西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

鉋台への拭きうるし 6

2016-11-28 09:09:14 | 拭き漆


#1500のペーパーで表面を整えてから2回の拭き漆
私がイメージしているような艶がまだ出ていません。
もう少し回数を重ねます。



拭き漆をしていると最後に少し漆が残るので
桧で作った拭き取り用のへらにも漆を塗っておきました、
刷毛を掃除したり、整えたり
とても大切なへらです。

鉋台への拭きうるし 4

2016-11-21 16:42:51 | 拭き漆


木地硬めが済んだので、本格的に生漆のすりこみを始めました。
まだ漆の色はほとんどついていませんがわずかだけ色がついたように思います。
刷毛で生漆を塗ってもほとんど伸びないので
刷毛をテレピンで浸して生漆を研ぎます。
このように綿のタンポで鉋台に生漆を刷り込み
良くふき取ります。
今後はひたすらこれを繰り返すだけ、
とても薄い漆の層を重ねてゆきます。


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鉋台への拭きうるし 3

2016-11-18 08:51:01 | 拭き漆


簡易の室にに一晩入れておくと、漆は乾いていました、
ほとんど色の変化はありません。
本日は2回目の木地硬め、
漆:テレピン を1:2にして少し漆を濃くしたもので塗り
同様に漆室で1晩保管します。
やはり拭き取りはとても大切な作業、
拭き残しがないように丁寧に拭き取ります。




手前が漆とテレピンを混ぜる皿、奥は刷毛を洗ったり
テレピンを追加するためのテレピンだけの皿。





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鉋台への拭きうるし 2

2016-11-17 08:50:42 | 神棚の製作


下地の荏油が乾いたので鉋台へ拭き漆を始めました、
まず第一の工程は木地固め
漆:テレピンの割合を 1:3の薄い漆を塗ります。
私たちは漆にかぶれるので使い捨て手袋をします、
筆はホームセンターで200円くらいで売っている化繊筆を使います。
木目に刷り込むように塗ります。
拭き漆は塗るよりふき取ることの方が大切、
刃口の部分の込み入った場所をしっかりふき取ります。

まだ木地固めの段階
漆を塗ったか塗っていないかわからないくらいで
ほとんど色も付きません。
綺麗に拭ききったら底と周囲に濡れた布をひいて
湿度100%の簡易むろに保管します。





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