なんか毎度の状態になりつつある、台風前後の過去ネタ記事になります。
ってことで、いつもの前書きを...
今頃になって9月30日の内容を書きます。
なぜに今頃というのは....
9月4日の台風21号で、もういろんなことがはちやめちゃで、さらに、9月30日の台風24号がやってくる。戦々恐々ででも台風前後のネタを処理できなかったのです。
過去ネタを書くなよーと突っ込んでください。それでもこのブログは私の備忘録として記してますので、後々にあのときはどんなことをしたのかを掘り返すときのネタ記録として書きます。
そんなこんなで、台風24号の当日、台風が来る直前になにをしていたかという内容になります。
9月4日の強烈えげつない台風21号です。命を覚悟をしたあの台風。
今度の台風24号は、21号よりえげつないとのこと。
直撃暴風爆風で街が撃沈した地区なのです。
近所は戦々恐々です。いつもの世話好き関西人が総出であれやこれやとするのです。
自動車に至っては、青空駐車組は飛来物でキズがついたり凹んだりするのは覚悟の上です。
そんなことより台風通過後に車が使えなくなる方が大変なのです。
なので、青空組がした対策が、マイカーに段ボール箱を貼りたくる。または毛布でぐるぐる巻きの上でレジャーシートを貼りたくるです。
なんでブルーシートではないのか?なんて突っ込まないでください。
災害地ではブルーシートは入手難だし、そもそも車よりも家屋優先にブルーシートが使われてます。
当日の寝るところと食糧が最優先です。車はその次になるのですが、車がないと物資の調達がままならないので、車がある世帯は車を確保するために苦悩するのです。
青空ガレージに、段ボール張子になった車、レジャーシートのパッチワークされた車が連なっているのを想像してください。そんな景色があちこちに出現です。(他人個人様の車になるので、その様子を撮影した写真はブログにアップしませんよ。他人個人様が苦悩している様子を許可なく画像アップするべきではないと思ってます)
どの青空ガレージでも台風21号のときに、何台かの車がフロントガラスをやられているのです。
フロントガラスが割れることで、その車がすぐに乗れなくなることを住民は学習しました。なのでフロントガラスを死守することが重要なのです。
で、私のクラウンワゴンはどうしたかというと....
いつもの主婦仲間との近所付き合いが功を成しました。
某所のシャッターガレージに空きがあるとのことで臨時で貸してもらえました。
主婦仲間に釣ったアジをおすそ分けして、そのアジがさらに主婦を経由してよそへおすそ分けされてと、なにやら2世代ぐらい先のご家庭から...
「アジ釣りの兄ちゃんの車が避難先ないって聞いたんよ。うちのガレージ開いているから使いな。アジもらっているから気い使わずに車入れてー」って...
助かりました。私の知らないずっと先で、主婦友ネットワークのどこにまで、私の釣ったアジが巡っているのか知りませんが、今回はとても助かりました。
それよりも、アジ釣りの兄ちゃんって認知されていることのほうが恥ずかしくって...
次は倉庫の対策です。仕事に必要なものが入っております。
前回の台風21号で屋根がやられたままでブルーシートにくるまれてます。
周りでは21号でシャッターが破られる被害が多数あります。
なのでシャッターをなんとか防御したいのです。
シャッターの確実な防御方法は、室内側からつっかえ棒を差し込んで、シャッターが強風で押されて撓むのを防ぐのが一番というのを知ってます。
しかし、倉庫は出入り口がシャッターだけなので、シャッターを閉じて内側からつっかえ棒を入れることができません。
なんとかならんかなー?と、いろいろと考えるのです。
そんなことを考えながらクラウンワゴンを臨時避難先へ移動させていたときです。近所のシャッターで足元に土嚢を乗せているのを見かけました。
土嚢で水侵入を防いでいるのかと思っていたのですが、1個だけなのでシャッターが開かないように重石をしているのかな?
それを見てやらないよりはやったほうがいいのかも?となります。
そのぐらいできることはしておこう。後で後悔するよりは、無駄かもしれん努力でもしておこう。そんな状態なのです。
しかし、土嚢袋は台風21号の後はどこの店頭でも売ってません。災害地では本当に必要な物資はまったく流通しないの定理にすっぽりはまっているのです。
仕方ないなー、水嚢でも作ってみるか?
水の入った袋だけだとすぐに破けるだろうと思い、細長い段ボール箱に水袋を入れることを考えます。
って、撮影したところで...
