11/17 授業記録『少年の日の思い出』1時間目。国語授業88時間目。
今日は〇〇さんの振り返りが一番面白かった。みんなよく考えていた。
振り返り
今日は「少年の日の思い出」を読んだ。
この物語は文章が長く、読み終えた後の満足感がある。
最後の行動は誰にも得がない。
その行動でクジャクヤママユが復活するわけでもないし、僕が幸せになれるわけでもない。だがそんなことを考える余裕もなかったんだろう。最初から盗まなければいい話だが、人は妬みからこのような行動を起こす。面白い。
ビデオを見て,授業反省を行った。静かな授業で,発言内容がよく分からなかった。私の声も小さいのかな。あまり面白くなかったかなと思ったが,振り返りを読むとよく考えていたのが分かる。
誰の思考が面白いなどとあまり書くと学習者へ影響を与えるので書かないが,面白い意見がたくさんある。ドキュメントの記述は面白い。
『少年の日の思い出』をなぜ読むのか。みんな,静かだった。
75年もの長い間教科書に掲載されている。それは,この作品に力があるからだろう。その力,価値は何かを考え続けたい。自問自考である。
予習してきた生徒が4名いた。予習してきた生徒にも,自分の課題を短く考えさせた。
事件に目がいくのがよく分かる。でも,他の課題もあったので面白い。
一人称視点の変化,語り手の視点,エーミールの心情を少し学んだ。
振り返りは時間が少なかったが,3分間くらいだった。
以下,学習者の課題一覧。
僕の気持ちの変化。
「指で粉々に押しつぶしてしまった」のしまったという後悔のあるような書き方を考える。
僕がせっかく収集したちょうを粉々にしたのか。罪悪感はそれほど大きなものだったのか。
少年の日の思い出を書いたヘルマン・ヘッセは何を伝えたかったのか。
ヘルマン・ヘッセは蝶を潰していたのか。少年の日の思い出の場面の展開や表現の仕方はどのようになっているのだろうか。
息子が盗みをしてしまった母の心情。盗まれたエーミールの心情。僕以外の人の心情。
どうして一つ一つ蝶を潰したのか。
どうして僕は蝶を指で粉々に押しつぶしてしまったのか。
クジャクヤママユが潰れてしまったときの僕の心情。
なぜ僕は蝶を一つ一つ粉々に潰してしまったのか。
「僕」はなぜ蝶を指で粉々に押しつぶしてしまったのか。
エーミールの「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな。」の言葉の真相。
蝶を潰してしまった理由。
どうして蝶を潰してしまったのか。この小説でヘルマン・ヘッセは何を伝えたいのか。