柳谷直明の教育日記

 教育活動の一部を公開しています。啓成中は令和4年3月に閉校。生徒全員が私の授業が楽しかったと! 有難い声でした。

『少年の日の思い出』5時間目授業批評再考

2022年11月27日 08時09分53秒 | 国語授業
 今朝は5時過ぎから,学習者が授業で書いた記述を改めて読み返した。実に深く考えている。私が見落としていた記述のよさを読み込んでいる学習者がいた。大したものだ。交流記述を発表させるとよかった。後悔は後から思うものである。
 授業批評も少し書き直した。私がすべてじっくり読むのにも,5時間くらいかかった。これを45分間で読み込めるはずはない。しかし,学習者は要点をよく掴んで振り返りを書いていた。すばらしい成長である。
 がんばった御褒美に,来週はテスト対策をしてあげよう。

 以下,授業批評(11/25記述,11/27修正)
 公開授業を終えた。自己課題解決を含めて,作品批評を書かせた。自己課題解決を予習で書いていた学習者は別の観点での批評を書かせた。随分と書けるようになった。立派だ。
 時間をそれほど取れなく,自己課題解決が中心の作品批評になった。作品を批評する場合は人物,事件,状況,作者,主題,表現の観点を具体的に考えるとよいと分かっただろう。
 全体交流は時間が少なかったので,あまり発言がなかった。情報が多過ぎた。
 『少年の日の思い出』は12月1日の考査の範囲ではないので,2月考査の復習時に,改めて全員に主題を自己決定させ,その理由を書けるようにしよう。主題決定方法は指導し切れていなかった。小説の要素が事件,人物,状況であることも知らなった。なかなか進まなかったのが実態でもある。
 今日初めて予習してきた生徒が2名いた。偉い。予習していなかった生徒は忙しかったのだろう。予習で自分の考えを書くと,より考えが深まる。予習が生徒の実態となるので,予習を書いていた生徒から私も学べた。4月,予習をする習慣を持つ生徒は一人だけだった。しかし,いつの間にか,随分と増えている。家で事前に読んでこない生徒ばかりだった。国語では,事前に何度も教材を読まない生徒が主体的・対話的で深い学びなどできるはずがない。ようやく少し,主体的に深く学ぶようになってきた。
 思考がどうなると尋ねた際,なかなか私が求めていた解の発言がされなかったが,〇〇さんが深まると答えていた。深く考えていた。
 端末を使ってよく記述していると授業参観者から生徒が褒められた。タイピング練習も春から少しずつさせてきた。まだまだだが,スキルも伸びている。
 『少年の日の思い出』を私はたっぷりと勉強できた。生徒の読みも面白かった。2度とこんなにじっくりと指導することはないだろうな。勉強させてもらった。有難い。


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