじんわり締めこんでいきます。
シフターのシャフトが上蓋の穴に徐々に競りあがってきます。
ネジを締めこむと、それに合わせてシャフトが競りあがるのでこれでいいんだろう。と考えつつ、綺麗にボルトを締めこみました。
うーん。これって....。私の中で不満があります。
ともかく蓋がしまったのだから、この状態でギヤチェンジ操作しましょう。
シフトレバーを押し込んでカション。引いてカション。うんうん。
次はレバーを上向きに捻って...あれ?あれれ?
レバーが上向きにどうやっても動きません。つまり1速2速ギヤを入れる位置へ移動しません。
じゃーバックへと、レバーを下向きに捻ります。たしかに下へ移動しますが移動幅が少ないです。中途半端に移動してもちろんギヤを入れることができません。
はぁー、とため息です。
私の中の不満が的中のようです。
ネジを締めこんだときに、上蓋の穴に競りあがってくるシャフトが、「こんなものなん?もっと上がってこなあかんのちゃう?」だったのです。
つまり、シフターが期待値の位置より少し下に固定されているということです。
その状態でシフト操作をするとシフターが上側へ移動できずバックギヤの切り替えレーンへ届かない。下側への移動はそもそもまったく移動できない。ってことなのでしょう。
これは、しっくりシャフトが固定されるではなく上蓋の穴がきつくてシャフトを下へ押し込んだ、シャフト下の下がり止めリングが外れるかずれたということです。
はい、ド素人で馬鹿者で愚か者のやり直しが決定です。
ネジをほどいて上蓋を外すのですが、中途半端にシャフトが上蓋に食いついていて外れません。
あー、またこの作業なのかー。
上蓋をこじってちょっと浮かせて、シャフトの頭に太いピンポンチをあてて叩くのです。
プチ苦戦して蓋を開けまして、シフターを取り出すのですが....
シャフトがミッションボティー側に強く沈み込んでます。そりゃ標準値より打ち込まれている状態ですから....
シフターに小さいスライドハンマーをかけてカンカンと抜き取りました。
もちろん切り出したガスケットは再利用できませんのでガスケット切出しからのやり直しとなります。
さてさて、さっき塗り立てでヌチョヌチョの液体ガスケットを拭き取らねばなりません。
硬化していないのでパーツクリーナーで簡単に拭きとりできるのですが....
手は液体ガスケットで汚れますし、なにより寒空でパーツクリーナーを吹いて掃除するって拷問です。
パーツクリーナー缶スプレーから吹き出る液体が恐ろしく冷たいこと。そして手の油をガンガン吸い取ってくれること。
ウエスを沢山消費して、なんとか液体ガスケットの拭き取り掃除できました。
写真を見てもらって感づくかと思いますが、周りはうっすらと闇がおりてます。
やり直し確定になったぐらいから気温が急に下がったのを感じてます。そして最後のタイミングにて気温0℃でした。
そうかー、0℃で強風が吹きこむ中でパーツクリーナーで冷たいアルミを洗浄していたのね。
さて、取り外したシフターですが、シャフト下の下がり止めリングが上へずり上がってました。
(写真を撮ったのですが、あまりの寒さと指がパーツクリーナーで冷却され続けてブルブルの手で撮影したらしくピンボケでまったくダメダメ写真でした。ついては写真無しです。)
これで上蓋の穴が硬くてシャフトがグイグイと下へ押し込まれたことが確定です。
もう、なにもしたくありません。パーツクリーナーの手のひら攻撃が体を心から冷却してくれたみたいです。
ここで閉店ガラガラとしました。だってみるみる外が暗くなってくるしね。
さてさて....
ブログを書いている今に、どのように対策するか妄想です。
まずは上蓋の差込穴を再度綺麗に掃除(といっても既に私のできる掃除はしています)して、サンドペーパーかけしてほんの少し拡張かな?でも穴を拡張するのってシフターのガタの原因になりそうだしなー。
シャフト上側にオイルシールがあるのだが、そのオイルシールをもう一回り小さいのにしてオイルシールの厚みを減らして穴への抵抗を少し減らすかな?
上蓋を閉めるときに、ギヤをバックの位置にしておけば、シフターのシャフトが下に下がりにくくなるとか....
ちなみに今回はギヤはニュートラルの位置にして上蓋を締めこみました。
きっと、この上蓋を閉めるのになにかノウハウがあると思うのよね。
インターネットでちろちろと調べたけど適正解に辿り付けず。
見つけたのは、私と同じ状況になって、何故にギヤが入らなくなったのかわからずに愛知のショップへ修理に出したというものだけなのよ。後は、スバル360で上蓋を閉めるのが鬼門系の噂ネタばかりで根拠と対策といった技術的なことは見つけられなかった。
うーんうーん。そもそも私のようにシャフトが下がっていくってことは普通はないのかなー。
私のスバルがポンコツすぎるから?それともクソ寒い冬の青空の下でこんな作業をしていて金属組み合わせが渋くなっているから?
どうなん?なんなん?
ド素人で馬鹿者で愚か者の私には、これだろうという憶測に辿りつけてません。
うーんうーん。って、またあの歌が脳裏を...
(もう、あの歌についての説明は省略します)
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