西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

稲荷鳥居の製作 組立 その6

2017-08-26 04:13:41 | 神具の製作


笠木を柱の上に乗せました。まだ稲荷鳥居の笠木の養生は外していません。



神社社名を彫った、稲荷額を取付けます。

この稲荷宮は伏見稲荷さんより御分霊をいただいています。



稲荷宮の全景



稲荷宮の御本殿

稲荷鳥居の製作 組立 その5

2017-08-17 21:16:35 | 拭き漆


あらかじめ稲荷鳥居の柱を立てる穴が掘ってもらってあリますが、左右均等な高さになるように

砂利と砂を入れて、たこで突きベースを固めます。



稲荷鳥居の柱を1本づつ入れます。



貫を通して、左右の柱を繋げます。



笠木を載せて、鳥居の形を確認します。



左右の柱を砂と砂利を入れながら固めてゆきます。


神棚、神具、御霊舎の専門店・西口神具店のホームページは下記のアドレスにて

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稲荷鳥居の製作 塗装と板金 その4

2017-08-11 19:50:17 | 拭き漆

朱色と黒に塗り分けられた各部材が戻ってきました、
これは稲荷鳥居の笠木です、天場を銅板で板金します、水分をはじいて長持ちします。


稲荷鳥居の柱になります、木口部分に銅板を貼って、内部に水が入らないようにします。


下から見ると板金しているここがわからないくらいにほんの少しだけ折り曲げます。


完全に地中に埋まる柱の底も板金をして腐りにくくします。


柱の根巻です、地面より7-8㎝位地面より出て柱の腐敗を止めます、
銅板の悪が銅釘を伝わって木材内部にはいりこみ、微生物の繁殖を防ぎます。


「奉納」「日付」「奉納者名」をシールで柱に貼り付けます。



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稲荷鳥居の製作 柱の加工から仮組 その3

2017-08-06 11:44:43 | 神具の製作



今回の稲荷鳥居ではあらかじめ丸めて、背割りまで済ませて
長年乾燥させた材料を使います。
ほぞ取でほぞを仕切ります。




角のみで貫が通る穴を貫通させます。





貫が止まるように切欠きを加工します。





笠木、柱、貫の加工が終わり、仮組を始めます。




実際に仮組し、束や楔も差し込んで、各部品の大きさを確認します。





仮組が出来上がりました。


柱が長く見えますが、地中に埋めるので問題ないです。
塗装の工程に入るので、分解します


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