小麦句会 on blog

俳句「麦の会」の句会のひとつです。 ネット句会を月二回行っています。 この句会は誰でも参加できます。

第394回小麦句会投句一覧(11月22日選句締切)

2018年11月16日 23時09分34秒 | 15日句会
こんばんは。
紅葉の様子が気になりはじめましたね。
 
兼題:短
日短や白髪紳士銀杏過ぐ
淡々と短きニュース開戦日  
明日へ撃つ竜馬の短銃懐手  
短日ややり残したる庭仕事  
わが性の短きと友冬の月  
短日や雲間に鳶の影光る  
短かびの巨泉CM冬灯し  
短足の影とをりたる冬日かな  
屋上の祠あかあか日短か    
鉛筆のちびて短し波郷の忌   
男なる私は短気落つ秋日  
短日の影長々と野良仕事  
父方は短気の家系冬温し   
晩秋や最短距離を鳥は飛ぶ   
思い切り短髪にして桂郎忌  
白菜よ短冊残多よい策は    
短日や夕刊のくる音のして  
短期的睡眠多し冬に入る  
息を短く冬のタンゴの位置に立つ    
短編の起承転結冬三ケ月  
 
テーマ:食べる
オリオンや危篤電話受信せり  
葱の束乗せて銅鑼の音海へ出る
一杯で満腹とせん鯨汁  
駅ナカのパン屋の匂い冬はじめ  
食べるのは狐の自我か小砂利踏む  
エクレアを買っていたはず冬の鵙     
新米を握る寮母の背の円み      
神の留守極辛覚悟するのみか    
黒鳥の水面を突く赤き口 
石蕗明り浜の飯屋の漁師飯  
浅漬や未だ丈夫な右奥歯  
即席の食品元祖蕎麦を掻く  
体重の増えて迎える今朝の冬  
丹精せし夫婦味なる焼芋よ  
冬銀河シチューの鍋をかきまぜて 
凍星や宿直室からカレーの香  
湯気に隠れ鍋焼きうどん食ふておる  
巴里に行く話南京豆剥きつ   
百歳や肉よりひと口本鮪  
餅搗きを終へて昼餉の辛味餅  
 
雑詠
あばら家につるべ落としや寝ぬばかり 
今も水湧く井戸曲輪小六月  
冬霧やよく透き通る指呼の声   
うそ寒や討ち入り志士に共鳴し  
黄落の終着駅を発つ夜明け    
恩受けし支局長の訃小春日に  
どちらともなく話しだす根深汁  
窓大き娘の部屋に小春の日  
寒竹の子も二の膳に酢味噌和へ  
金星人だとあいつは言った冬の竹林    
御礼の手紙を添える歳暮かな  
今季しか着まい掻巻貸し金庫    
ほぞぬるき十一月のうどんかな  
声帯の長き声色冬初む  
相棒は猫と金魚と冬の蠅   
冬椿終の住処はここと決め  
凍鶴のひと声宙に突き刺さる  
灯を消して見れば一際秋夜景  
薄目開く猫の縁側小六月  
立冬の朝に風を啼く鴉 
 
★選句要領
 
★選句数
6句選(うち特選1)
選外のコメントも受け付けます。
 
★締切
11月22日(木)24時
 
★当番(投句先メルアド)
makietto@nifty.com
 
↓選句前に再度確認しましょう。
☆カテゴリーにある小麦句会への参加方法をクリック☆よくお読みください。


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