「こんにちは~」
って声掛けされました。
見知らぬ、おじちゃんがニコニコしながら立ってます。なんじゃらほい?と思いながらもニコニコ顔をして「こんにちはー」と返事する私。
この方は大工さんでして台風で仕事ができず対策片づけの確認を終えてトラックを某所へ避難して徒歩で帰るところとのこと。(大工さんも車を余所へ避難させているとのこと。商売人は車を避難するのにいろいろと手を打ってます)
そして、私が日夜チマチマと素人DIYで自宅修理するのを楽しみに観察しており、主に出くわしたら声掛けしようと思っていたとのこと。
素人DIYのダメ出しされるのかと思ったらそうではなく(どちらかというと素人DIYを褒められた、かつ、大工仕事の職人やらへんかーって誘われた)
「兄ちゃん、今、それ、何作ってん?」でした。
水嚢を作ってガレージシャッターの押さえにしようと思うと説明したら...
「それはアカンでー」とダメだしされました。
「シャッターって鍵かかるやろ?そのロックは、シャッター中央をサイドにバーがつっかえるやつか?それとも地面にアンカーかけるやつか?」と確認されまして...
そのシャッターなら下を押さえる意味がない。シャッターが下からめくられるときは鍵がかからないシャッターの時の話やで。
センターでロックされるタイプは真ん中のたわみが抑えられるはずで、下側はしっかりと地面に押しづけるまでシャッターを強引に下げといたらいい。
これで、真ん中が押されてシャッターが破られるときは、そのシャッターの設計強度以上の力で押し通されたとあきらめろ。
逆に下側に障害物となる、水嚢入りダンボールを置いたら、それが強風でシャッターに押し付けられる方が危険や。シャッターは風雨だけが当たるようにしておくもんや。
との説明です。とても納得でした。
シャッターの下に土嚢を置くのは、水の侵入防止の時と、鍵がかからないシャッターが風で上に開けられないようにするときやで。とのことでした。
ここで、また一つ賢くなりました。大工さんアドバイスありがとうです。
台風21号で鞭打ちの刑にあった窓ガラスにも対策です。
はずかしながら我が家は今までガラスにテープを貼るような対策はしていませんでした。
というのは、我が家は360度周りは空間なのです。といっても、道路とガレージと田畑と水路に囲まれてポツンと建っているだけなのですが...
なので、隣近所から家屋倒壊に伴う飛来物が2階より上のガラスを襲うとは考えてなかったのです。
まさか遠くのものが我が家の上から降り注ぐようなことはないだろうと思ってました。
はい、私の考えが甘ちゃんだったってことです。
台風21号では当たり前のように手のひらサイズのいろんな飛来物が家屋の上から降り注ぎました。
バチバチとガラスに小さい飛来物が当たったのです。でも小さいし強風が吹きっぱなしなので投げつけるではなく家屋に当たる風ですぐに横に飛ばされるというか、自宅直前で微妙にカーブしながら時々当たるという感じだったので、なんとかなるかーとその時は思ったのですが...
最悪なのは...
まさか電柱から伸びている電線が切れることは想定外でした。
切れた電線からの鞭打ち攻撃です。電柱から電線が家屋に鞭打ちするんですよ。
その鞭がガラス窓にピシッ、バシッ、って...。その恐怖たるや想像してください。
もうこれはアカン、ガラス割れる~って覚悟したんですよ。
また、それが起こるかもしれません。
ってことで、布テープをガラスに貼ります。
なんで緑なのかについては、被災地では布テープですら店頭から姿を消えてます。なので割高の色のついたテープしか入手できないのです。その色テープですら在庫少ないのです。そんな状況なんてよ。
そして、さらに用心すべく段ボールを貼りつけます。
段ボールを貼ると一気に室内が暗くなります。ますます台風襲来の緊張感が高まるのです。
次は、門柱です。
強風で勝手に開かないように縛り付けるのです。
台風21号では、この縛り付けをしていない世帯では、門が開いてパタパタして根本のヒンジがもげて、強風でアルミの門がどこかに路上スケーティングして無くなったというのが多々あるのです。
台風の風って屋根側だけではないですよ。入り口のアルミ製の門をさらっていくんですよ。
と、台風当日は、最後の対策仕上げとしてこんなことをしました。
当たり前のことですが、自宅周りの飛来しそうな物は前日までに片づけております。
対策すると生活が不便になるものだけ、直前に作業した形です。
で、この対策が功を成したのか、台風24号は無事に乗り切れました。
さてさて、今週末もなにやら台風の不穏な影が...
台風25号さん。あなたは日本海のはるか彼方へ進んでくだされ。
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