なな子の着物日和

*なな子の“着物生活”と“育児生活”のBlog*

独学きもの塾(1)

2010-05-26 16:29:17 | 着物


朝から1日中、きもの文化検定に向けて勉強してる日々なので、復習も兼ねてブログに載せていく事にしました☆

今日は『小千谷縮』についてです(^-^)

【小千谷縮】

越後の国、新潟で作られている着物で、新潟では「小千谷縮」の他に、同じ麻織物の「越後上布」、絹織物の「本塩沢」「十日町絣」「塩沢紬」などの着物も作られています。

最初になんで新潟でこれらの着物が?!って不思議でした。
だって新潟って雪国デスョ………なのに、なんで夏の着物ばかり作っているんだろうって(゜U。)?

その理由は、昔から麻が自生しており、麻を栽培するようになったのが始まりだとか。
越後麻布は上質な素材で、今では夏の素材で有名だが、雪国では一年中着ていた様です。

そしてもう一つ、日本の四季と伝統を感じた事が、工程の中に出てくる「雪晒し」です!

雪晒しの作業は、雪の上に反物を広げてお日様にあてるという工程です。

何故雪の上に?!

それは………

雪の上に発生するオゾンには殺菌や漂白作用があり、雪の様に白く丈夫になり、色が落ち着くそうです。

そしてまた面白いのが………

「小千谷縮の里帰り」でした。

年月を経て、色褪せたり汚れたりした小千谷縮も、再び雪に晒すと鮮やかに甦り綺麗になるんですって!!

なんか神秘的だし、日本伝統って凄いと感動します。
それに、雪が無いと出来ない作業、雪が無いと出来ない着物を、夏に必要な着物だなんて………なんて贅沢で、日本って素晴らしい~~って思います。


私は………小千谷縮の着物なんて高くて買えましぇんが、いつか夢見る着物の1つになりました(≧▼≦)