Cassis*Campari

幸せは途切れながらも 続くのです・・

ネタバレしないのは難しい・・

2007-01-24 19:16:12 | TV・映画・音楽
『それでもボクはやってない』
今回は公開されて間もないということで、ネタバレはしないように頑張ります。・・多分(笑)

まぁ、どうなんだろ。
やっぱりみんなが気になるのは判決なのかな?
前に周防監督が、「判決よりもその後(の判決理由?)に注目して欲しい」
というようなことを言っていた。
でも、当人にとっては判決は大きい。とても大きい。
有罪か無罪、ふたつにひとつ、どちらかしかない。
でも、今回はそのどちらでもない。冤罪だ。
無罪と冤罪って似てるけど、やっぱり違う。
無実が無罪とは限らない。

そして最後のメッセージを見て、ふと恐ろしくなった。
2009年に導入される「裁判員制度」。
プロでも間違えることのあるこの裁判を無知なわたしたちにできるのかと。
そんな大事な役目、任せて本当にいいんだろうか。
専門家がいるのにどうして素人に任せるのだろう。
本当にこれで公平な裁判にすることができるのかな。
裁判を身近に感じてほしいという気持ちもわかるけど、軽はずみなような気もする。

しかも、これに対する安全性も確かではない。
今でも逆恨みのようなことは起きている。
裁判員にも同じようなことが起こらないとは言えない。
「そのような脅迫・危害はあってはならない。刑罰ものです。」
その刑罰のひとつを破っているから裁かれてるのでは・・。
氏名・住所の非公開はあたりまえ。
でも、顔自体がプライバシーだと思う。

不安要素はたくさんある。
だから、一応やってみよう。
どうなるのか試しにやってみよう。
言っていたってキリがない。 という感じがしてならない。
まぁ、何事も新しいことを始めるときは同じようなものだけど。
本当にいいのかなという気持ちが捨てきれない。
この制度に真っ向反対というわけではない。
どちらかというと消極的かな。
いろんな意味で荷が重い。

映画の最初でスクリーンに映される。
「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」

最後にボクはつぶやく。
「本当の真実を知るのはボク自身なんだ」・・と。
コメント
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