西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

鉋台の拭き漆

2018-05-09 09:48:29 | 大工道具


鉋台の調子も良く狂いもあまり無いので、鉋台に拭き漆をしました、
過程省略の拭き漆がうまく出来上がるか?
出来上がってみないとわかりません。
近頃天気が悪く 伊勢では気温20度、湿度80%
漆塗りには絶好の条件で拭き漆なら1日に2回は可能です。


神棚、神具、御霊舎の専門店・西口神具店

幸三郎の玄翁

2016-07-20 09:28:02 | 大工道具

幸三郎の玄翁
私の大好きな幸三郎の玄翁、
何匁かはわかりませんが、3-8分くらいの大入れ鑿を
こつこつと叩くのにはちょうどいい大きさです。
毎日使っているので作業台の上に置いてあったので
写真を撮ってみました。
背景は桧の粗びき材、半逆光で「銘」を沈めて
付け鋼部分と表面の緻密さを強調しました。
もうすこしピントを深くしたほうがいいかな?


「石社」の鉋

2015-06-11 05:27:09 | 大工道具


「石社」2寸の長台、

台はなし屋で打ってもらいました。

1枚台に仕込んで、薄削り用材の下地を整えるのに使っています。

この鉋が狂いがなくとても重宝しています。



大げさな切り名が無く、「石社」の刻印がかろうじてわかるくらい、

とてもいいセンス、大好きです。




うら隙は浅い目でへたくそな私が研ぐので裏が崩れかけています。

注意



鋼は薄く均一、地金は柔らかく2寸であることを感じさせません。

いい鉋です。

「幸三郎」の玄能

2015-06-10 08:59:10 | 大工道具

木工の仕事をしているととにかくいつも使う道具が玄能です。
釘を打つ時はもちろん、鉋の刃の調整、鑿で穴を掘るとき
作業時には必ずそばに置いておきます。
作業に合わせて大小いろいろ使い分けます。


いつも手元に置いてあるサイズ、
さて何匁?知りません。


付け鋼仕様、やすり跡が均一できれいです。
櫃はとても正確に開けられています。



丸い叩き面はほんの少し丸みがある程度、
私は木殺しに使うときにもう少し丸みがあった方がいいです。


平の叩き面はほぼ完全に平面が出ています。
櫃方向と平面のゆがみがあると使いにく玄能になります。


「幸三郎」の切り名、力強く、自信があふれています。

岩崎製小刀「芽」

2015-05-31 10:14:15 | 大工道具

三条製作所製の小刀、「未」「仙」「芽」の3種類があり、
これは「芽」


刃の角度が絶妙。


裏スキが深くて、使い減りにうまく対応しそうです。


一番気に入っている握りの部分、
ほかの2つに比べても肉厚に作ってあり、
うまく手になじみます。
現代の名品です。