東京11R 京王杯2歳S
◎6.ラブリープラネット
○8.モーリス
ここは絞れば◎○の1点だろう。スクリーンヒーローは牝系のスピードを伝えて意外にマイラーっぽい産駒を出しているが、○も“いかついアブソリュート”というイメージで、前走だけ走ればここでも勝ち負け。◎はノーザンテーストが強い体型だがサンデー系×ミスプロ系の好形らしく体質はしなやかで、東京1400mの良ならもっと斬れると思う。
京都11R ファンタジーS
◎1.フクノドリーム
○18.リアルヴィーナス
▲17.ノボリレジェンド
△13.エイシンオルドス
×11.マイネヴァリエンテ
注2.ラヴィーネ
注6.エルノルテ
◎はヨハネスブルグ産駒でノーザンダンサーとミスタープロスペクターとセクレタリアト≒サーゲイロードとガンファロン≒キラルーのクロスだから、やってることはホウライアキコとほとんど同じ。ヨハネスブルグの早熟スピード全開という配合だが、ナスキロ的ミスプロ的柔らかさを受け継いでいて1400mぐらいならこなしてしまいそうだし、あのしなやかな動きは道悪やダート専用とも思えない。そのあたりも含めてホウライアキコとイメージがダブる馬で、後手に回って猛然と追い込んだデビュー戦をみても逃げ一本槍な脚質ではないだろうから、控える競馬でもスピードと完成度でいけるとみた。外差しもきくBコースで先行馬が多いので、りんどう賞はスローのインベタAコースに泣いた○が相手一番手。
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京王杯は1000m通過60秒3の超スローで1~4着まで前残りの行った行った行った行った、モーリスは出遅れて上がり33.1で追い込むも届かず、それでも坂を駆けあがるときはさすがの勢いで、まあ仕方ない結果といえますが、ゴール前では手前を替えてまだまだ伸びるという勢いではなかったのも事実
逆に黄菊のオーシャンヒーローはちょっとオーバーペースの逃げで、しかもトゥザワールドに直後でがっちりマークされては苦しかった
どちらも展開やペースを考えれば強い競馬はしていますが、でもこの2頭のレースぶりを見て改めて思うのは、スクリーンヒーロー産駒はTom Fool的Halo≒Red God的な(ダイナアクトレス的プライムステージ的な)機動力や運動神経の良さをよく受け継いでいて高速馬場のマイル戦をビュンビュン逃げて押し切るようなレースができるのですが、やっぱりグラスワンダーとノーザンテーストとLa Troienneの牝系のパワー体質も受け継いでいるだけに、長い直線で追い比べになってストライドが伸びて惰性で伸びつづけるという脚質ではないと思うし、根は内回り>外回りという面はあるのではないかと
今日は展開その他が不利な方向にはたらいたことで、そういう面が露わになってしまったという感はありました
掻き込み爺ちゃん「まあまあ、ワシも東京ではズッコケたことあるからな(^ ^;)、次は内回りで、ギュイーンって捲ったったらエエんや」(ポンポン)
カラダレジェンドはフレンチデピュティにサンデーとミスプロとナスキロラトロを入れて、なるほど1400mで手堅いスピードがあるというのはわかるんですが、レジネッタやアドマイヤジュピタやサンアディユやメイショウベルーガのような「3/4米,1/4欧」ではなく「4/4米」なので、距離延長とか相手強化とか成長力とか、今後そのあたりの課題をクリアしていけるかとなると、まだ何ともいえないというのが正直なところです
ベルカントはバクシンオー牝駒らしい軽いスプリンターですが母系のAlydarやFair Alyciaからパワーも補強していて軟弱なところはなく、今日はソコソコ速いペースで行ったので上がり12.0-12.0とかかっているんですが、しかし後続も伸びてくる馬はおらず、けっきょくはアストンマーチャンがスピードで押し切ってしまいましたというか、現状の完成度やキャリアがモノを言った…という結果だったのではないかと
日曜の予想のお仕事があるので、今日のところは回顧はこんなもんで~
明日は京都は雨予報ですか、エリ女は渋化もにらんだ予想でいっときますか…
3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典2013-2014』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この秋もスプリンターズSから有馬記念まで栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します
今週のエリザベス女王杯は栗山求の担当で、有力馬の血統分析と直前予想を行います(有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できます)ので、よろしければご覧ください
http://www.keibado.ne.jp/sp2013/
南武は◎ゴールドメイン
父のファンタスティックライトはNijinsky的な胴長体型とHalo的な無駄のない走法とハイインロー的な粘りで走る馬で、JCでオペラオーと叩き合った渋い中距離馬でした
本馬はHalo≒Red God4・4×3にNijinsky4×3、他にFlower Bowl≒AureoleやBelle of Troy≒BimelechやSwaps≒Hillaryなどをクロスする父母相似配合で、前走東京2400mの勝ちっぷりはJCの父と重なるところがあって、来年の今頃はアル共で穴人気になってるかもよ…という奥深さを感じさせます
例によってジリ脚の差し馬揃いの1000万下の長丁場、前々で運べばここもいけるのでは
黄菊は◎トゥザワールド、少なくとも2歳秋の時点での比較では、トゥザグローリーと五分の素材というのが私の評価
▲オーシャンヒーローはTom Fool的な無駄のなさと回転の速さはあるのですが斬れ味が凄いというタイプではないので、京都外で追い比べになってズバッと決められるかどうか
余談ですがオーシャンヒーローとモーリスは体型も体質もフォームもなるほど似ているところがあって、この2頭の考察でいうとスクリーンヒーローはノーザンテースト的体型とTom Fool的Halo≒Red God的機動力をよく伝える…というのが私の見立て
父よりも素早く動ける、運動神経の良い仔が出ていますが、それはやっぱりダイナアクトレスとかプライムステージのイメージです
△ヴォルシェーブは本来は内回り向きの血統で、他となるとレッドカイザー、メイショウコルノ、ヴァンクウィッシュ、キングズオブザサンあたりは横一線、パドック見て決めたいです
比叡は◎ピクシープリンセス
昨年のエリ女3着後の5戦は①②②①①人気で③④②④⑥とひたすら人気先行(^ ^;)、しかし母は血統表の3/4を最強のハイインローで塗り固めた「3/4欧,1/4米」の名血名配合名繁殖のオータムメロディー、「まだ5歳の11月やろ?これからもっとHyperionが発現して、人気に実力が追いついてくるに決まってるやん」と、ここも悠然と◎を打つのです
○ハーバーコマンド☆コウエイオトメ△マイネオーチャードまで
霊山は◎キネオストロング
前走はスローの上がりだけの競馬を、大外ブン回しでよく詰めてました
母母Welsh LoveはHyperionとDonatelloとCourt Martialのクロスで、そこにブラックタイドでBurghclere≒Ela-Mana-Mou≒Welsh Flameのニアリークロス、Fair Trial的な曲飛とHalo≒Sir Ivor的な脚捌きで、長丁場ならば小回りを捲っていく脚はあるはず
「No.1予想」ではファンタジーSを、「馬券総合倶楽部」では京王杯とファンタジーSを予想していますので、そちらもよろしくお願いしますm(_ _)m