

作: 田中 六大
出版社: 講談社
ある日、うどんの家に、ラーメンからの挑戦状が届く。
挑戦状には、「うどんとラーメン、どちらがおいしいか決めようではありませんか」と書かれてあった。
うどんの闘志は静かに燃え上がり、頭からはゆげが出た。
そして、ついに戦いの火ぶたは切って落とされる。
うどんの、モチモチとしてコシがある「うどんしばり」が繰り出されたと思えば、ラーメンは「メンマがわりの術」で、苦も無く脱出する。
ラーメンが、ジューシーな肉汁たっぷりの「チャーシューかぶせ」を繰り出したと思ったら、うどんが「きつねとびの術」でかわす。
一進一退の攻防、手に汗握る技の応酬・・・・・・。
戦いの地平に見えた衝撃の結末とは!?
日本人なら、誰もがなじみのある「うどん」と「ラーメン」。
どちらがおいしいのか、ついに決着がつくのか、それともつかないのか!?
「おいしさ」を骨の髄まで追求した、ユーモア絵本の新作です。

うどんとラーメン、どちらが美味しいかを決めるバトルです。
男の子が好きそうな絵で、私も好きな絵柄です。
特にうどんやのおじさんがかわいくて好きです♪
シュールっている言葉がピッタリな作品です。

ラーメンとうどんが公園で戦っているのに、公園にいる親子は普通にすごしているところも好きです。

最後のオチは想像できると思いますが、それでも面白いです。
ゲラゲラ笑ってしまう面白さです。
みんなそれぞれ良い所があるよ!というメッセージがある気がして
朝に読むと一日楽しくなりそうな、いい絵本だと思いました。