最近,Twitterと,photomemoの自動投稿ばっかりなんで,自分で書いてみる。
と,いっても特になんかネタがあるわけでは無いが・・・。
今朝の南海日日新聞に,アラセツの日取りの事が書いてあった。
(アラセツとは旧暦8月最初の丙の日である。奄美地方では古くから,夏の豊作祈願の行事として,アラセツ,シバサシ,ドンガと続く行事である。)
旧暦8月の最初の丙がアラセツ,最初の壬がシバサシというのは,結構耳にしているので,わかっている方も多い。
しかし,今年の最初の丙は8月1日だった。アラセツの前日の夜からユーハーシとかツカリといって準備に入る。ということは,前日からアラセツの行事に入るということになる。前日ということは,まだ7月である。
昔の人は,月がまたがったり,年がまたがったりということを忌み嫌う風習があったようで,今年のような場合は,8月2回目の丙がアラセツとなり,シバサシと続いていく。
この話を,最近知った。というのも,田検集落では,シバサシの翌日が綱引きである。(昔は,綱引きの1週間ほど前から,ワラで綱をない,シバサシの翌日に綱引きをし,綱引きの綱の半分を川に流し,残り半分を土俵の綱に使い,それから豊年祭が始まる。という流れだったらしい。)
宇検村のほかの集落でアラセツ行事を行うところがいくつかある。その集落が,旧暦8月1日にアラセツ行事を行ったので,田検の綱引きも8月最初の壬の翌日だな。といことで日程を決めようとしたら,ある方が,「今年のアラセツ,シバサシはまだだよ」と教えてくれた。
その説明を聞き。なるほど。となり,日程は9月15日となった。
伝統的な行事の形だけが残ると,ここら辺がわかんなくなるのかな~と思った。やはり根本的な意味や,言い伝えというものを,しっかりと次世代に伝えなければ,せっかく,その行事が残っていても,何の意味もない行事になってしまうかもしれない。
なんて,まじめに考えた。