西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

削ろう会神戸大会

2015-05-09 10:33:24 | 薄削り
5月5日と6日の2日間神戸て削ろう会神戸大会が行われました。
チームBの熱き3人も参戦しました。


競技方法がいまひとつ理解していなかったので
戸惑うことも多かったですが、
9ミクロン以下で2次予選に出場できます。
とりあえず皆さんここはクリアーしました。


私の2次予選の削り


賢太郎の2次予選の削り


私の2次予選結果


賢太郎の2次予選結果

残念ながら決勝に進むことはできませんでした。
残念、また来年の高山大会でがんばりましょう。

鑿のシールはがし

2015-05-08 21:51:44 | 薄削り

鑿の名品「大内」ですが、
巨大なシールが柄いっぱいに貼り付けてあります。
このセンスの無さは作者の感覚を
疑いたくなります。


このシールをはがしたいのですが
カッターナイフやぺーパーでこそげても
うまく取れませんが、火に弱いことが判明。


このようにライターの火であぶると
とても綺麗に取ることができます。


10本の組鑿で、ご丁寧にすべての鑿に
貼り付けてあるのです。
シールを外しただけではほかの部分との違いが明白、
サンドペーパー#240くらいで
軽く磨くと綺麗になります。


ペーパーをかけただけでは
面白くないので
柿渋を塗って置きます。
実際に発色するのは3か月以上かかりますが、
使いながら綺麗にしましょう。

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鉋台の口埋め

2015-05-04 10:26:23 | 薄削り
鉋の台はしばらく使っていると
刃口が開いてきます。
1枚台の鉋はこの刃口部分がとても大切です。
早くサッサと口埋め出来る方法をご紹介します。


まずは6ミリカッターで刃口の少し上を一気に突き切ります。
深さは4~5ミリ位、白っぽい樫の板でボンドをたっぷり入れて
埋木をします。


クサビで刃口から台尻方向へテンションをかけておきます。


クランプできつく締め込み1日放置します。


翌日、目違いを小鉋で払います、完全に払いきらず、
少しだけ残しておきます。


鑿で慎重に口切りをします、大切な作業なのでゆっくり慎重に。


口切りができたら目違いを払います。


これで口切り作業は終了ですが、


#400くらいのペーパーで口切した部分をスムーズにします、
これを忘れると鉋屑が詰まるので、削りながらの調整です。

鉋 國仲

2015-05-02 09:14:16 | 薄削り


鉋 國仲
古い鉋はこのように赤錆や黒錆が出ています、
ペーパーグラインダーや砥石でこすると
元の裏空きがなくなるので注意。



特に溝に入っていたところには
深い赤さびが出ていることが多いのですが
幸い、あまり出ていませんでした。



ワイヤーブラシとスチールウールで
丁寧に磨くとこのように元状態に戻ります。
ただ黒の焼付け塗装は取れます。




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圭三郎

2015-04-20 14:54:20 | 薄削り


圭三郎の小鉋、
小森さん以上に丁寧な作りです。
一枚鉋に仕込んであります。



小鉋を仕込む職人さんが少ないのか?
台の仕込みがちょっと甘いように思います。
道具は使いながら、自分に合わせて調整していくものです。


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