西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

柱の丸め

2015-11-24 21:41:44 | 神棚の製作

柱を丸める工程の紹介

まずは角の柱に長押の欠き込みを加工します。

次に長押の欠き込みを埋め木します。

これによってより正確に丸めることが出来ます。

柱は半柱なので角面を大きく取って8角用と同じ加工をします。

さらに16角と同じ大きさで角面を取ります、

見付け1寸5分位の柱はこれくらいにするとかなり丸く見えます。

ここまでは機械加工です。

右が16角の状態の柱、左が丸めた柱。

丸めるためには直径の合った丸鉋でひたすら丸めます。

どうしても逆目が留まらない場合はペーパーで仕上げます。

 

 

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木製灯篭の破風加工

2015-11-06 15:51:18 | 神具の製作

木製灯篭の火袋の完成品です、

正面のハの字部品を破風と呼んでいます、

小さな部品ですが、加工工程がいくつもあります。

まずは角材のブロックを作って

型板を合わせて鉛筆で型をブロックに写し取ります。

ベルトサンダーで内外のアールを型どおりに加工します、

小さな部品なので加工するときはこんな保持用の治具を使います。

木材加工の最優先事項は安全です、ケガをしないように

安全に作業が出来なければいけません。

アール加工が済んだら、ブロックをチップソーで小割りします。

小割りした破風をひとつづつよく切れる鉋で手仕上げをします、

これで破風は出来上がりました。

 

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