高齢の母と、ブラブラ盛岡の街をぶら散歩

口を開けば「アチーアチー」

ア　と　チー　しか言葉が出ない。

皆様も同じでしょうか？

思えば1週間前の岩手は爽やかでございました…。戻りたい😢

さて。

母と訪れた岩手の旅も最終日となりました。

危ぶまれた天気も、雨に振られたのは盛岡に到着した時だけでした。大変な土砂降りでとても観光しようという気分になれず、そのままホテルにチェックインすることに。

タクシーでの移動でしたが、その際のドライバーの方がとても穏やかで優しくて、ほんのひと時のお喋りだったのに、土地の方の人柄に触れた気がしてホッコリです。

旅先での触れ合いって印象を左右しますね。

そんな盛岡の街を気ままにブラブラお散歩します。

泊まったのは、いつも出張でお世話になってるドーミーイン❤

母にもお風呂と朝食を楽しんでもらいます。

最近、三陸（発祥は宮古）で人気の”瓶丼”です。海産物をキレイに瓶に詰めて、それを丼にするワケ。

マグロ、めかぶ、オクラ、いくら

好きなものばっかりじゃないのー❤

母もびん丼にしてました🤭

それからオーダーして作ってもらった盛岡冷麺✨

アーおいチー❤

（こんなアとチーなら最高だわぁ）
しっかりと腹ごしらえもして、お腹いっぱい、気力もバッチリ。お天気も最高。

先ずはホテルからいったん盛岡駅方面に戻り、その名も縁起良さげな開運橋へ向かいます。

開運橋は一級河川、北上川にかかる橋です。そこから北上川越しに岩手山を眺めるのが母の希望。

あいにく前線の影響で雲が多く、岩手山を山頂まで拝めることは出来ませんでしたが、雄大な景色を楽しみました。

ダムの放流をしていたため、水量が多く色も濁っていて少し怖かった。自然の脅威も感じます。

川沿いの遊歩道には花が植えられていて、とても丁寧に手入れがしてあります。美しい✨

午前中の爽やかな風も心地よく、この場で少しゆっくり過ごします。

もう、この風景と空気感だけでも母の「盛岡に行きたいのよ」の希望は満たされた感じです。

が、もちろんこの先もぶら散歩。

ここから盛岡城跡に向かう商店街へ。一番賑やかなアーケード街とのこと。

関東でも見慣れたチェーン店も多くありますが、昔ながらのお店やちょっと変わったお店などもあり、それを冷やかしながら歩きます。
母のペースに合わせてのんびりのんびり。

石川啄木さんも盛岡の空に吸われそう。

「新しき明日の来るのを信ずといふ

　自分の言葉に

　嘘は無けれど　　　　　　　　　　」

アチコチに飾られる花。

石垣修復中の盛岡城三の丸から左に逸れて官庁街へ。

次の目的は裁判所です。

ここにあるのが石割桜です。

その名の通り、巨石を割って桜の大木が力強く立っています。

樹齢は350年〜400年にもなるそうな。

盛岡藩家老の屋敷に庭石だったこの巨石の割れ目に、小さな桜の種が飛んできて、芽を出し育ち、石を割っていったという桜。

兄は春に満開に咲くこの桜を見たそうで、それはそれは素晴らしかったと言っていました。

見上げればひこうき雲。

桜の花は無いけれど、こんな夏の日も素敵です！

ここでもたっぷり時間取って過ごしました。

道路が広くて豊かな樹木が植栽されている大通り。

豊かな街だなぁ…と感じます。

暮らしやすそうだなぁ。

近くにはクラシックな建築物、県の公会堂がありました。

日比谷公会堂にそっくり！！

昭和天皇の御成婚を記念して建てられたんですって！パリのリッツホテルで修行した料理人が腕を振るうレストランもあったそうで、大変華やかな歴史のある建造物なんですね。

岩手県が誇る原敬翁の銅像も建っていました。

この界隈で母が岩手県漁連のビルを発見し、何か海産物を売ってるかも！！と行きたがったので寄り道。

母の嗅覚の鋭さ。ビル一階に物産の販売施設があって、海産物ばかりでなく南部鉄器や岩谷堂箪笥まで販売してました。

岩谷堂箪笥はいつか手にしたいものですが、どこに置くんだ問題があって叶いそうもない(;´д｀)ﾄﾎﾎ…

さて。

ワカメやら出汁昆布やらを購入し、次なる目的地は岩手銀行の旧本店の建物です。

続く